くっきー!が坂上忍原作“愛犬アニメ映画”でイジりまくり! 「あんなイジられ方するとは…」

俳優で司会者の坂上忍が書き下ろし、イラストを野性爆弾のくっきー!が担当した絵本をアニメーション映画化した『リクはよわくない』の完成披露イベントが、9月4日(土)に都内で開催されました。映画は10月1日(金)にいよいよ公開。イベントには坂上とくっきー!らが参加し、制作の裏話や、作品を通じて届けたい思いを熱く語りました。

出典: FANY マガジン

『リクはよわくない』は愛犬家としても知られる坂上が、過去に悲しい別れをした愛犬リクへの思いを胸に制作した絵本を映画化した作品。5歳の「ぼく」が、子犬の「リク」とのかけがえのない日々を通していのちの大切さを学んでいく物語で、くっきー!はこの映画で声の出演にも挑戦しています。

つらくて結末を描きたくなかった

まずは、絵本のイラスト制作にあたって、坂上からさまざまな角度の愛犬の写真を渡された、と振り返るくっきー!。

「いただいた(愛犬たちの)前・横・後ろ・真ん中とかの資料を壁一面に貼って。いっとき、壁が坂上さんの犬まみれのときがあったので、そのなかに囲まれて立ってる僕は坂上さんそのものでした」

坂上が「詳細な写メを送ったのに、犬の大きさが違ってて、この人、あんまり参考にしてないんだろうなと思った」と指摘すると、くっきー!はきまり悪そうに、不自然に手を触りながら「さかむけがある……痛い!」とごまかします。

そんなくっきー!も、犬たちとの暮らしを描き、いのちの大切さを伝えるこの作品に「はかないなって思いましたし、つらくて結末を描きたくなかった。最後の1ページは描くのに時間がかかりました」としんみり。

と思いきや、すぐに「(制作に)4年半くらい? 絵本の構想は5年ですもんね?」とひとボケ。「1年半くらいしかかかってない」と坂上にツッコまれると、「人それぞれ時間の早さは違うんです。“精神と時の部屋”(『ドラゴンボール』に登場する修業部屋)みたいにね」と笑いを誘いました。

出典: FANY マガジン

「さんざん僕のことをイジってるんですよ!」

劇中では、くっきー!が、主人公「ぼく」の部屋に坂上が過去にリリースしたCDのジャケットを脈絡なく登場させる仕掛けも。MCのタレント・奥浜レイラがこれを“遊び心”と紹介すると、「遊んでんじゃない。くっきー!は、さんざん僕のことをイジってるんですよ!」と坂上。

「そもそも、くっきー!にイラストをお願いしたのは、信頼できる人がよかったから。まさか、あんなイジられ方をするとは思いませんでした」と不満たっぷりの坂上に対して、くっきー!は「ツンツン頭でCDデビューしてるんだ。おもしれぇんだ」とニヤけつつ、「イジってはない。印税、収入のお助けですぅ~」とここでもイジっていました。

「坂上さんと『ぼく』は別物」

現在、18匹の犬や猫と暮らし、犬猫の保護施設も建設中など、動物愛護活動に積極的に取り組む坂上。愛犬の存在を「月並みにいうなら家族」と言い切る彼は、作品について熱いメッセージを送ります。

「(主人公の)『ぼく』は僕。リクくんと出会って、“してあげられなかった”という思いがあっての、いまです。この作品では犬の楽しいところやかわいいところもいっぱい描いてますが、大変さや責任も含めて観てもらえたら」

出典: FANY マガジン

くっきー!も「いのちってさぁ、1つしかないんだ」としみじみ語り、作品について「すごく優しい『ぼく』と、はかないリクちゃんを描いた切ない映画」とコメント。「坂上さんと『ぼく』は別物として観たほうがいい。『バイキングMORE』(フジテレビ系)のときみたいな“鬼畜所業”太郎とダブらせず、仲のいいお父さんとかお兄ちゃんとか、自分なりの『ぼく』を思い描いてほしい」と再び坂上をイジりつつ伝えました。

映画概要

『リクはよわくない』
公開日:10月1日(金)全国ロードショー
原作:作・坂上忍  絵・くっきー!/『リクはよわくない』(インプレス刊)
監督:荒川眞嗣
声の出演:森川智之、杉田智和、森久保祥太郎、花江夏樹、浅野真澄、松本梨香ほか

公式サイトはこちらから。

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