吉本興業ホールディングスが中国の国営メディアと強力タッグ! 番組制作や映画など多角的に協力 人材交流も

12月7日(木)、吉本興業ホールディングス(HD)と中国の国営メディア「中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ:CMG)」による「戦略的協力契約」調印式が吉本興業東京本部で行われました。吉本興業HDの岡本昭彦社長ら両社の幹部が出席。意見交換を行い、今後の多角的な協力を約束しました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

「幸先の良いスタート」

CMGは、中国中央テレビ(CCTV)を中心とする公共メディアグループで、これまでも吉本興業HDと番組制作の協力などを行ってきました。今回の戦略的協力契約締結によってパートナー関係を強化し、今後はさまざまな映像コンテンツの制作・放送・配信で協力します。

また、吉本興業HDやCMGが制作する映画の宣伝、運営での連携や、高速通信や次世代映像といった新技術に基づくコンテンツ開発での協業、人材交流の仕組みの整備などを目指すことも盛り込まれています。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

調印式には邢博(ケイハク)副台長らCMGの幹部8人が出席。吉本興業HD側からも岡本社長ら8人が出席し

そして、BSよしもとで放送されているCMGとの共同制作番組『巡って発見!ぶらり中国周遊紀』や『発見!中国14億人の食の世界』について、さらに映画事業や2025年の大阪・関西万博についても意見交換を行いました。

CMGの邢副台長は今回の契約締結について、次のように挨拶しました。

「共同制作番組をPR映像で拝見させていただきましたが、御社のパワーを感じましたし、おかげさまで、幸先の良いスタートを切らせていただきました。これからも、こうした共同制作の案件をグレードアップしていくことを期待したいと思います」

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

岡本社長「多角的にやっていければ」

吉本興業HDの岡本社長も、今後の両社の関係について展望を語ります。

「非常に楽しく、学びを得る番組をやらせていただいており、CMGの現場スタッフの方の力も感じております。次のステップとしては、番組をより多くの人に見ていただくことはもちろん、番組から展開したイベントなど、派生的なものも含め、多角的にやっていければと思います」

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

さらに、邢副台長が「会談の場を設けていただいて非常に嬉しく思っているのと同時に、改めて御社との関係性も深めていければと考えています」と語ると、岡本社長も「番組を通じて、より交流を深めていけたら」と応じました。

この後、岡本社長と邢副台長が契約書にサインして、記念品を交換しました。

調印式終了後、取材に応じた岡本社長は、今回の契約について「非常に嬉しく思います」と力を込めます。また、中国市場の可能性について11月の『上海国際コメディフェスティバル2023』への参加について触れながら、「力のあるタレント、芸人もいるので、今後、日本のお笑いがコンテンツ化、フォーマット化され展開していくのが非常に楽しみです」と語りました。

そして「BSよしもとで(CMGとの共同番組)のシーズン3を行うこと、映画にまつわる取り組みをしていく準備、日本の番組のフォーマット・コンテンツの展開など、来年に向けて、より具体化されていくと思います」と述べました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン