EXPO’70パビリオン別館で岡本太郎「黄金の顔」が30年ぶり復元! NMB48も当時のユニフォーム姿で登場

大阪・万博記念公園内の「EXPO’70パビリオン」に8月11日(金・祝)、新たに「別館」がオープンしました。かつて「太陽の塔」のてっぺんに設置されていた初代「黄金の顔」が復元され、常設展示されます。オープン前日にはオープニング記念式典が開催され、記念イベントでNMB48によるファッションショーや河内家菊水丸による河内音頭も行われました!

出典: FANY マガジン
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直径10.6メートルの「顔」が間近に

「EXPO’70パビリオン」は、1970年に開催された日本万国博覧会(大阪万博)のパビリオンの1つ、「鉄鋼館」を改修した記念館で、2010年に開設したものです。万博当時の展示物や記録映像、写真など貴重な資料を紹介しています。

そしてこのたび新設された「別館」では、万博跡地に造成された万博記念公園の変遷を、新たに作成した模型などとともに展示。目玉は前回の大阪万博当時は「太陽の塔」の頂部に設置され、劣化を防ぐために1992年の改修工事で取り外された初代「黄金の顔」です。

30年ぶりに復元されて常設展示されるもので、直径10.6メートルの「黄金の顔」の迫力を、大阪万博当時よりも近くで観覧することができます。

出典: FANY マガジン
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記念式典ではまず、吉村洋文・大阪府知事や溝畑宏・大阪観光局理事長ら登壇者によるテープカットが行われました。

主催者を代表して吉村府知事は、「『別館』ではぜひ1970年に戻って当時のエネルギーを感じ、2025年の『大阪・関西万博』につなげてもらいたいと思います。2025年の万博は必ず成功させていきたい」とあいさつしました。

出典: FANY マガジン
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続くオープニング記念イベントでは、大阪観光スペシャルサポーターの NMB48 による大阪万博を彩ったユニフォームのファッションショーと、太陽の塔の「内部再生事業」の広報担当アンバサダ ーを務めた河内家菊水丸による河内音頭が行われました。

ファッションショーでは、当時のユニフォームを身にまとったNMB48のメンバーたちが、70年代ふうのBGMに乗って次々とランウェイを歩きました。

まずはコシノジュンコがデザインした「ペプシ館」のユニフォームで龍本弥生が登場。真っ赤なドレスコートが鮮烈な印象を残しました。「電力館」のさわやかなブルーとホワイトのユニフォーム姿は坂下真心。続いて松岡さくらが当時の流行でもあったポップなイエローのミニスカート姿で登場、こちらは「三洋館」のユニフォームです。

エプロン風ユニフォーム姿のNMB48水田詩織「2025年が楽しみ!」

コシノジュンコがデザインした「タカラ・ビューティリオン」のユニフォームは、黒のカットソーとパンツに、エプロン風のユニフォームを重ねたデザイン。こちらは水田詩織が着こなしました。

赤いマントとミニワンピース、ヘルメット型の帽子が印象的な「東芝IHI館」のユニフォームは浅尾桃香。コシノジュンコのデザインによる白いワンピースに大きなネイビーのネクタイと帽子がキュートな「生活産業館」のユニフォームは、佐月愛果が着用しました。

瓶野神音は深いグリーンのユニフォームとホワイトのラインが入った帽子姿という、「日立グループ館」のユニフォームで登場。シルバーのジャンパースカートと同色のロングブーツ、そしてハットもかわいい「自動車館」のユニフォームを着たのは黒島咲花でした。「繊維館」は白のワンピースに帽子、ネイビーのベスト、白のベルトとカバンという全体的に清楚なユニフォーム。こちらは池 帆乃香が着こなしました。最後は「鉄鋼館」です。桜田彩叶がイエローに統一されたエレガントなユニフォームに身を包みました。

ファッションショーを終えた水田は、こう話しました。

「ファッションショー自体が初めてのメンバーもいましたが、私たちが生まれるずっと前に開催された『大阪万博』のユニフォームを着て、ランウェイを歩かせていただいたことに感動しています。2025年の『大阪・関西万博』はどんなことが待っているのか、とても楽しみです。新たにオープンした『EXPO’70パビリオン・別館』のエネルギーをたくさんの方に感じていただき、2025年につなげていきたい。私たちNMB48も大阪観光スペシャルサポーターとして一緒に盛り上げていきます!」

出典: FANY マガジン
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菊水丸「黄金の顔」の歴史を歌い上げる

続いて河内家菊水丸が、河内音頭『太陽の塔初代黄金の顔レガシー音頭 2025へ向かって』を披露しました。三条史郎による力強い純金箔太鼓が鳴り響くと、「太陽の塔」が描かれた着物姿の菊水丸が登場。「夢のような空間で河内音頭を歌わせていただきます」と顔をほころばせます。

菊水丸は「『黄金の顔』を間近に見ることができ、こんなうれしいことはない」と、前回の大阪万博の思い出を語りました。そして、「1972年に黄金の顔が2代目にさし変わりました。初代は大切に保管されていたのですが、その初代が初めて万博会場に登場したのは開催の100日前のことでした」と「黄金の顔」の歴史を歌いあげ、『EXPO’70パビリオン・別館』のオープンを寿ぎました。

出典: FANY マガジン
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記念式典の終了後、メディアの取材に応じた吉村府知事は改めて、「『黄金の顔』のエネルギーが2025年の万博会場に伝わり、多くの人が2025年の『大阪・関西万博』に行ってみたいと思ってもらえたら嬉しい」と語りました。。そして「『別館』のオープンによって、2025年の『大阪・関西万博』の機運がますます高まっていると感じます」と力強い言葉でしめくくりました。