「もしも、家族や親戚を吉本芸人で構成するとしたら誰にしますか?」。父、母、長男、長女、次男、次女、親戚のおじさん・おばさん、家庭教師……。いま人気の芸人たちに、自分の理想のファミリーを吉本芸人のなかから選んでもらうこの企画。選んだ理由やエピソードを紐解くことで、芸人たちとの関係や、知られざる一面を引き出していきます。今回は、藤崎マーケット・トキです!
トキ家を包む“世界一優しい父”とは…
【父親】ガレッジセール・川田
おそらく、世界一優しい人だと思います。怒ったところを見たことがないし、ウワサでも聞いたことがない。過去に数えるほどしかご一緒していないんですけど、いつもほほえんでいる顔が思い浮かびます。実際の父親はやかましい人なので、その反動で、妄想ではおだやか~で優しいお父さんを選びました。
【母親】ブラックマヨネーズ・小杉竜一
「早よ、しぃや!」と叱る姿がよく似合うイメージがあります。かといって厳しすぎることもなく、ふだんは優しいお母さんです。いま僕は、小杉さんがB’zを歌うカラオケイベント『小杉-GYM』のバックメンバーなんですが、B’z中はテキパキと指示するのに、終わるとただのハゲおじさん。お母さんになったとしても、そのギャップが楽しそうです。
おしゃれな兄にお下がりをもらえるかも!
【長男】ロバート・馬場裕之
10年以上前、まだ馬場さんと一度も喋ったことがないころのことです。東京・ルミネtheよしもとで、僕が着ていたジャケットのボタンが千切れていたんです。それに気づいた馬場さんが、「貸してごらん」と言うのでジャケットを預けたら、僕が漫才をしている間にボタンを縫い付けてくれたことがありました。「ぜったい好きになるやん!」と感動しました。おしゃれですし、お兄ちゃんになったらおしゃれなお下がりがもらえるかもしれません。
【次男】麒麟・川島明
実際の兄ちゃんがめちゃくちゃファミコン世代で、年齢も川島さんと同い年くらい。川島さんが大阪に来たときに飲みに誘ってくださるんですが、しゃべってると「めっちゃ兄ちゃんやん!」と思うんです。雑誌『ファミ通(ファミコン通信)』の大喜利みたいなコーナーに投稿して“ガバス”(採用されるともらえるチケット)を貯めていたり、「ビックリマン」やアニメ、漫画が好きなところも兄ちゃんっぽいです。家にはゲーム好きの兄ちゃんが買い集めたゲーム機がたくさんあって、ゲーセンに行かなくても遊べたので、「ゲーム好きの兄ちゃんがおってよかった」と思っていました。
【三男】トキ本人
【長女】守谷日和
守谷の唯一のいいところは「心が広い」こと。わがままを言っても受け止めてくれる、年の近い妹になってくれそうです。実際のところ、僕は男ばかりの3人兄弟の末っ子なので、小さいころはよくパシリに使われていました。そのころのことを思い出すと、僕も「ジュース、買ってこい!」とか言いたかったので、守谷をパシリにしたいです。
いつものんびり「ホタテのおばちゃん」
【親戚のおじちゃん】和牛・水田信二
ふだんは遠方に住んでいて、たまに会うのがちょうどいいおじさん。まだ水田が大阪にいるときは毎日のように遊んでたんですが、食べ方を注意されたり、僕が家に遊びに行くと「家に入るときはこうして」「これは家で食べんといて」とルールが細かく、「めんどくせーな」と思っていました。でも水田が東京に行き、たまに大阪に帰ってきたときに飲むと「また言うてるわ」くらいで済むので、たまに会うのがちょうどいいな、と。
【親戚のおばちゃん①】オズワルド・畠中悠
めっちゃ好きなんです。実際の親戚のおばちゃんにもあんな雰囲気の人がいまして、いつもひょうひょうとしていて、ゆったりしていて。久しぶりに会ったら、ホタテとか北海道のお土産をくれそうですね。きっと僕は畠中のことを「ホタテのおばちゃん」と呼ぶでしょう。「今日、ホタテのおばちゃん来るで」と言われたら、「やったー!」みたいな。きっといいおばちゃんです。
【親戚のおばちゃん②】海原やすよ ともこ
いろんな話を聞きたい人が近所にいてくれると楽しそうなので、近くに住む親戚もおばちゃん姉妹がいいです。めっちゃしゃべる声の大きいおばちゃんって、きっと親戚みんなに好かれます。「近所の占い師」でもいいかもしれません。
【家庭教師】ギャロップ・林健
意外と教え方が上手です。たとえば漫才のことで「こう言ったら伝わりますかね?」と質問したら、アドバイスをしてくれたり、一から十まで丁寧に質問を紐解いてくれたり、説明が上手なのですごいなと思います。それに家庭教師ってちょっと抜けた人のほうが楽しいと思うんですけど、実際に林さんは頭が抜けてはるし、そういうことも含めておもしろい家庭教師になりそうです。
最高の家族が完成しました!
——トキ家がついに完成しました。家系図を見てどうですか?
最高の家族が完成しました。にぎやかですし、楽しそうです!
——「最高」の理由は?
どんだけゲームをやっても川田さんと小杉さんだから怒られる心配はないし、親戚にはめちゃくちゃおもしろいおじさんと「ホタテのおばちゃん」もいるので、お土産ももらえます。なので、完璧の仕上がりです。
公演概要
久馬歩責任編集『月刊コント 大阪プロレスと。号』
日時:8月13日(日) 開場15:30 開演16:00
出演:ザ・プラン9、バッファロー吾郎・竹若、ケンドーコバヤシ、レイザーラモン、藤崎マーケット、セルライトスパ、大阪プロレス
チケット:前売4,500円(小学生 3,000円) 当日4,500円(小学生 3,000円) 配信2,000円
FANYチケット(会場)はこちらから。
FANY Online Ticket(配信)はこちらから。
「真夏のラフフェス in 森ノ宮2023」は8月9日(水)~15日(火)にCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホール/TTホールで開催します。
公式サイトはこちらから。