自他ともに認める城好きの田村淳（ロンドンブーツ1号2号）が、香川県丸亀市の「丸亀城名誉大使」に就任しました！ 7月11日(火)に東京・ヨシモト∞ホールで行われた委嘱式では、淳が甲冑姿で登場。観光客増加のために丸亀城の魅力を猛アピールしました。
キラキラの甲冑で登場！
国指定の重要文化財である丸亀城の天守は、国内の現存十二天守のひとつです。日本一高い石垣の上に鎮座する三重三階の天守の高さはおよそ15メートルで、日本一小さな木造天守として知られています。
きらびやかな甲冑を身につけた淳は、足軽スタイルのオンラインサロン「田村淳の大人の小学校」メンバー4人とともに登場し、「身が引き締まる」と早くも気合十分。淳は、今年5月に行われた「丸亀お城まつり」のトークショーにも参加しています。
丸亀市の松永恭二市長は、淳を「名誉大使」に指名した理由をこう話しました。
「丸亀城は、江戸時代初期から色あせることなく、自然と調和した独自の様式美を残しており、本市のシンボルとして、また憩いの場として観光客や市民に親しまれています。淳さんのなかでは、丸亀城は好きなお城ランキングで第3位に輝いているそうです。そこで、さらなる丸亀城の魅力発信のため、お城や歴史に造詣が深い淳さんに、名誉大使へのご就任を打診いたしました」
委嘱状を手渡された淳は「ありがたき幸せー！」と喜びを爆発させると、こう挨拶しました。
「僕、ほかにも3つのお城の大使をやっていて、どのお城も大好きなんですが、特に大使になったお城は、SNSやYouTubeで全力で応援します。過去3つのお城は（淳が就任してから）来場者数が格段に増えております。丸亀城にもたくさんの観光客を誘導するべく、告知のほうを頑張っていきたいと思いますので……おまかせあれ！」
また、淳は市長にこっそりと「税収も増えると思います」と話し、笑いを誘いました。
足軽のつもりで城を楽しむ
淳は各地の城を訪れると、城を攻める側の足軽の気持ちになったつもりで楽しむそうです。そんな淳が丸亀城の魅力を、写真を用いながら紹介しました。
【1】大手二の門から見上げる天守
丸亀城は小さい天守ながら高さがある城。淳は「(敵軍の)足軽の気持ちになったときに『あんな上まで攻めないといけないのか』とおののく感じをぜひ味わってほしい。門が残っているのもすごく重要なので、まず訪れたらここを見てください！」と熱弁します。「門の間からも天守が撮影できる」と説明する淳に、MCを務めた森本英樹（ニブンノゴ！）は「こういうのを聞いていなかったら、スーッと行っちゃいますからね」と感心していました。
【2】螺旋状のルート
現在は観光用のルートがあるものの、本来は大手門から本丸へ行くには、螺旋状に天守の周囲を回らなければならない造りになっていたそう。淳曰く、螺旋式になっている城は珍しいそうで、「この全体像がちゃんと頭に入っているかどうかで、お城めぐりの楽しみ方が変わってきます。ぜひ全体像を頭に入れてめぐってほしいです」とおすすめしました。
【3】日本一高い石垣
淳は「丸亀城は石垣を見るお城と言っても過言ではない」と一言。石垣が高いだけでなく、長い歴史があるため、つくられた時代によって「野面積」「打ち込みハギ」「切り込みハギ」とさまざまな石垣の種類が見られると紹介しました。さらに、石工の羽坂重三郎の逸話を語り始めると、淳のトークは熱を帯びる一方！ 淳は客席にいたオンラインサロンのメンバーに「引いてる？」と問いかけて笑いを誘いました。
豊富な知識に笑いも織り交ぜた淳のプレゼンに、松永市長は「誠にありがとうございます！」と感激の様子でした。
丸亀城がランキング1位になる可能性は…？
淳はこれまでに愛知県犬山市（犬山城）の「犬山観光特使」、島根県松江市（松江城）の「松江観光大使」、広島県福山市の「福山城 名誉城代」に就いています。
淳は「お城全体に興味を持ってほしいので、そういった意味でも、いろんなお城の観光大使をやりたいです。リアル『信長の野望』をやっているつもり。今回、丸亀城を陥落させた」と嬉しそうに話します。
淳の“好きな城ランキング”は変動もあるようですが、不動の1位は犬山城。そのため「(現在は3位の丸亀城が1位に）なることはない」とキッパリ。松永市長もこれには納得しているようで、「2位になれば十分です」と笑顔を見せました。
ただ、淳は「順位はつけていますけど、ほぼ横一線ですから。ちゃんとそこは書いておいてください！」と記者に釘をさしました。
