お笑い芸人のくまだまさしが8月29日(火)、東京都墨田区のお笑いアンバサダーに就任しました。くまだはこの日、同区内にある情報経営イノベーション専門職大学(iU)で開かれた「すみだ伝え合いラボ」に出席し、地元企業の広報担当者らと交流。墨田区の魅力アピールに向けた熱い意気込みを語りました。
企業や団体が「伝え合い」で交流
「すみだ伝え合いラボ」とは、区内の企業や団体が、広報分野の活動や課題について一緒に考え、議論することで、まちの魅力の「伝え合い」による好循環をつくっていこうという研究活動(ラボ)です。
25社に及ぶ区内の企業・団体の広報担当者が参加してチームをつくり、広報活動の課題の解決に向けて分析や検証を行う予定で、月1回ほどのペースで集まって来年3月まで活動します。
今年度のキックオフとなったこの日は、まず墨田区の山本亨区長が次のように挨拶しました。
「墨田区は、初めて会った人でも、すぐにお友だちになって『なにか一緒にやれたらいいね』『今度、こんなことをお互い頑張りましょう』と声をかけあえる、そんなことができる町でございます。墨田区のなかで活動・活躍されている団体さん同士が、ここで巡り合って、いろんな意見交換をし、化学反応を起こす。そしてまた、この町を引っ張っていただきたいと思っております」
続いて、会場となった情報経営イノベーション専門職大学の中村伊知哉学長の挨拶です。
「私たちの大学は情報の大学でして、情報を生んで、伝えて、分かち合って、そしてまた新しい情報を生んでいく……まさに伝え合う大学でございます。大学としての役割も、みなさんとともに発揮できたらいいなと考えておりますので、今日はどうか楽しんでいただければと思います」
ここで、くまだまさしが登場。さっそくサングラス芸やお尻クラッカーなどで会場を盛り上げます。山本区長から、「すみだお笑いアンバサダー」の任命証が手渡されたくまだは、カツラ&おもちゃの刀で記念撮影に応じました。
参加者からの質問に「本心で答えていいですか?」
くまだは、結婚を機に墨田区に住み始めて約20年だといいます。トークセッションでは、墨田区に住んでいるからこそ感じる便利さや人の暖かさを熱弁しました。
この日の参加者との記念写真撮影時も、暖かく「頑張ってね」と声をかけられて感動したと振り返ります。応援してくれた参加者には、お馴染みの“お手製プレゼント”として、くまだが表紙を飾るお手製の「くまちゃん自由帳」を渡していました。
司会者から「墨田区の魅力を発信するときの具体的な伝え方」について質問されたくまだは、こう答えます。
「後輩の千鳥、チョコレートプラネット、かまいたちの力を存分に使って発信していきたいですが……。ただ、はっきり言いましょう! 千鳥たちは難しいかもしれませんが、ハイキングウォーキングなら、すぐに動いてくれると思います。すぐに動ける芸人を使って魅力を発信していきたいと思います!」
参加者からは、吉本興業で営業No.1に君臨するくまだに「どんなことをモチベーションにして活動しているのでしょうか」という質問も。くまだは「本心で答えていいですか? 家族が笑顔になるためです」と答えると、力強くこう宣言しました。
「いちばん近くの家族を笑顔にしたいと、20年以上頑張ってきましたが、今年50歳になりましたので、一歩先に進んで、これからは家族の笑顔と墨田区を盛り上げていこうと考えております!」
最後にくまだは、改めてこう意気込みました。
「これからみなさんは、(区内で)お祭りだったり、さまざまなことをされると思います。時間が許す限り、いつでもどこでも駆けつけたいですし、どんどん私を使っていただきたいと思います!」
ステージを降りるときには、似顔絵付きの非売品「くまちゃんタオル」を大量に取り出しながら、「みなさんに差し上げたいと思いまーす!」と宣言して参加者を喜ばせました。