NSCの面白いとこ【たくろう赤木の面白いとこ #2】

たくろう赤木の面白いとこ

人気コンビ・たくろうのボケ担当、赤木裕が色々なものの「面白いとこ」をフィーチャーしたコラム。今回はどんなものの「面白いとこ」を教えてくれるのでしょうか……?

人気コンビ・たくろうのボケ担当、赤木裕が色々なものの「面白いとこ」をフィーチャーしたコラム。今回はどんなものの「面白いとこ」を教えてくれるのでしょうか……?

今日は電車で中国人の子供がもちろんそういう意味じゃないのでしょうが「ちんちん!ちんちんちんちん!!」と連呼してたので頬を赤らめながら吊革を掴んでおりました。

どうも、腹ペコパーカー被りことたくろうの赤木です。
夏場はTシャツ着ます。

出典: FANY マガジン

今回の面白いとこはNSCの面白いとこです。
まず1つ目の面白いとこは、訳のわからない人とたくさん出会えることです。
僕は大阪NSC37期生で、5年前に卒業しました。NSCに入った僕は入学してすぐにある相方探しの会で出会った有村という男と「あぶりぽンズ」というコンビを組みました。
僕は全部ひらがなで「あぶりぽんず」が良かったのですが有村の「ドラえもん」みたいな感じにしたいというひとつもピンとこない案に説き伏せられてしまい「あぶりぽンズ」になりました。
ムーンウォークしそうな人が前に進むというコントで一世を風靡せずに1ヶ月くらいで解散しました。
その後、誰か紹介してくれと仲の良い同期に相談して加藤という男を紹介してもらい鶴橋の公園で組むかどうかの話をしてる時に僕が「ちょっとコンビニ行ってくる」と言って近くにあったお寺の方に自転車で突っ込んで行くと遠くから「いやそれ参尊寺!!」とツッコんでくれたので組むことにしました。
僕は漢字の突っ込むとカタカナのツッコむを使い分ける事ができます。

そこから卒業までは加藤と「ムミムシュウ」と言うコンビで活動しましたが加藤はNSC卒業と同時に「赤木は臭そうなのにムミムシュウとは理論が破綻している」という言葉を言い残して芸人を辞めてしまいました。
このように訳のわからない人だらけでとても面白かったです。

2つ目は訳のわからないルールです。
NSCに入学したての頃にNSCの色々なルールを説明されます。印象に残ってるのは、「なんば付近で飯食べるな」というルールです。理由は「先輩がNSC生が飯食うてるとこみたら腹立つ」という訳のわからない理由でした。
基本NSC生はなんば付近で生活するので、周りに芸人がいないかキョロキョロしながらこっそりなんばで飯を食べました。なんば全域で早弁の気分を味わえるので楽しかったです。

やこしいルールもありました。芸人が集うネタ合わせ場所に喫煙所はあるがタバコは吸ってはいけない。ただ先輩の武装戦線さんという人が「吸う?」と誘ってくることがあるのでその時だけは吸ってもいいというルールです。
喫煙者にとって武装戦線さんに「吸う?」声を掛けてもらう事はビートたけしさんに「あんちゃんがんばってるねぇ」と声を掛けてもらうぐらい名誉な事でした。

以上がNSCの訳のわからないとこでした。

それでは僕はネコが布団におしっこしたのでコインランドリーに行って参ります。ポリエステル製なので乾燥機もかけ放題(^。^)