本家のウルフルズ登場に「泣きそうなりました」 ジャルジャルのコントから生まれた「ウルトラズ」がガチの初ライブ!

お笑いコンビ・ジャルジャル(後藤淳平、福徳秀介)のYouTubeコントから誕生した“ウルフルズが好きなのに決してそれを認めないバンド”ウルトラズが、12月19日(火)に大阪・Zepp Nambaで「レコ-ド発売記念ワンマンライブ」を開催しました。ガチなライブに、なぜかゲームコーナーも挟みつつ、さらにはサプライズでまさかの“本家”も登場! 「ついに同じステージに立てるなんて……」と両者感激の“奇跡”のコラボが生まれました。

出典: FANY マガジン
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トースター松林(Vo/ジャルジャル・福徳)、ホンコンチュニジア(Gt.Vo /アイロンヘッド・辻井亮平)、ジッパー・ジャンパー(金持ち/クロスバー直撃・渡邊センス)の3人からなるウルトラズ。彼らは、西脇P(ジャルジャル・後藤)プロデュースのもと、11月29日(水)に1stアルバム『ダッサ』をリリース。ウルフルズに影響を受けずに制作したという本作には、作詞・トースター松林、作曲・ホンコンチュニジアというガチの9曲に加え、本家ウルフルズのトータス松本がプロデュースした「太陽に勝つ」も収録されています(全体の収録曲数はトースターVer.とホンコンVer.のボーカル別で計20曲)。

「ホンコンチュニジアに歌わせろ!」西脇Pがゲーム対決を強行

事前にサプライズゲストの“におわせ”もあった期待高まるステージにオープニングアクトとして登場したのは、ジャルジャルのコント『うろ覚えでライブする奴』でおなじみの後藤・福徳が扮する謎のフォークデュオ。

出典: FANY マガジン
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ギターは抱えているだけで弾かずに、うろ覚えの歌詞でカバーソングを歌いまくる2人。息ぴったりなのに終始、グダグダなパフォーマンスで笑いを巻き起こし、しっかりと会場をあたためます。

続いて、4人編成のバックバンドとともにいよいよウルトラズの3人が登場すると、トースター松林が「ダッサ!2023、おーきにです!」と開会宣言! トースター松林のピュアな歌詞が刺さる楽曲の完成度、ホンコンチュニジアのギター演奏を含むパフォーマンスは本格的で、来場者は大盛り上がり! 

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しかし、ホンコンチュニジアにリードボーカルを担当してほしい西脇Pは、ステージ袖から「地声系の歌聴きたないねん!」とトースター松林にダメ出しの嵐。思惑とは裏腹にライブが進むと西脇Pは、「ボーカル譲る気ないなら、ゲームで決める!」とステージに乱入します。

万歩計ダッシュ対決や片足立ち対決では、“本家”ウルフルズのジョンBに顔が似ているというだけで加入した(させられた?)ジッパー・ジャンパーも本気で挑戦。

ゲームに勝利したホンコンチュニジアがアルバム収録曲の「パンダ」「疲れた」を披露すると、観客は心地良い爽やかな歌声に聴き入っていました。

出典: FANY マガジン
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最後はトースター松林のボーカルで来場者がスタンドアップ! ハンドクラップとともに一体感が生まれました。

そんななか、「人生で喋る回数を決めている」というジッパー・ジャンパーは、コーラスもせず終始、棒立ち。「マイク1本、無駄にして!」と西脇Pにツッコまれていました。

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本家の登場にバンドメンバー大興奮!

そして、「もっと盛り上がるためにスペシャルゲストを呼んでます!」と西脇Pが呼び込んだのは、なんと本物のウルフルズ! 思わぬサプライズに会場は大喜びとなり、悲鳴のような大歓声のなか、トータス松本(Vo.Gt)、サンコンJr.(Dr)、ジョンB(Ba)がステージへ。

「ヤッサ!(ウルフルズが毎年開催している恒例の野外イベント)をやられているウルフルズさんが、ダッサ!に来てくれるなんて!」と西脇Pも感慨深げです。

ステージ上で、ジッパー・ジャンパーとジョンBが実際に横に並ぶと「顔のパーツがよう似てるわ!」とトータス松本も爆笑。さらにホンコンチュニジアとサンコンJr.も見た目が似てきていることが発覚。トースター松林とトータス松本はお互いに褒め合い、間近で見る2組のシンクロに客席からは笑いが起こりました。

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ここから始まるウルフルズのライブ演奏を前に、「いままで(ウルトラズのライブ)の記憶なくなるやん!」と心配するトースター松林。ウルフルズを知らないふりをしながらも興奮を抑えきれない様子です。

転換中には、後藤扮するシンガーソングライター、矢田心によるスペシャルライブも。矢田心は、ジャルジャルが優勝した「キングオブコント2020」で披露した『野次ワクチン』に登場するキャラクター。ふだんは競艇場などで歌うことが多いという矢田心は、「いつも、もっと劣悪な環境で歌ってて。でも野次ワクチンを打っているので、どんな状況でも歌えます!」とサウンドチェックのなか、4曲を熱唱しました。

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トースターとトータスが肩を組んで熱唱!

セットチェンジが終わると、サポートミュージシャンの桜井秀俊(Gt/真心ブラザース)、小杉泰斗(Key)とともに、カラフルなスーツでビシっと決めたウルフルズが登場!

「バカサバイバー」「バンザイ~好きでよかった」「かわいいひと」などトースター松林が影響を受けたであろう名曲の数々が披露され、「ガッツだぜ!!」では、トータス松本が客席にマイクを向けると大合唱に。野外フェスさながらに後方まで手が挙がりました。

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MCではメンバーがコント「ウルフルズに影響されている奴」の感想を語る場面も。

「うれしかった! いい感じでイジってもらえて。ついに同じステージに立てるなんて感慨深いものがあります」とトータス松本が笑顔を見せる一方、ジョンBはジッパー・ジャンパーのキャラについて、「僕も喋ったらあかんのかなって(笑)」と困惑の表情。サンコンJr.の名前の由来も明かされるなど、貴重な話も飛び出しました。

後半は、ウルトラズと西脇Pもステージへ呼び込まれると「お兄さんたち、めっちゃカッコよかったです。泣きそうなりました!」と、ト―スター松林。どう考えてもファン目線の感想が止まりません。

そしてアルバムにも収録されているトータス松本作曲の「太陽に勝つ」をコラボパフォ―マンス! ふたりが肩を組みながら熱唱するレアな場面はハイライトとなりました。

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さらにアンコールでは、グッズTシャツに着替えた2組がウルトラズのデビュー曲「あいがあう」をコラボ。

「おおきにでしたー! またお会いしましょう!」

初のワンマンライブは大成功のなか、幕を閉じました。このライブの一部模様はジャルジャル公式YouTube「ジャルジャルアイランド」で12月27日(水)より公開されています。そちらもぜひご覧ください。


ジャルジャル公式YouTube「ジャルジャルアイランド」はこちら

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ジャルジャルのコント『ウルフルズに影響されている奴』はこちらから。

アルバム概要

『ダッサ!』
アーティスト:ウルトラズ
発売日:11月29日(水)

楽曲配信はこちらから。