あめくみちこ・竹内都子・小川菜摘のユニット「アオタミナの会」が、劇団・空晴の岡部尚子を脚本・演出に迎えて挑む舞台『ふたり、静かに』。本作のゲネプロが、5月9日(火)に東京・駅前劇場で行われました。プライベートでも仲がよいという3人の掛け合いは心地よいほどに息ピッタリ。素敵に年を重ねた“アラ環”女優たちの魅力が詰まった、ほっこり暖かく、存分に笑える芝居で客席を魅了しました。
作品の大ファン・小川のラブコールで実現
『ふたり、静かに』というタイトルからは、しっとりとした大人のシリアス劇が展開されるのか……と思いきや、3人の豪快な爆笑シーンから幕を開ける本作。岡部が2018年に演劇集団キャラメルボックスの女優3人のユニット「ねこはっしゃ。」のために書き下ろし、またたく間に人気を博した作品で、これまで何度も再演されてきました。
今回の上演は、作品の大ファンという小川が岡部とともに再演を企画。「この作品をやるなら、この2人しかいない!」と信頼を寄せるあめく、竹内にラブコールを送ったことで実現しました。
舞台はある一大決心をした主人公「ともえ」(あめく)の部屋。神妙な面持ちのともえの元へ、見知らぬ女性が訪ねてきます。
ともえが、家庭の都合で一時期大阪の小学校に通っていた時代に仲がよかった同級生「しずか」を名乗るその女性(竹内)は、勢いのある関西弁をまくしたてながら、ずかずかと部屋の中へ。
強引な「しずか」の言動に右往左往するともえの前に、さらに「しずか」を名乗る2人目の女性(小川)が現れて……。
2人の「しずか」は一体何者なのか。
「誰かに言われてきたの?」というともえの言葉の真意とは。
そして、「しずか」同士の間で交わされる、「もしかして、ホンモノ?」「(ともえを)止めに来たんだから!」という意味深な会話。
ともえが用意していた封書の正体。
関西弁のしずかのくしゃみはなぜ止まらないのか……。
自然なようで、どこか違和感を覚えるセリフの応酬と、増殖していく謎の数々に、観客はぐいぐいと惹き込まれます。
アラ環女性の友情、恋愛、人生を等身大で表現
そんな作品自体の魅力もさることながら、これまで30代、40代の役者によって演じられてきた本作が、今回はぐんと年齢層を上げ、初の“アラ環”バージョンとなって上演されるのも大きな見どころ。スマホ画面を遠く離して見るなど、女性の加齢あるあるをユニークに織り交ぜつつ、アラ環女性たちの、友情、恋愛、そして人生を、3人が等身大で表現します。
そうして、ストーリーが二転、三転しながら、さまざまな謎が明らかになった時、「明日になったら、きっといいことがある」「ステキな味方が現れる」という希望が、観客の心を明るく照らします。
公演は5月10日(水)から14日(日)までの5日間8回公演。
5月10日(水)19:00開演 ゲスト:石田剛太&土佐和成(ヨーロッパ企画) ※終了
5月11日(木)14:00開演 ゲスト:石塚英彦 ※終了
5月11日(木)19:30開演 ゲスト:渡辺正行 ※終了
5月12日(金)14:00開演 ゲスト:キンタロー。※終了
5月12日(金)19:30開演 ゲスト:マギー
5月13日(土)14:00開演 ゲスト:福井晶一
5月13日(土)18:30開演 ゲスト:ねづっち
5月14日(日)14:00開演 ゲスト:木村祐一 ※配信あり
と、日替わりで豪華ゲストが登場するのも大きな見どころ。毎公演終了後には、出演者3人にゲストを交えたアフタートークも開催されます。
さらに、劇場では、野性爆弾 くっきー!の描きおろしイラストをあしらった、不気味だけどかわいくてくせになるオリジナルグッズも販売。
楽しみどころがいっぱいの舞台『ふたり、静かに』の会場チケットはFANYチケットほかプレイガイドにて、最終公演の配信チケットはFANY Online Ticketで絶賛販売中です。
公演概要
アオタミナの会「ふたり、静かに」
日程:
5月10日(水)19:00開演 ※終了
5月11日(木)14:00開演/19:30開演 ※終了
5月12日(金)14:00開演/19:30開演 ※終了
5月13日(土)14:00開演/18:30開演
5月14日(日)14:00開演 ※配信有り
会場:駅前劇場(東京都世田谷区北沢2-11-8 TAROビル3F)
出演:あめくみちこ、竹内都子、小川菜摘
作・演出:岡部尚子
【チケット情報】
料金:当日券6,000円/学生割引3,000円
配信:2,500円
会場チケット販売:FANYチケット、チケットぴあ、ローチケ
配信チケット販売:FANY Online Ticket
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