お笑いコンビ・アインシュタインの稲田直樹が、絵本作家・谷口智則氏とともに大阪府四條畷市の「四條畷市PR大使」に就任し、その任命式が7月15日(木)に同市役所で行われました。出身地である四條畷市を盛り上げる大役を任された稲田。「人が優しいおかげで、こんなふうに僕はひねくれずにまっすぐ育つことができた」とさっそく市の魅力をアピールしました。
稲田の“不真面目版”決意表明は!?
まずは東修平市長と、稲田、谷口氏の2人の新PR大使が登場。市のイメージキャラクターで樹齢600年のクスノキの妖精「くっすん」が、3人の傍で愛嬌を振りまきます。
東市長は挨拶で、2020年に市政50周年を迎えたことや、都心へのアクセスの良さ、豊かな自然、人情など、四條畷市の魅力をアピール。さらに今年4月から新たにPR大使を創設した意図を、「この先の50年を見据え、より多くの人に四條畷市の魅力を伝えたい、市民にはより一層の愛着を持ってもらいたいと考えてのこと」と説明しました。
谷口氏は四條畷市在住、稲田は同市出身で、それぞれ市と縁が深い2人。東市長の言葉を受けて、谷口氏は「アートと自然と笑顔の溢れる街・四條畷をアピールしていく」とフリップに書いて決意表明します。
一方の稲田は「四條畷市を“日本一”有名な街にします」と掲げて、こう説明しました。
「控えめな性格なので、最初は四條畷市を“少しだけ有名な街”にしようと思いました。でも、よしもとの社員さんが事前に『もっと大胆に!』と言うので、フリップを“日本一”に書き換えました」
会場の空気が和んだところで、「実家で犬を飼っているのですが、実は犬アレルギーなので、帰ってくると体調を崩す」などと小ネタを披露する稲田。フリップに掲げた決意表明についても、「ちゃんとしないといけないと思って真面目なほうを発表しましたが、本当はもうひとつ、『東市長の白髪を黒く染めます』にするかどうかの2択で悩みました」と明かして笑わせます。
市長も負けじと「四條畷市の知名度はまだまだだが、『日本一強そうな市の名前ランキング』では5位です」などと会場の笑いを誘ったところで、「PR大使2人の力で、四條畷の魅力をどんどん広めていってほしい」と期待を寄せました。
子どものころのあだ名は「メガネ」
東市長からPR大使それぞれに任命状が授与されると、イメージキャラクターくっすんを交えて記念撮影も。その後の質疑応答で、稲田は地元への思いをこう語りました。
——PR大使に選ばれた感想を聞かせてください。
稲田 びっくりしました。僕でいいのかなって。これからはちゃんとしないといけないなって思いました。眠いときとか、ごくたまに、タクシーに乗ると不機嫌な態度をしてしまうときもあったんで、これからはどれだけ眠くても、タクシーの運転手さんにきちんと接しようと思いました。
——(笑)。稲田さんが思う、四條畷市の魅力は?
稲田 人が素敵だなって思います。僕が「一度もいじめられたことがない」って言うとね、「それでいじめられてないん? どこで生まれ育ったん?」って、芸人の先輩たちがびっくりするんですよ。ほかにもね、僕、こんな個性的な風貌しているのに、子どものころのあだ名が「メガネ」なんですよ。みんなにだいぶ気を使わせたんかなぁ(笑)。でも、人が優しいおかげで、こんなふうに僕はひねくれずにまっすぐ育つことができたんでしょうね。
——最後に、思い出の場所があれば教えてください。
稲田 さっき四條畷を久しぶりに歩いていたら、思い出がこみ上げてきたんですが、駅前にADOっていう美容院がありましてね。むかしからある美容院なんですけど、僕が中学生か高校生のときにできたんですかね。地元にオシャレな美容院ができたって、当時は友だちがよく話題にしていて。学校行ったら、みんな「昨日、ADO行ってきた」って話で盛り上がってたんですけど、僕そのときも薄毛だったから、誘われていなくて。ちょっと切なかったなぁ……なぁんて、そんな切ない思い出話でした!(笑)