次長課長・河本「いまがあるのは“辞めていない”から」 よしもとアカデミー&放課後クラブで人気芸人たちが特別授業

国内最大規模のお笑い養成所・NSC(吉本総合芸能学院)など5つのスクールからなる吉本興業の教育機関「よしもとアカデミー」が、8月6日(日)に「夏休み 1DAYオープンスクール」を実施しました。この日は、子どもたちが放課後の時間を利用してエンターテインメントなどを楽しく学べる「よしもと放課後クラブ東京校」のサマーキャンプも開催。次長課長・河本準一や相席スタート・山添寛ら人気芸人や作家が参加して、アカデミーの魅力や、放課後クラブの楽しさを伝えました。

出典: FANY マガジン
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この日のイベントでは、河本、山添のほか、ロングコートダディ(堂前透、兎)、マユリカ(阪本、中谷)、サンシャイン(坂田光、のぶきよ)、レインボー(ジャンボたかお、池田直人)、スパイク(小川暖奈・松浦志穂)、エルフ(荒川、はる)ら人気芸人が講師を担当。オープンスクールで自身の経験談を熱く語ったり、放課後クラブで子どもたちと楽しくコミュニケーションをとったり、大小5つの教室をフルに使ったさまざまな授業が開かれました。

未来の芸人たちに実践的なアドバイス!

よしもとアカデミーのオープンスクールでは、次長課長・河本と放送作家の桝本壮志氏が「NSC特別授業」に参加。NSCへの入学を検討している生徒たちを対象に、真剣な授業を繰り広げました。生徒たちからの質疑応答では多くの手が挙がり、「いまの“次長課長・河本”がある理由は?」という質問に河本がこう答えます。

出典: FANY マガジン
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「僕がいま、ここに立って質問に答えられているのは、“辞めていない”からです。これはしっかり覚えておいてほしい。辞めていたら、居酒屋でテレビを観ながらビールを片手にくだを巻いて、“この芸人知り合いや”なんて言っていたと思います。だけど、いま辞めずにここまで来られているというのが、ひとつ誰にも負けないところだと思います」

ほかにも、NSC卒業後の下積み時代にやっておいたほうがいいことや、売れている人の共通点など、さまざまな質問が飛び交う活気ある授業になりました。

一方、ロングコートダディの2人は、作家の中野貴至氏とともに「ライブ・イベントの作り方」と題した授業を実施。作家やライブプロデューサー、劇場スタッフなどを目指す生徒たちに、“お笑いライブの作り方”だけでなく“芸人に頼りにされるスタッフ像”などについて、それぞれの立場から実践的なアドバイスを送ります。

出典: FANY マガジン
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歌やダンス、演技などのパフォーマンスを学ぶパフォーミングアカデミーでは、ダンサー・振付師として活躍するA-NONを講師に迎えたダンスレッスンが開かれ、スパイクの2人がゲスト参加しました。

また、エンタメを学びながら高校卒業資格が得られる吉本興業高等学院では、「相席スタート山添さんと話そう!」と題した授業を実施。山添が、自身が芸人になるきっかけとなったエピソードを披露しました。

「6歳上のお兄ちゃんがダウンタウンさんの番組にドハマりしていて、自分も一緒に観ていたんですけど、あるとき、ダウンタウンさんのマネごとをしていたらお兄ちゃんが笑ったんです。そのときに、6つも年上の兄ちゃんを笑わせられるオレは天才やと確信して、いま(芸歴)15年目です」

さらに山添自身のNSC時代について、「僕らの時代は、熱量が同じ人たちが多くて楽しかったです。ピリピリとしていたけど、それが楽しかった」と振り返りました。

芸人相手に堂々とボケる子どもたち

よしもと放課後クラブの「お笑いクラブ」には、MCの山添に加えてゲスト講師としてマユリカとサンシャインが登場。子どもたちと一緒に漫才・コントづくりに挑戦しました。山添が登壇すると、さっそく子どもたちから「(TBS系の朝の情報番組)ラヴィットの人だ!」と声が上がります。

出典: FANY マガジン
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この日は、一緒に参加した兄弟や友だち同士でコンビやトリオを組むだけでなく、マユリカやサンシャインを相方に指名することも可能。ということで、プロの芸人とやってみたい子どもたちが、希望芸人を指名することになりました。まずは、マユリカの阪本、中谷が選ばれ、続いてサンシャイン・のぶきよが指名されると、なかなか名前が上がらない坂田は「誰か、親御さんでも!」と呼びかけて笑いを誘います。

コンビなどが決まったあとは、若手芸人たちも交えて子どもたちのネタ作りをしっかりサポート。子どもたちは約15分間、ネタ作りに没頭して台本を仕上げ、いざ発表に臨みます。

出典: FANY マガジン
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プロの芸人を相手に堂々とボケる子がいるかと思えば、友だち同士で思い切りネタを楽しむ子や、小さな妹をフォローしながら進行する子もいて、それぞれが個性を発揮。年齢が高めのコンビはかなりの完成度でネタを仕上げ、MCの山添も感心していました。

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そのほか、“放課後クラブ版”のA-NONのダンスレッスンには、子どもたちに加えてエルフの2人も参加してダンスの楽しさを体験。「芸人とYouTube動画を作ってみよう」と題した授業では、レインボーの2人が子どもたちの発案したゲームを実際に楽しみながら、わいわいと進行しました。

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NSCのデメリットは「恋愛に走りすぎること」!?

この日、MCや講師として参加した芸人たちに話を聞きました。ふだんからNSC生のネタを見る機会が多いという河本は、こう語ります。

「いまは1~2年目の子たちのクオリティが高すぎる! 情報量が多いから、学校に来る段階でクオリティが高まっている子がいるから、今日もめっちゃ楽しみでした。マジの原石がいたら、早めに“いいよ”って言っておいて、売れたときに『河本さんに言われたんです』って言ってほしい」

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一方、NSC入学の“デメリット”を聞かれた河本が、「恋愛に走りすぎること」と即答すると会場は爆笑。「僕は在学中に4人くらいの子と付き合いまして。1回、コンビの両方と付き合ったことがあって、それはエラい目に合いました」と振り返ると、河本とNSCで同期だった作家の桝本氏が「僕、そのころの写真を50枚くらい持っているので、あとで配ります」と付け加えて、笑わせました。

一方、よしもと放課後クラブの授業に参加したマユリカの2人は、「毒舌の女の子がいて、“マユリカは知名度が低いのでもっと頑張れ”と言われました」というエピソードを披露。相席スタート・山添は、授業を振り返ってこう語りました。

「限られた15分程度の時間でネタを作って、堂々と発表して、できあがらなかった子はアドリブを舞台上で言えるくらいの根性がすわっていてビックリしました。お笑いを目指さなくても、表に立ってしゃべったり、“人への伝え方”という点でためになるんじゃないかなと思います。すごくいい時間でした」

出典: FANY マガジン
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よしもとアカデミーの「夏休み 1DAYオープンスクール」と「よしもと放課後クラブ エンタメサマーキャンプ in 東京」は、盛りだくさんの内容で大盛況のうちに終了。人気芸人たちから直接、多くのことを学んだ生徒たちはもちろん、芸人たちも存分に楽しんでいました。


よしもとアカデミーは、昨年創立40周年を迎えたNSCをはじめ、エンタメスタッフを育成するYCA(よしもとクリエイティブアカデミー)、歌唱や演技、パフォーマンスなどを幅広く学ぶYPA(よしもとパフォーミングアカデミー)、デジタルに特化したYDA(よしもとデジタルエンタテインメントアカデミー)、そしてエンタメを学びながら高校卒業資格を取れる吉本興業高等学院という5つのスクールからなる教育機関です。2024年度生徒募集は、6月からスタートしています。資料請求はよしもとアカデミーまで。

よしもと放課後クラブは、「放課後を遊び尽くせ」をコンセプトに、小学生、中学生 、高校生を対象に、子どもたちが放課後の時間を利用してエンターテインメントなどを楽しく学べるクラブ活動です。子どもたちの放課後の“居場所”をつくるとともに、将来、エンターテインメントにかかわりたいという子どもたちの「夢」の実現を応援します。2022年10月に開校した大阪校に加え、2023年5月に東京校、沖縄校が開校しました。

「よしもとアカデミー」公式サイトはこちらから。
「よしもと放課後クラブ」公式サイトはこちらから。

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