“グローバル芸人”宮川大輔&こがけんが都立高校生に英語ワークショップ! “家族愛”語る生徒に「お母さん、泣きはると思う」

東京都立高校の生徒たちに英語を使う楽しさを伝える「TOKYO GLOBAL TORITSU Ambassador 英語ワークショップ」が、12月15日(金)に都立秋留台高校で開催され、“グローバル芸人”の宮川大輔とこがけんがアンバサダーとファシリテーターとして参加しました。一緒にミッションに挑戦しながら、生徒たちが英語でのミュニケーションを身近に感じられるよう会場を盛り上げました。

出典: FANY マガジン
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「TOKYO GLOBAL TORITSU Ambassador」は、東京都教育委員会が吉本興業に委託して展開する事業です。芸能人など身近な著名人が英語を積極的に使う姿をワークショップなどで見せることで、英語を使う楽しさを生徒に伝えることを目指します。

今回のワークショップでは、テレビ番組などで月に1回は海外に行くという宮川がアンバサダーに、ハリウッド映画モノマネなどで知られるこがけんがファシリテーターに就任しました。

お祭り男・宮川は開口一番「I’m Festival man!」

イベントがスタートし、司会のタケトに呼び込まれて登場した宮川とこがけん。やや大人しめな生徒たちに対して、“お祭り男”こと宮川は「I’m Festival man! Workshop!」と勢いよく声をあげ、こがけんは「Come on!」と両手を広げてあおります。

出典: FANY マガジン
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自己紹介ののち、英語とのかかわり方について簡単にトークも。簡単な意志疎通なら英語でできるという宮川は、「コミュニケーションの入り口は、パッション。パッションがあれば伝わる。自信を持って笑顔でどんどんしゃべっていくことが大事」と力を込めて語り、生徒たちも聞き入っていました。

いよいよワークショップがスタート。生徒たちに課せられたミッションは、英語で「マイ推し」について伝えること。生徒たちは、伝える側のスピーカー役と聞き役に分かれ、サポートする外国人の先生たちの力を借りながら、「マイ推し」について英語で語り合います。

まずは、宮川とこがけんで見本を見せることに。スピーカー役を宮川、聞き役をこがけんが担当します。

出典: FANY マガジン
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「I like fashion」とファッションが好きなことを伝える宮川に、こがけんは「Oh,me too!」と応じるも、宮川は「Sorry?」と聞き返す……というコミカルな掛け合いで、生徒たちからも笑いが。

最後には、上手い単語が出てこず、パッションで押し切る宮川でしたが、タケトは「ファッションが好きだということは伝わってきました」とフォローしていました。

ミッションは「マイ推し」を英語で!

ミッションが始まると、宮川らはステージから降りて生徒たちを励まします。

なかには、宮川が出演している人気番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ)が「マイ推し」だという生徒もいて、しきりに宮川に英語でアピール。宮川も、嬉しそうに笑顔で応えていました。

生徒たちが一生懸命にミッションに取り組む姿に、こがけんは「なかなか言葉が出ないときに、聞き役の子がたくさん単語を出したりして助けてあげていたのがよかった」と感動した様子。

宮川も「身振り手振りも交えて盛り上がっていてよかった。先生も上手にリードしてくれて、本当にいい授業」と絶賛していました。

出典: FANY マガジン
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最後に、「壇上で『マイ推し』を発表したい人?」というタケトの呼びかけに、7人の生徒が元気よく立候補。全員がステージに上がり、好きな女優やスポーツ、アーティスト、家族などそれぞれの推しについて、英語を使って精いっぱいの愛を叫んでいました。

その様子に、宮川は「こういうところに上がってしゃべるって勇気がいることだと思うので、本当に素晴らしいです」とまたしても称賛を送ります。

「文法とか難しいことは先のこと。まずは単語だけでいいので、相手に伝えようとしてみてください。パッションでしゃべってみて」と、英語を学ぶ生徒たちにエールを送っていました。

出典: FANY マガジン
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「パッション」は伝えられた

ワークショップを終えたタケト、宮川、こがけんがファニマガの取材に答えてくれました!

——今回のイベントを終えた感想をお願いします。

タケト 最初も盛り上がりましたけど、最後がすごく盛り上がって。ワークショップをして、パッションが大切なんだよということが伝わったのかなと思いました。

宮川 僕自身、自分がやりたいことをちょっと言えるぐらいで、すごく英語が得意というわけではないんですけど、生徒のみんなにパッションは伝えられたかなと。タケトが言ったとおり、最後がいちばんテンション高かったというのは、みんなが心開いて楽しんでくれたみたいで嬉しかったです

こがけん 最初と最後ではみんな顔つきが変わって、明るくなっていましたね。自分の推しについて話すミッションでしたけど、英語だからこそ恥ずかしさを捨てて話せたのかなと思います。
それに、自分の好きなものについて話すのってコミュニケーションの基本的なところ。だから、お互いに引き出しやすかったのかなと。生徒たちにとって、すごくいい経験になったのではと思いました。

——宮川さんは海外によく行っていますが、外国の人たちとはどんなふうにコミュニケーションを取っているんですか?

宮川 英語圏だけじゃなくて、いろんな言語の方と接しますけど、カメラが回っていないところからいろいろ話しかけるようにしていますね。そのほうがお互い打ち解けて、向こうも冗談言ってくれるようになったりする。
やり方としては、とにかく単語から。いまは翻訳アプリもありますけど、その画面を見せるんじゃなくて、表示された文章を一度、自分の中に落とし込んで、自分の言葉で言うようにはしてますね。勉強にもなりますし、そこは大事にしていますね。

出典: FANY マガジン
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——これから英語を学ぶ生徒たちにメッセージをお願いします。

タケト いちばん最後に手を挙げてくれた子たちは、逆に僕のほうが勉強になりました。もう見切り発車でもいいから一歩出ましょうっていう。

宮川 すごいパッション感じました。

こがけん 自分が高校生のときは、ああいうことはできなかったですね。

タケト しかも「家族愛」を言うって。オレ、自分の子どもがああなってくれたら、めちゃめちゃ嬉しい。「I love Papa」なんて言ってくれたら……。

宮川 でも、やっぱりあそこは“Mama”って言ってたのがよかったね(笑)。

タケト 確かに。

宮川 「いつも美味しいご飯、作ってくれてありがとう」って。お母さん見てたら、たぶん泣きはると思う。

こがけん 「Dinner is delicious!」って言ってましたもんね。

宮川 だからほんまに単語でもいいんですよ。日本語が混じってもいいので、とりあえず難しいこと考えんと伝えて笑かして、それでコミュニケーション取っていったらいいと思います。

こがけん あとはノリって、けっこう大事だと思うんですよ。「海外の人ってこんな感じのノリでやってたな」っていうモノマネみたいな感じで入っていくと、意外とどんどん単語が出てくるし、身振り手振りで相手に伝わりやすくもなるし。
ちょっとふざけてやってみようってぐらいの軽い気持ちで始めてみると、結果的に英会話も身近に感じるようになると思うので、ぜひトライしてみてください!

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