チュートリアル徳井、「THE SECOND」が「エモすぎた!」 ラジオ20周年で出版化&公開収録

お笑いコンビ・チュートリアル(徳井義実、福田充徳)の人気ラジオ番組「キョートリアル! コンニチ的チュートリアル」(KBS京都、毎週土曜22:00〜23:00)が20周年を迎え、その集大成となる書籍『キョートリアル!自伝的チュートリアル』(ヨシモトブックス)が5月22日(月)に発売されました。今年はコンビにとっても結成25周年という記念すべき年。前日には、京都・KBSホールで公開収録イベントが開かれ、出版を待ち望んでいたファン、512人が会場へ詰めかけました。

出典: FANY マガジン
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番組の公開収録は、年1回の恒例行事。この日は「KBS京都ラジオ LIVE!キョートリアル 出版記念的チュートリアル ―再起動(リブート)―」と題して、出版記念イベントを兼ねて、例年以上の盛り上がりを見せました。

イベントの内容は、第1部が5月27日(土)、第2部が6月3日(土)にオンエアされます。

番組収録をイメージした雰囲気でスタート

イベントの第1部は、番組収録をイメージした雰囲気です。チュートリアルの2人が舞台へ登場すると、会場からは大きな拍手が起こります。2人がふだん、スタジオで収録しているときと同じく、向かい合ったイスに座ってトークが始まりました。

前日に行われたフジテレビ「THE SECOND~漫才トーナメント~」の話題では、出演者に同期が多かっただけに、徳井は「エモすぎた」と感慨深げ。そこから出場メンバーたちとのエピソードトークが炸裂し、徳井と同期のスピードワゴン・小沢一敬の“表情”についても言及します。

出典: FANY マガジン
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そして、いよいよ書籍の中身についてのトークへ。まずは掲載されている2人にゆかりのある場所、そして人が紹介されます。さらにこの書籍を編集した作家の北條俊正さんがステージへ登場、徳井から北條さんが番組20年の音源すべてを聴いたことが明かされます。

北條さんは書籍のなかのおすすめ部分、さらに2人のトークを文章にしたときに感じる驚きの感情、いちばん好きなトークなど、編集者ならではの視点でレアなトークを展開しました。

出典: FANY マガジン
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“ベストセラー作家”麒麟・田村と爆笑トーク

ステージでは、福田が本を読んでいる間に、徳井がオカリナを奏でる「眠れぬ夜にオカリナを」のコーナーのほか、徳井の初代相方、2代目相方が登場しました。コンビを組んだきっかけから高校時代の文化祭、当時チャレンジしたお笑い番組などのトークを展開しつつ、会場も一緒に盛り上がりました。

第2部では、“ベストセラー作家”の麒麟・田村裕が登場! 当時のM-1の思い出、田村がどういう経緯で『ホームレス中学生』(ワニブックス)を書くことになったのか、きっかけとなった驚きのオファーなど、3人で爆笑トークを展開したほか、「田村クイズ」「福田と田村のテレフォンクエスト」「これ、3ポイントですか?」などのコーナーも盛りだくさんでした。

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僕らのアルバムのようなもの

第1部終了後にはチュートリアルの2人が囲み取材に応じました。

今回の書籍について「ダラダラしゃべっているだけのラジオなので、文字にしてどうなんだと思った」という徳井ですが、実際に手にしてみると「ラジオ的にダラダラ読めるなと思った」とのこと。

さらに「プライベートなことも話してるので、僕らにとってはアルバムのようなもの」とその出来栄えに満足の様子です。

福田も「こんな本を出してもらえるような内容のラジオじゃない」と言いながら、「でも書籍化してみたら、けっこういいことを言ってたり、誰かしらどこかに刺さる内容もあるんじゃないかな」と話しました。

出典: FANY マガジン
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読んでほしいポイントを聞かれると、改めて本を手にとって内容を確認する2人。徳井は「ウチのラジオは神回がない」と言いつつ、M-1王者(2006年大会)になる前に「将来の夢」をガチで語っていた回をピックアップします。福田も、2005年大会で決勝に残ったあとの気持ち語ったこの回は、「ファンも共感できたのでは」と振り返りました。

「泣くのはまだ早いわ」

公開収録でも話題になった「THE SECOND」では、芸歴19年目のギャロップ(林健、毛利大亮)が優勝。徳井は、数週間前に準決勝を勝った毛利と話していたそうで、「すごくうれしい。よかったなと思います」と笑顔を見せます。1回戦で、大阪の劇場の先輩であるテンダラーに勝利して毛利が涙を見せた場面については、「泣くのはまだ早いわと思ったけど、あそこで泣いたことで落ち着いてできたと思う」と分析しました。

一方、福田は「むかしから一緒にやってるメンバーばかり出てくるので、誰を応援ということでもなかった」と言いながら、「でも初めてかな、林をカッコいいと思ったのは」と笑わせます。そして「ギャロップの漫才は出来もよかったんじゃないか。見ていて安心感があった」と話しました。

出典: FANY マガジン
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今回で5回目となる公開収録イベント。徳井が「お客さんの中には、女子高生のころは劇場に来ていて、いまは子どもを連れて公開収録に来るという方とかもいて。そういう場にもなっている」と話すと、福田も「(来てくれる人は)番組についてくれているお客さんなので、ホンマにありがたい」と感謝しました。

そんな番組の今後について、徳井はこう語りました。

「変わったらアカンやろな、変われないし。お客さん(リスナー)も2年ぶり、3年ぶり、4年ぶりに聞いてもまったく同じやん、っていう良さを維持するほうがいいんかなと思います」

書籍概要

『キョートリアル!自伝的チュートリアル』

出典: FANY マガジン

発売日:5月22日(月)
単行本(ソフトカバー):336ページ

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