『クセスゴ』で話題の日谷ヒロノリが語る「CHANGE」の秘密「やっているときの記憶がない」

2021年1月、フジテレビのバラエティ番組『千鳥のクセがスゴいネタGP』に出演し、たちまち話題の人となったミュージシャン・日谷ヒロノリ。どこか懐かしいアニメソング風の曲と、過剰なまでの“決めポーズ”が炸裂する独創的な振り付けが、爆笑を巻き起こします。しかし、その正体は謎だらけ……。今回は、その日谷に独占インタビューを敢行! あのポーズにはどんな意味が? お笑い芸人・佐久間一行との関係は? 気になることを聞いてみました。

出典: FANY マガジン

「音楽に合わせて体が……」あの動きの謎を語る

――まずは、日谷さんの出身地や年齢など教えてください。

出身ね。茨城県。年齢は……50歳くらいかな。年齢はねぇ、忘れちゃうんだよね(笑)。このくらいになってくると。

――日谷さんは、“ロックシンガー”ということでよろしいですか?

そうだね。作詞は、森さんという方にずっとお世話になってるワケ。

――“アニソン界のプリンス”影山ヒロノブさんをリスペクトしているんですよね?

そうだね。名前もその反対なワケ。「影」の反対が「日」、「山」の反対が「谷」。「影山」だから、「日谷」。で、「ヒロノブ」と「ヒロノリ」。影山さんをリスペクト……そうだね、憧れというか。

――いままでは、どのような場所でどんな活動をしていたのですか?

まぁ……、東京・高円寺の小さいライブハウスが多くて。だから、佐久間くんのライブの「ルミネtheよしもと」でやったのが、いちばん大きかったかな?っていう。

出典: FANY マガジン

――日谷さんと佐久間さんは、どんな関係なのでしょうか?

初めて「ルミネtheよしもと」の単独ライブに呼んでくれて、俺をなんでどうやって知ってくれたのかは、詳しく聞いたことはないのだけど、高円寺のステージに立っていたこと知ってくれていたのか、「単独ライブに出てください」となった感じかな。

――佐久間さんとは仲がいいんですか?

プライベートで会うっていうワケではないんだけど、連絡は取り合ってるかな。新曲をおろす場も、佐久間くんのライブで先におろしているんで。まぁ、お客さんからしたら「なんで自分のライブでおろさないんだ?」っていうのはあると思うけど(笑)

――『千鳥のクセがスゴいネタGP』が放送されて、反響はどうでしたか?

いや〜、いろんな人からたくさん連絡がきたね。一般の方や同級生とか。

――番組で披露した「CHANGE」には、どんなメッセージが込められているのでしょうか?

あの曲、もともと作詞家の森さんとしては「勇気をもってCHANGEしていこう」という歌だったのだけど、俺自身は「無理して変わらなくても大丈夫だよ」っていうメッセージも伝えたいな、と。そういう曲かな。

――歌ってる間の“決めポーズ”が多いのはなぜですか?

あれはもう……どうしようそうしようというのではなく、体が自然に動いちゃう。気持ちでやっているワケ。音に合わせて体が反応しているだけで。

出典: FANY マガジン

――あの動き、千鳥さんに「無駄が多い」と言われていましたが……?

それはねぇ、気持ちをもって言ってくれているというのがわかったので、何を言われても平気だったね。千鳥のコメントが強かったので、見てくれている方からは「心配しました」「大丈夫ですか?」という声をけっこうもらったよ。でも、ぜんぜん大丈夫。向こうは気持ちがあってのことだから。愛をもってやっていることであれば、こちらはビクともしないというワケ。

――自分がいちばん好きな“決めポーズ”ってありますか?

やっているときの記憶があんまりないんだよね。曲に対して、そのままやっているだけだから。あとから「ああ、そうだった」っていうことが多い。そのときの気持ちでやっているから、自分に元気がないとダメだよね。

――最近、自分が変わったな、CHANGEしたなってことはありますか?

CHANGEしたなってことは、あまりないかなぁ……。むかしから、あんまり変わらないからなぁ。まぁ、最近ありがたいことに忙しく、あちらこちらに行かせてもらっていて、あの……穴が……(突然、ズボンの膝の穴を見せて)穴がCHANGEしてきたね。すごく小さかったのだけど、広がってきちゃって。忙しさと比例しているというか。正直、サングラスもネジがゆるんできちゃって。すべてに痛み、ダメージが……。そこがCHANGEしているところかもしれないね。

――その衣装に、こだわりはありますか?

やっぱりこの「赤」ってのが、パワー出るかなっていう。

出典: FANY マガジン

「夢はライブツアー! 全国をまわりたい!」

――曲づくりについて教えてください。

前は新曲を年に1回くらいのペースで出しながら、同じ曲をずっと歌っていて。それこそ、気持ちでいつも歌っているので、歌詞はいつも変わるんだけど。ある意味、同じ曲を歌っていながらも、ひとつも同じ歌はないっていうか。そのせいで作詞家の人からは嫌われちゃうんだよね。せっかく書いたのに変えちゃうから。だから、作詞家の森さんとは仲悪くなっちゃうけど、結果、森さんだけはずっとついてきてくれるっていう。

その森さんとは、(ファミリーレストランの)「ココス」でけっこう会っていて。ココスがいちばん好き。そこで曲の話をして、森さんがまとめてくれる。でも、それを俺が変えて歌っちゃうっていう。で、あんまりよく思われていないっていう、これの繰り返し。

――ご自身の曲の中でのベスト3を教えてください。

ベスト3……。これは難しいねぇ。うーん。選べない。ぜんぶ1位。新曲をベスト3に入れたいんだけど……。5月くらいに新しい曲をみなさんにお届けできると思うよ。

――その新曲って、どんな曲ですか?

それはねぇ、もうパワーあふれる感じになってるね。やっぱりこの(コロナ禍の)状況で、みんな元気がなかったり、大変なことが多かったりで、それを吹き飛ばす感じの曲になったかな。それも、ココスで肉を焼きながら森さんと話して。肉を焼く小さい石(ハンバーグなどを注文するとついてくる焼き石)が好きで。ステージを思わせるというか。ステージを思い描きながら肉を焼いているよ。

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――ライバルはいますか?

うーん。番組的にはEIKO(狩野英孝)くんと言ってくれているけど、まだ1回も会ったことがないんで。会いたい気持ちはあるけど。ライバルは自分だよね。自分がどうなっていくかってこと(が大切)だよね。

――夢はありますか?

夢はねぇ〜。ライブツアー! いまはなかなかできない状況だけど、曲もどんどんたまってきているので、全国をまわりたいよね。

――そのときゲストには佐久間さんを?

あ〜! いまのところ考えてなかったけど、確かに……。それもおかしな話だよね。自分がさんざん佐久間くんのライブに出演させてもらっていたのに、自分のライブをやるときはぜんぜん考えてないっていう。見えなくなることがあるんだよね、夢中になると。

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――歌番組に出演したいとか、目標はありますか?

それはマネージャーもけっこう気にはしていて、『クセスゴ』が歌番組じゃないから。ま、でも、あの番組は歌ってる人も多いし、それはそれでいいんじゃないかな。

――紅白を狙ったりとかは……?

どうだろうねぇ〜。いけるものなら、いきたいねぇ。でもややこしいよね、赤いから。(シャツを指差し)赤い服だから、白組なのにややこしくなっちゃうよね(笑)。

――今後は、どんな活動をしていきたいですか?

ありがたいことに、いま番組に呼んでもらえるので、このまま新曲を出しながら、コンサートをやったりできるように進んでいけたらなと。

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――今後、コラボしてみたい人はいますか?

やっぱり……影山さんだね。でも、お立場もあるだろうし。

――影山さんと会ったことはありますか?

ないんだよね。

――もし会ったら、まずなんと言いたいですか?

うわぁ〜。それこそ俺もパワーを与えたくてやっているけど、「パワーをもらっています!」と言いたい。あの人のね、エネルギーがすごくて! それを伝えたいですね。

「シダ植物が好きで写真を撮りためてるよ」

――日谷さんのプライベートについても教えてください。まず、趣味は?

国道沿いを歩くのが好きで。広い通りが好きなもので、国道沿いにあるココスとかカインズとか行くかな。広いところが好きだね。

――健康に気づかったりしていますか?

夜9時とか10時に寝て、だいたい朝5時に起きたりして。早く寝て、早く起きるってことかな。

出典: FANY マガジン

――いま、ほしいものはありますか?

さっきも言ったけど、サングラスかな……。いましているタイプのサングラスが非常に少なくて。むかしからこの形が好きなんだけど、いま売ってないんだよねぇ。

――ふだん、どんなことしていますか?

けっこう緑を見ているかな。目にやさしいし。シダ植物が好きで。あのシダの感じが恐竜を思わせるというか。写真をいっぱい撮りためてるよ。植物園とか行くわけではなく、自然に生えているシダが好き。

シダ植物をTwitterに載せたら、同じような形がいっぱい並んでいるのが「気持ちわるいです」って言われちゃったことがあって。みんなにも、緑を見て自分と同じように癒やされてほしかったんだけど(笑)。悪いことしちゃったなぁと思って。

あ、いま“ベスト・オブ・シダ”見せるね。ちょっと待っててね。(と言って、スマートフォンの画像を探りはじめる)

出典: FANY マガジン

――日谷さんって寝るとき、バスローブですか? パジャマですか?

(スマホの画像をひたすらスクロールしながら)寝るときはねぇ……普通。普通、普通なんだよね。いや……ちょっと待ってね。いまシダ探していて。やっぱねぇ、一度にふたつのことできないんだよね。いま、シダ探しているから。申し訳ない。

――佐久間さんはザリガニが好きとのことですが、日谷さんの好きな動物とか生き物は?

好きな動物……? ノーコメントにしてもらえるかなぁ……。

ごめん、いまシダ探しに必死になっていて。ふたつのこと同時にできないから、インタビューがお粗末になっているっていう(笑)。好きな動物聞かれて、なかなかノーコメントってないよな。ほかにもっとノーコメントな質問あったかもだけど、動物聞かれてノーコメントって驚いちゃうよね。画像は後でサトマツマネージャーから送るね。

――では最後に、ファンのみなさんに伝えたいことってありますか?

「元気を出していこう!」ってことかな。とにかく元気がでる歌、活力が出るような歌を届けたいという気持ちでやってるよ!

※そして後日、日谷さんから送られてきた「ベスト・オブ・シダ」はコチラ!

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出典: FANY マガジン

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