よしもとアカデミー学園祭で歌、ダンス、演技を学ぶ現役生が堂々公演! 若者のリアルな感情表現に観客も感動

NSC(吉本総合芸能学院)など5つのスクールからなる吉本興業の教育機関「よしもとアカデミー」の大阪校学園祭が10月7日(土)、8日(日)に行われました。2日目には、歌やダンス、演技を学べるYPA(よしもとパフォーミングアカデミー)の大阪校現役生による公演「Life is the Stage」が大阪・難波のYES THEATERで開催。エンターテインメント業界での活躍を目指す生徒たちが、全力のパフォーマンスを披露しました。

出典: FANY マガジン
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自分たちの「夢」を舞台で表現

2021年に開校したYPAでは、さまざまな分野に精通した講師たちが生徒たちの魅力を引き出し、ライブやオーディションに必要なスキルを身につけるための実践的な授業を行っています。

年に2回行われる舞台公演に向けて、日々レッスンに励んでいる生徒たち。今回は、さらなる高みを目指す2年目の2期生と1年目のフレッシュな3期生が初共演しました。

第1部では、ダンス、歌、ミュージカルなどのパフォーマンスを披露。第2部では、小学生から高校生がエンタメを学べる「よしもと放課後クラブ」のメンバーによるダンスや、よしもとライターズアカデミー(現・よしもとクリエイティブアカデミー)1期生の大石れいか脚本による舞台「銀河図書館」が上演されました。

2期生を中心としたメンバーによるダンス&ヴォーカルパフォーマンスから公演がスタート。お揃いの白い衣装に身を包んだ6人がAimerのアップテンポなナンバー、「ONE」を躍動感たっぷりに歌い、踊りました。

出典: FANY マガジン
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続いては、出演者全員によるミュージカル「Life is the Stage」(東京校・演技講師の田中精氏による作・演出)。スポットライトを浴びたいと日々葛藤する若者たちの姿を歌やダンス、演技でつないでいきます。

「誰かの憧れになりたい」「愛されるアイドルになりたい」「大河ドラマの主役になりたい」「吉本新喜劇の座員になってなんばグランド花月の舞台に立ちたい」「カメレオン俳優になりたい」「誰かの心に残る表現者になりたい」――。

自分の夢を独白していくシーンは、生徒たちのリアルな現状そのもの。魂がこもった言葉の数々が多くの観客の心を打ちます。挫折しそうな仲間をみんなで励ますシーンでは、SEKAI NO OWARIの「サザンカ」を熱唱。アクション、フラメンコ、ヒップホップダンスもあり、日々の研鑽の成果を余すところなく発揮しました。

ラストは、お客さんの大きな手拍子に包まれながら、全員でAIの「ハピネス」を笑顔で合唱。“人生こそが舞台”――そんな輝きに満ちた物語を爽やかに締めくくりました。

出典: FANY マガジン
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「よしもと放課後クラブ」の子どもたちもパフォーマンス

第2部は、2期生を中心としたメンバーがモノトーンのクールな衣装でヒップホップダンスを披露。ソロパートではそれぞれがしっかりと個性をアピールし、最後は衣装のベストを脱ぎ捨ててクールにフィニッシュ! 会場には、歓声が巻き起こりました。

続いては、小・中・高校生が楽しくエンタメを学ぶアフタースクール「よしもと放課後クラブ」によるK-POPダンスです。小学1年生から中学3年生まで幅広い年齢層の子どもたちが元気いっぱいにダンシング! ブラックとピンクを基調にした衣装もかわいらしく、ダンスを愛する12人による堂々としたパフォーマンスが来場者を驚かせました。

出典: FANY マガジン
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最後の演目は、2期生を中心とした6人によるお芝居「銀河図書館」です。地上と星の狭間にある「銀河図書館」は、迷子の魂たちがたどり着く場所。司書のテンとソラのもとにやってきたのは、現実世界で事故や病気で仮死状態になっている昴、琴、千歳、つづみという4人の少女でした。4人は銀河図書館から好きな本を探し出さなければ、もとの世界に戻ることはできません。彼女たちは不思議な空間で忘れられない物語に出会うことに――。

ファンタジーな世界観とかけがえのない友情を描いたストーリーが観客を惹きつけ、6人は魅力的なキャラクターを見事に演じきりました。最後は心があたたまるハッピーエンドとなり、大きな拍手が送られました。

カーテンコールでは、生徒たちがこの日のステージを振り返るシーンもありました。ブラジル出身の3期生、MATHEUSは「日本語が難しくて演技をするのは大変ですが、自分の個性を生かしながら精進したい」と語り、同じく3期生の山下泰生は「歌・ダンス・演技すべて未経験で入学しました。最初は不安だったけど毎日が刺激的。表舞台で活躍する演者になれるように頑張りたい」と意気込みます。2期生の関田世里奈は、「2年連続で同じ役をいただいてうれしいです。自分らしく楽しんで演じることができました」と自らの成長を感じられた様子。

出典: FANY マガジン
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100分の公演を締めくくるフィナーレは、出演者全員によるダンス&ヴォーカルパフォーマンスで、YPAオリジナル楽曲である「Wish Upon The Rainbow」を披露します。公演中の役と同じ衣装で登場した生徒たちは、充実感に満たされた笑顔で、それぞれのキャラクターと自分自身を重ねて表現。これからエンタメの世界で活躍していく彼らの第一歩となる貴重なステージになりました。

【よしもとアカデミー】
よしもとアカデミーは、昨年創立40周年を迎えたNSCをはじめ、エンタメスタッフを育成するYCA(よしもとクリエイティブアカデミー)、歌唱や演技、パフォーマンスなどを幅広く学ぶYPA(よしもとパフォーミングアカデミー)、デジタルに特化したYDA(よしもとデジタルエンタテインメントアカデミー)、そしてエンタメを学びながら高校卒業資格を取れる吉本興業高等学院という5つのスクールからなる教育機関です。2024年度生徒募集は、6月からスタートしています。資料請求はよしもとアカデミーまで。

【よしもと放課後クラブ】
よしもと放課後クラブは、「放課後を遊び尽くせ」をコンセプトに、小学生、中学生 、高校生を対象とした、子どもたちが放課後の時間を利用してお笑いやK-POPダンスなどのエンターテインメントを楽しく学べるクラブ活動です。子どもたちの放課後の“居場所”をつくるとともに、将来、エンターテインメントにかかわりたいという子どもたちの「夢」の実現を応援します。2022年10月に開校した大阪校に加え、2023年5月に東京校、沖縄校が開校しました。

「よしもとアカデミー」公式サイトはこちらから。
「よしもと放課後クラブ」公式サイトはこちらから。