最近コンロのとこについてる換気扇が、飛行機の離陸くらいうるさかったので掃除してみました。カウボーイが馬に引きずり回されているくらいの音になりました。
どうも、何も手につかない男ことたくろうの赤木です。
僕はそばが好きです。
先輩とご飯に行く時「なに食べたい?」と聞かれたら絶対に「そばが食べたいです。」と答えます。だからもう聞かないほうがいいです。
カウボーイに「どんな帽子かぶりたい?」って聞くのと同じくらい意味ないです。それくらいそばが好きです。
まず色が好きです。
食べ物として圧倒的に不利な灰色で勝負しよういう心意気が好きです。どう考えても食欲をそそる色じゃないです。
「透き通るように真っ白なうどん」「光沢のある黄色のラーメン」と比べた時、「黒い点々の入った灰色のそば」のビジュアルの悪さは一目瞭然です。
オーキド博士に最初のヌードルモンスターをこの3体から1体選べと言われたら、まずそばの入ったモンスターボールを拳で叩き割ってから考え出すでしょう。
そんなビジュアルで日本食のトップを走っている姿が男心をくすぐります。
テンガロンハットじゃなくて阪神の帽子をかぶっているカウボーイがめっちゃ強かったら好きになるでしょ?
あとそば屋で働く人は良い人しかいないイメージがあります。
僕はよしもと漫才劇場のすぐ前にある、おそば屋さん(うどん屋さん)によく行くのですが、そのお店は修羅場を2,000個くらいくぐり抜けていそうな、修羅場製造機みたいな渋い店主と、旦那がギャンブルで8兆円借金しても「あほやねぇ」のひとことで許してくれそうな女将さんと、親のカウボーイの仕事を継ぐ事を断って、日本に来てそうな外国人のバイトで店を回してます。
お客さんが常に多く忙しいのに、めちゃくちゃ仲が良さそうなんです。
店内にテレビがあって相性の良い血液型ランキングみたいなんをやっていたんですが、それを見ながらみんなで一喜一憂してる時もありました。もちろん作業しながらです。
僕も飲食店でバイトをしてたことがあるのですが、忙しくなればみんな眉間にシワを寄せて、何が起きても笑わない様な状況になっていました。
多分、カウボーイが来て馬に味付けたまご1個だけ食わせて「さぁおねんねの時間だ」と言って、帰っても笑わなかったと思います。
だからこそ、忙しい時に血液型の相性ランキングで一喜一憂している人達は絶対良い人だと思うんです。
この店だけじゃなくて、僕の行くおそば屋さんは寡黙で美味しさを見せびらかす様なことをしない、余裕のある笑顔がかっこいい人しかいなかったです。
あと、味が好き。めちゃくちゃ美味しい。
うどんにはない、いぶし銀な味がする。カウボーイくらいいぶし銀。