創業110周年を迎えた吉本興業が立ち上げた、日本の観光を盛り上げる新プロジェクト「YOSHIMOTO SUN」。その第1弾となる「YOSHIMOTO SUNバスツアー」が、5月4日(木・祝)、5日(金・祝)、27日(土)、28日(日)に実施されます! 道中を笑いで盛り上げるのは、個性豊かな “芸人バスガイド”8人。今回はそのうちの3人、福人(ふくんちゅ)、桂小留(かつらちろる)、なんじゃもんじゃるかに意気込みを聞きました。
チラシ配りの手ごたえはバッチリ!!
このバスツアーでは、吉本が持つエンターテインメントのノウハウをふんだんに盛り込みながら、大阪の名所を巡ったり、新喜劇の体験ができたり……とにかく変わりダネ企画が満載。4月23日(日)には、芸人バスガイドの福人、桂小留、なんじゃもんじゃるかの3人が、大阪・なんばでバスツアーのPRを行いました。
3人はまず、なんばグランド花月(NGK)でチラシ配りと、この日の全公演の前説の時間を使ってバスツアーを告知しました。さらに、夕方からは南海なんば駅2階中央改札口前に場所を移して、「よしもとのバスツアーでーす!」との声をかけながら、再びチラシ配り。道行く人たちの反応は上々でした!
チラシを配り終えた3人に、改めてバスツアーの醍醐味をアピールしてもらいました。
——運行初日の5月4日(木・祝)が、いよいよ近づいてきましたね。PRの手応えはどうでしたか?
福人 だいぶ宣伝できました! チラシを受け取ってくださった方の反応もよかったです。申込みの期限があるので急いで申し込んでもらわないといけないんですが、かなり手応えがありました。受け取ってくださったのは8~9割が女性の方で、家計は奥さんがにぎっているんかな~、と想像しました。それぞれのご家庭のお財布事情が垣間見えたような気がします(笑)。
小留 「よしもとです~!」と言うと「ああ、よしもとさんかいな」とよく知ってくださってるんですけど、「バスツアーです!」と言うと「バスツアー!?」って振り向いてくれるんです。なので、そこを強調してアピールしました。
るか 私がチラシを受け取ってもらったのは年配の方が多かったので、そういった層の方がバスツアーに来られるということも想定しながら内容を練り直さないといけないな~と思いました。私は子どもが笑うようなネタでしか笑いを取れないので、年配の方にも笑っていただけるようなツアーにしたい、と改めて思いました。
福人 なんばグランド花月はこの週末はどの公演も満席で、その方々にチラシ配りをして、前説もなんとか盛り上げることができました。僕らがバスガイドをやることもお知らせしたので、「こんな盛り上げることができる子たちがバスガイドをするんやったら楽しいやろうな」ということは伝わったと思います。
桂小留 なんじゃもんじゃるかは、バスツアーの告知で初めてNGKの舞台に立ったんやんね。
るか 私、芸歴4年目なんですけども、NSC(吉本総合芸能学院)を卒業したころにコロナ禍になり、舞台も全然ない状態だったので、こんなにお客さんがいて、こんなに大きい劇場に出るのは初めてで、出る前はずっとソワソワしていました。出た瞬間、「生まれてきてよかった……!」と思いましたね(笑)。緊張しましたが、兄さんたちにめちゃくちゃ助けていただいてなんとか告知できました。
ツアーに向け大阪について猛勉強
——バスツアー本番に向けて、準備していることを教えてください。
桂小留 いまは、大阪に関する書籍を読んで動画を見て、大阪のことを学ぶようにしてます。僕、大阪生まれの大阪育ちなんで、5割くらいのことは知ってるかなと思ってたんですけど、次から次へと知らないことが出てくるんです。たとえば、その昔、住吉大社の目の前まで海やったとか、住吉大社の周辺が吉本興業とゆかりの深い場所であるとか。知れば知るほど大阪の街もすごいし、やっぱり吉本興業の歴史もすごいなぁと思いますね。
福人 僕も大阪のことをめちゃくちゃ勉強してるんですけど、もともと“かしこ”じゃないのに“かしこ芸人”のイメージがつくくらい、ものすごく賢くなってきています(笑)。習得した知識を言いたくなりすぎていて、“バスの中で尺が収まるか問題”が出てきています。でも、知識を言いたいだけじゃなく、そこに笑いもプラスせなあかんので、がんばってます。思い切り楽しんでもらいたいです。
るか 私の場合は母が昔、バスガイドだったので、この機会に電話をして、どういうところに気をつけたほうがいいのかを聞きました。「絶対に右、左を間違わないように」「何が起きたとしても、いちばん落ち着いて笑顔で対応するように」と。
あと、とくに言われたのは「悪い男について行かない。ちゃんと選びなさい」です。母は、高校の修学旅行のバスガイドをしたときに父と出会って結婚したので、もしかしたらそのへんの苦労があるから言ってくれたのかも知れません(笑)。
もちろん大阪の勉強もしています。ふだんネタを書くときはスマホのメモを使うんですけど、スマホのメモじゃ追いつかず、いまはルーズリーフに書いてます。そろそろルーズリーフがなくなりそうで、ほんまに受験勉強より勉強しています。
「YOSHIMOTO SUN」公式サイトはこちらから。