“上京組”シカゴ実業がムゲンダイレギュラー最速昇格! 「大阪で負けグセがついていたんですが…」

東京・ヨシモト∞ホールの看板芸人である「ムゲンダイレギュラー」入りをかけて若手芸人たちが競う『レギュラー昇格ネタバトル「ムゲンダイユースカップ」決勝戦』が6月4日(日)に開催され、なんと、今年4月に大阪から東京に移籍したばかりのシカゴ実業​​(中川ひちゃゆき、山本プロ野球​​)が優勝! 早くもレギュラーの座を獲得した2人は、野球のヒーローインタビューさながらに喜びを語りました。

出典: FANY マガジン
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漫才・コントの「二刀流」でバトル制す

今回、決勝に進出したのは、シカゴ実業​​のほかにイチキップリン、とらふぐ(阿部直也、田畑勇一​​)​​、たつろう、​​デニス(植野行雄、松下宣夫)​​、スクールゾーン(俵山峻、橋本稜)​​、ランパンプス(寺内ゆうき、小林良行​​​​)​​、バビロン(おーちゃん、ノリ、千葉ストロガノフ)​​、入間国際宣言(西田好孝、千葉ゴウ​​)​​、スカイサーキット(松本勇馬、小阪浩己​​)​​の面々。

そして今回審査員を務めたのは、吉本社員や作家、スペシャルゲストの大村朋宏(トータルテンボス)、さらに来場者やオンライン視聴者も投票できる仕組みです。

まず、決勝に進んだ10組からシカゴ実業、デニス、スクールゾーンの3組がファーストステージを勝ち抜いてファイナルバトルに進出。そして、シカゴ実業がファイナルバトルを制するという結果になりました。

出典: FANY マガジン
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大阪の賞レースでは、漫才とコントを披露して優勝するコンビも多いことから、その方式を踏襲したという2人。ファーストステージでは漫才、ファイナルステージではコントを披露するという作戦が功を奏しました。

審査員の大村は、デニスやスクールゾーンも讃えつつ、シカゴ実業をこう評します。

「最終的には“このコンビだからできた”というオリジナリティーを高く評価しました。シカゴ実業は、漫才、コント、両方ともセンスが光っていましたね」

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「えー、チャンスで回ってきたんで…」

今年4月、ニッポンの社長、マユリカらとともに大阪から東京に移籍したシカゴ実業。最速でレギュラーメンバーの仲間入りを果たした2人に話を聞きました。

――今回の決勝を振り返ってみて、どうでしたか?​​

山本 えー、そうですね。えー僕たちはしっかり、チーム一丸となって、自分たちを信じてきました。えー、チャンスで回ってきたんで……。

中川 これ、ヒーローインタビューちゃいますよ。「チャンスで回ってきた」ってなに?

――(笑)

中川 でも、本当によかったです。出番も6番目にやらせていただいて、出順もいいという。

山本 めっちゃ面白かったんですけど、3番手に出てきた(アニメキャラに扮して大暴れした)イチキさんの直後じゃなくてよかったなーと思いました。

出典: FANY マガジン
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――今回のネタ選びのポイントについて教えてください。

山本 (ファイナルで披露した)コントのほうがウケた機会が多くて、自信もあったということですね。

中川 コントや漫才にこだわらず、単純に上から強いネタを2本やったという感じです。

山本 なので、これでダメだったら頭抱えてました(笑)。トップ2のネタを失いますから。

中川 ほかの芸人さんから、スクールゾーンが決勝2本やってアカンかった、を何度も繰り返してると聞いていたので、“厳しい世界やなー”と思ってましたね。

――大阪以外でのネタバトルは初めてだったと思います。新天地の東京で戦うのは、どんな気持ちでしたか?

山本 僕ら、大阪で負けグセがめっちゃついてたんですよ。似たようなバトルがあったときも、審査員の方に点数をつけてもらえないこともあったので、“どうなるやろな〜”とは思っていましたね。

中川 抽選して出番決めてライブでバトルするって、めっちゃ久しぶりの感覚でした。(大阪で拠点にしていた)よしもと漫才劇場​​になる前の5upよしもと​​(2014年閉館)で、僕らもともと別々でやってたんですけど、そこでのバトルの感じを思い出して……めっちゃ楽しかったです。

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やってみたい企画は…

――今回、レギュラー組に昇格したことで、やってみたい企画などはありますか?​​

山本 一緒に移籍してきたニッポンの社長、ロングコートダディ、マユリカ、あと大阪の劇場に所属していた(レギュラー組の)大自然、他事務所のズンズンポイポイ​​(SMA所属)といった面々が出演するイベントを大阪でやってたんですけど、東京でもできたら嬉しいです。

中川 僕、人の話を聞いたり、自分の知らんことを教えてもらったりするのが好きなんですよ。芸人さんって、いろんなことに詳しい人が多いじゃないですか。そういう人を毎回呼んで、話を聞くライブをしたいですね。

山本 それはもう飲みに行け。

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――(笑)。これからホールに来るお客さんに、劇場メンバーとしてメッセージをお願いします。

山本 (ヒーローインタビュー風に)そうですね。シカゴ実業、これからも笑かすことに精進します。賞レース、ならびにオリンピックなど、世界の場で活躍できるように、えー、しっかり頑張っていきます。よろしくお願いします。

中川 みんな! 中川ひちゃゆきだよ! 世間では「人の顔を揶揄して笑ってはダメだ」って言われるけど、僕はそれでぜんぜん大丈夫な人なので、みんな僕の顔を見て笑いに来てね!

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