吉本興業、11月1日から全国直営劇場、主催公演の収容率を最大80%へ

吉本興業は、政府が9月19日から、新型コロナウイルス感染拡大防止のためのイベント等の収容人数の制限を緩和したことを受け、全国の直営14劇場と主催公演における観客の収容率について、徹底した感染予防対策を維持しつつ、政府の方針に則り、11月1日から11月末日まで、80%~50%とする方針を発表しました。

出典: FANY マガジン

「ニューノーマル」な劇場運営を

この度、新たな収容率を設定するにあたり、医療及び感染症の専門家の意見を聞きながら、各劇場の設備状況などを踏まえ、各劇場で適切な感染予防対策がとれる率をもって定められたとのこと。
今回のコロナ禍で「ニューノーマル」という言葉が生まれました。新しい常識、状況という意味です。
同社は、お客様、出演するタレント、スタッフの安全を守りながら、「ニューノーマル」な劇場運営をしていくことについて「『元通り』にすることではなく、あらゆる不安、疑問に一つひとつ応えながら、お客様と劇場の『関係』を再構築し、柔軟に対応していくことである」と考えを明かしています。

劇場収容率の変化

出典: FANY マガジン

気になる各劇場の収容率ですが、大阪・なんばグランド花月は現在の47%(403席)から78%(669席)に、大阪・よしもと漫才劇場は現在の44%(133席)から80%(244席)に変更されます。
一方、東京・ルミネtheよしもとは30%(138席)から77%(354席)へ、ヨシモト∞ホールは36%(78席)から75%(164席)へと増加。そのほかの劇場についても表の通り、これまで27%~最大47%であったところ、最小50%~最大80%へと収容率が変化を見せることとなります。

上記収容率へ変更となる11月以降の主なお客様への感染防止対策は以下の通りです。(※吉本興業によるガイドラインより抜粋)

・お客様にはマスクの着用をお願いします。着用されない場合は、チケットの払い戻しをさせていただき、入場をお断りします。
・入場口にサーマルカメラを設置するなどし、お客様の体温をチェックします。非接触式体温計で検温後、37.5°C以上のお客様は、チケットの払い戻しをさせていただき、ご入場をお断りいたします。
・ステージ前2列の座席は使用不可とします。
・立見席の販売は行いません。
・劇場内での飲食は引き続き禁止とさせていただきます。喫煙所も使えません。
・劇場内の飲食店、カフェ、売店はお休みさせていただきます。
・入退場時、時間差での入退場をご案内させていただく場合があります。
・公演ごとに消毒、除菌散布を行います。
・ロビーなど各所に消毒液を設置します。手指衛生の励行をお願いします。
・すべての劇場で60分前後で1回(5分以上)の休憩をはさみ、換気を徹底します。
・出演者への差し入れ、祝い花は辞退、ファンサービスやチケット手売りは自粛します。
・出演者が客席におりたり、お客様とコミュニケーションをとる演出は控えさせていただきます。
・コロナウイルス感染者発生が判明した際の追跡連絡のため、ご来場の全ての方に、公演日時/座席番号/お名前/お電話番号/メールアドレスの記載にご協力いただきます。接触確認アプリ、各地域の通知サービスの登録もお願いします。

出典: オンラインチケットよしもと

同社は、劇場に来られないファンの方や、まだ劇場にご来場することに不安を感じている方にもライブを楽しんでいただけるよう、オンラインライブ配信(有料)も引き続き実施していくとしています。
詳細は各劇場のHPでご確認ください。
チケットはオンラインチケットよしもとより引き続きご購入いただけるので、ぜひチェックしてみて下さいね。

エンターテインメントの力を信じて、大きな一歩を踏み出す吉本興業。
同社では今後も、感染状況を注視しながら、感染予防対策を徹底し、お客様に安心して劇場にお越しいただけるよう努めていくとしています。

ファンには待望となる、劇場での観劇のチャンスが広がる発表となりました。