ディズニーの実写版映画『リトル・マーメイド』(6月9日公開)の大阪プレミア試写会が、6月1日(木)にTOHOシネマズ梅田で開かれ、サプライズゲストとして今作で声優に挑戦した天才ピアニスト(竹内知咲、ますみ)の2人が登壇しました。試写会では、主人公アリエルの声を担当した女優・豊原江理佳とのトークに加え、劇中の名曲生歌唱もあり、作品の魅力を存分にアピールしました。
「私と同じぐらいべっぴんさん!」
1991年に日本で公開されたディズニーのアニメーション映画『リトル・マーメイド』は、アンデルセンの童話『人魚姫』を原作に、好奇心旺盛な人魚・アリエルの恋を描いた大ヒット作。ディズニー創立100周年となる今年、この不朽の名作が待望の実写映画化されました。本国アメリカではひと足早い5月26日(金)に公開され、初日から3日間の興行収入で実写版『アラジン』を超えました。今回、天才ピアニストのますみはアリエルの姉・タミカ、竹内は村の女性を演じています。
まずは、海を思わせる青いドレスに身を包んだ豊原が舞台上へ。続いてサプライズゲストの天才ピアニストが呼び込まれます。ニュアンスカラーのパンツドレス&ワンピースでキメた2人。ますみが「『リトル・マーメイド』の声優に参加させていただくということで、テンション上がってて、もううれしい! イェーっ!」と腰のあたりでピースすると、竹内が「おばさんのピースの位置やねえ」とツッコミを入れ、漫才さながらのやりとりでさっそく会場を盛り上げます。
天才ピアニストの2人が豊原と会うのはこの日が初めて。竹内は「裏でも少しお話しさせていただいたんですけど、アリエルにぴったり。はつらつとしていて、好奇心旺盛な感じが伝わってきた。大好きになりました」と早くもゾッコンの様子です。
一方、ますみはこの日のMCを務めたラジオDJ・飯室大吾から上沼恵美子のモノマネを振られ、豊原について「私と同じぐらいべっぴんさん! 私のほうがべっぴんさんかな。ごめんね!」と全力披露。さらに、豊原が堺市育ちと聞き、関西トークで盛り上がるひと幕もありました。
アリエルの歌声に「震えました!」
映画の感想を聞かれた竹内は、「実写化されたことによって、いろんな登場人物に感情移入しやすくなり、大人がグッと楽しめる作品になっていると感じた」と絶賛。
「映像がとにかくきれい」と感動した様子で話すますみは、「水の中を泳ぐアリエルを見て、水圧も感じた。息が苦しくなるぐらい、海の世界がきれいに表現されていた」とリアルな映像表現を褒めちぎります。
また、竹内は「リスクを恐れず新しい世界に飛び込んでいくのがアリエルの魅力。芸人の世界に飛び込んだときのことを思い出した」とも。ますみも「自分に置き換えて、勇気をもらえた」と話し、「思ったまま自分らしく一歩踏み出す姿を見て、どんどんスベっていっていい、果敢に攻めていいんだなと思った」と芸人魂も刺激された様子でした。
そして音楽もこの映画の大きな魅力のひとつ。なかでも、アリエルが地上を夢見て歌う『パート・オブ・ユア・ワールド』は代表曲です。
この日は豊原が“生歌”でこの名曲を披露するということで、観客はもちろん天才ピアニストも大喜び。客席に座り、見事な歌声に聞き惚れた2人は、終わるや否や「震えました!」と声をそろえます。
竹内が「一気にあの世界に連れていってくださった」と語ると、ますみも「この映画を見てアリエルに憧れていましたが、いまそれが豊原さんに変わりました」と感激しきりでした。
最後は口々に、「本当にすばらしい作品で、映画館で見るからこそ楽しめる素晴らしさがある」「私たちの声も探してもらえるとうれしい」とアピールした天才ピアニストの2人。豊原と一緒に観客のカメラに笑顔で手を振り、作品をしっかりPRしました。