お笑いコンビ・天才ピアニスト(竹内知咲、ますみ)が、8月23日(水)に奈良警察署の1日警察署長を務めました。ますみは奈良県大和高田市出身。2人は、地域の金融機関や街頭で特殊詐欺被害防止のための啓発活動に参加したほか、2人をモデルにした啓発ポスターをデザインした学生との交流などを通じて、防犯意識向上を訴えました。
2人がモデルのポスターもお披露目
委嘱式には、奈良警察署の小畑浩康署長、奈良地区金融機関防犯協議会の中島伸佳会長らが出席。天才ピアニストの2人は、委嘱状とたすきを神妙な顔つきで受け取りました。
小畑署長は、特殊詐欺が奈良県内でも減らない現状について言及し、知名度、人気、迫力、発信力のある天才ピアニストに協力を呼びかけます。中島会長からは、奈良にゆかりのある天才ピアニストが啓発活動に参加することへの感謝の言葉がありました。
この日は、天才ピアニストの2人をモデルにした啓発ポスターもお披露目。制作にあたった奈良芸術短期大学の学生が、それぞれポスターのポイントや苦労した点、工夫したところなどを説明しました。
このポスターは、奈良県内の金融機関や自治体施設などに掲示される予定です。また、2人が出演する啓発動画が、この日から奈良県警察公式YouTubeチャンネルで公開されることも発表されました。
竹内は警察の制服が似合いすぎる!?
ますみは特殊詐欺について、「他人事のようにも思うけど他人事じゃない。みんなで気をつけあって、地域の人にも声をかけあって、こういう事件があると広めていきたいと思います」と意気込みます。
一方の竹内は、特殊詐欺の手口が多様化していることに触れつつ、県内に住むますみの両親を念頭に「できることはすべてやっていきたい」と気合十分です。警察スタッフに「制服が似合いすぎる」と言われたそうで、「貸していただければプライベートでも」と話し、笑いを誘いました。
天才ピアニストの2人が1日署長を務めるのは初めて。ますみは、まだ両親に伝えていなかったそうで、「至急連絡します。めちゃくちゃ喜んでくれると思う」と笑顔を見せました。
委嘱式終了後、2人は南都銀行本店と奈良信用金庫奈良支店で啓発活動を実施。職員たちに特殊詐欺防止への協力を呼びかけたほか、JR奈良駅前でも特殊詐欺防止のチラシなどを配って被害防止を訴えました。