お笑いコンビ・天才ピアニスト（竹内知咲、ますみ）の単独ライブ『華やぎ御膳』が、5月28日（日）に大阪・なんばグランド花月で開催されました。昨年は『NHK上方漫才コンテスト』と『女芸人No.1決定戦 THE W』の2冠に輝き、今年の『第八回 上方漫才協会大賞』で大賞を受賞するなど、よしもと漫才劇場の新たな“顔”として快進撃を続ける2人が、念願だった“笑いの殿堂”での初単独を実現！ ネタのみで勝負するストロングスタイルで、集まった観客を大いに沸かせたライブの模様をお届けします。
前半は漫才3連発に“お色直し”も
オープニングコントは旅館が舞台。女将に扮する竹内が、ますみ演じる仲居さんに「今月いっぱいで辞めてほしい」と言い出すところから、丁々発止のやりとりをスタート。“旅館あるある”も盛り込みつつ、さっそく大きな笑いを巻き起こします。
オープニングVTRを挟んで、ここから前半は怒涛の漫才3連発。センターマイクの前に2人が現れると、割れんばかりの拍手が。竹内が「すごいですね〜」と満員の客席をうれしそうに見渡せば、ますみは「今日ばっかりはダブルピース」と喜びを爆発させます。
ネタのテーマはネイルサロン。人生で一度もネイルサロンに行ったことがないという竹内のために、「毎月行っている」というますみがシミュレーションしていきます。細部まで笑いどころをぎっしり詰め込んだ展開はさすがのひと言！
2本目の漫才では、大人気ゲームにまさかの新キャラが爆誕！？ ますみがキャラに扮して繰り広げるバトルシーンに観客は笑いっぱなしです。単独ライブ限定のグッズ、黒のオープンカラーシャツで“お色直し”して披露した3本目は、『ドラゴンボール』をちゃんと見たことがないという2人が、ストーリーを勝手に推測していくしゃべくりネタで盛り上げます。思わぬ方向へと広がっていく“新生ドラゴンボール”の世界観にワクワクが止まりません。
ネタ間のお楽しみ、ブリッジVTRも、もちろんこだわり満載。過去のコントを映像化＆クロスオーバーさせる趣向でファンを喜ばせました。
マンゲキメンバーも加わった群像コント
後半は、打って変わってコント三昧。サスペンスドラマさながらの犯人の独白が、居合わせた1人の女性のせいで大混乱となっていく1本目。水族館を舞台にした2本目では、ますみが体を張った仕掛けで度肝を抜きます。イルカショーでもエサやりでもない、水族館の真の人気イベントとは……？ 動きだけで雄弁にボケていくますみと、竹内のテンポのいいツッコミが相まって、見応えたっぷりのコントに仕上げていました。
3本目は、深夜バスの車中で繰り広げられる群像劇ならぬ群像コント。マイスイートメモリーズ・花谷豊やこじまラテら、おなじみのマンゲキ（よしもと漫才劇場）メンバーが乗客や運転手に扮し、ますみと竹内のバトルに巻き込まれていくストーリーは、爆笑の連続です。
エンドクレジットを経たエンディングには、ライブの総まとめといえる締めのコントも用意。最後のオチでひときわ大きな拍手と笑いに包まれて、ライブは幕となりました。
盛りだくさんで何度でも「おかわり！」したくなる天才ピアニストNGK初単独ライブ『華やぎ御膳』は、6月4日（日）19:30までオンラインで見逃し視聴できます（チケット販売は同日正午まで）。
FANYオンラインチケット（配信）はこちらから。
