名物インタビュアーの山際が、4月に初のエッセイ本を出版したココリコ・遠藤に、その思いやきっかけについて取材を行いました。取材の様子はYouTube「ココリコチャンネル」にて配信中です。
山際 お時間ない中、お時間とっていただきまして、非常にお時間とっていただけたことが非常にありがたいなって思っております。
遠藤 ……全然です。
山際 お時間ない中お時間を取っていただくお時間を割いていただいたということですか?
遠藤 まあ、はい。
山際 ありがとうございます。早速、今回どうしてこのタイミングで本を出されようと…。
遠藤 まず座りませんか?
山際 ですよねぇ~。立ったまま取材するのおかしいですよね。立ったままがお好きなのかなって。
遠藤 そんな人いないでしょう。
山際 今回、月刊「新刊新刊新刊新刊新刊新刊新刊新刊」創刊号の取材になります。
遠藤 ん、なんですかそれ?
山際 まだ見本の創刊号ができていないので、また創刊号ができ次第創刊させてください。
遠藤 ……はい。一発目ということですか?
山際 はい。一発目はぜひ遠藤さんが良いという声が……。
遠藤 あったんですか?
山際 ……。
遠藤 あ、なかったんですか?
山際 あったからです。
本のタイトルは「吾輩はアホである」
山際 「吾輩はアホである」というタイトルですが、この「吾輩」はデーモン閣下のことでしょうか?
遠藤 いや、違います。デーモン閣下もご自身のこと「吾輩」っておっしゃってますが、夏目漱石の「吾輩は猫である」からです。中身は全然違うのですが、デーモンさんではないです。
山際 ……あ、そうですか…。プランがちょっと…。取材のプランが大きく変わるな…。吾輩というのは閣下ではないということですね…。
遠藤 表紙の写真もメイクもしてないし…。読まれました? デーモンさんのこと一個も書いてないでしょう。
山際 読みました。ひとつも書いてなかったです。だから怪しいなと思って…。
遠藤 怪しい?
山際 書いてないからこそ、デーモンさんのことなのかなって。
遠藤 いや、深読みしすぎだし、そんなに僕デーモンさんと関わりないですし。
山際 すみません。この瞬間を写真に1枚撮らせていただいて…。
遠藤 ちょっと、なんの写真ですか。
山際 あぁすみません、ちょっとプランが変わって混乱してます。どうした山際ぁ…。失礼しました。
芸歴30年を節目にこれまでの「ココリコ遠藤」を綴る
山際 改めて、このタイミングで本を出そうと思ったきっかけ、思いを教えてください。
遠藤 もともとは、自分が50歳になった時に娘、息子になにか残したいなっていう思いがあって。会社からも本にしましょうか、と言っていただいて出版に至りました。
山際 出された実感、ございますか?
遠藤 ありますね。目の前にもあるし
山際 ですよねぇ~。目の前にもございますし。すごい読みやすかったです。時代ものなんですかね? ジャンルでいうと。
遠藤 時代もの? エッセイですけどね。
山際 ですよねぇ~。
遠藤 ま、昭和から平成、令和と時間軸は動いていきますが、時代ものではないですね。
山際 本を出されてなにか変わりましたか? 味覚とか。
遠藤 味覚は変わんないですね。そんな人今までいましたか?
山際 ちょっと鼻が詰まりやすくなる方いらっしゃいます。私も不思議に思って、本を出したら詰まるのかなって。
遠藤 聞いたことないですけどね。
山際 ですよねぇ~。
遠藤 ……。
山際 あれ…。(鼻をすする)
遠藤 どうされました?
山際 あれ、誰かが本を出したのかな。
遠藤 あ、僕出しましたけど。
山際 やっぱり、だからか!
遠藤 山際さんが、鼻が詰まる人なんですね?
山際 そうなんです。誰かが本を出すと鼻が詰まるんです。
遠藤 じゃ、だいたい詰まりません? ほぼ毎日じゃないですか?
山際 ですよねぇ~。
遠藤 ……。
山際 本を出されて、周囲の反応はどうですか?
遠藤 それこそ「読みやすかったよ」だったり、「田中さんとそんな出会いだったんですね」だったり、いろんな感想をもらいます。
山際 そうですか。音と写真で構成されてるから、見やすいですよね。
遠藤 いや音と写真では構成されてないです。音はもちろんないですし、写真もそんなないですし、ほぼほぼ字です。本当にご覧になりました? 音ありましたか?
山際 音はないですよ。
遠藤 いや、今おっしゃってたから。
山際 そうですか、鼻が詰まってるから、うまく声が抜けなかったのかも、鼻から抜けちゃったかもしれないです。いや、抜けないか、詰まってるから(笑)
遠藤 ……。
山際 結構なペースで本を出されてますね?
遠藤 いや、初めてですね。
山際 あ、初著書?
遠藤 ま、厳密にいうと昔に野球の本は出させていただいてますが…。
山際 ですよねぇ!!
遠藤 あ、ご存じでしたか(笑)。背番号の本出しましたけど、だとしてもそんな連発はしてないですね。
山際 この本、どのような方に手に取っていただきたいですか?
遠藤 選べないですが、それこそ自分の娘、息子くらいの子どもから、自分の親世代くらいまで幅広い方に見てもらいたいですね。
山際 私も読ませていただいて、読み聞かせにもぴったりじゃないかなって思いました。
遠藤 読み聞かせって感じじゃないと思いますけどね。
山際 ですよねぇ~。
遠藤 ……。
山際の印象に残っている場面
遠藤 取材いただく方にいつも聞いているんですが、どの部分が面白かったですか?
山際 切り込んだメッセージを発信されてたなと思ったのが、5章の海洋プラスチックごみについて書かれたところありましたよね?
遠藤 そんなこと書いてないです。僕の自伝・エッセイですよ?
山際 書いてなかったですか…失礼しました。新刊をいっぱい取材していてごっちゃになってしまったかもしれないです。
遠藤 ん~、だとしてもですけどね。この本ではないですか?
山際 ええっと、ミラクルな縁とタイミングが重なり合い…。
遠藤 表紙の文言読んでますね。表紙に書いてあるの読んでるだけですよね。(読んでねえなコイツ…)
山際 最後にお写真撮らせていただきます。(パシャ)
遠藤 え、今撮りました?
遠藤 ちょっと、ちゃんと撮りません? カメラも見てないし、今、下向いてましたよ。たまに撮り過ぎる方とかいますけど、1、2枚ですぐ終わるのはありがたいですが、にしてもでしょう。
田中 ですよねぇ~。では、本を持っていただいて後ろに隠す形で「これからプレゼントするよ~」みたいな感じで撮りましょうか。
遠藤 これでいいですか?
山際 ありがとうございます。あとはこちらでうまくやりますね。
遠藤 いや見えてないですよ本が!
山際 うまくやるので大丈夫です。
遠藤 本当ですか…。ならいいですけど。
山際 本日はありがとうございました。
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毎週金曜日18:00に配信。
5/12(金)配信「【サイン本をプレゼント!】自伝を発表したココリコ遠藤に 山際がインタビュー!【コント】」
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書籍概要
ココリコ遠藤著「吾輩はアホである」
発売日:2023年4月24日(月)定価1430円(税込)
定価:1,430円(税込み)
四六判/224P
発行:ヨシモトブックス
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