少女歌劇団ミモザーヌが観客を前に初ステージ! 結成から2年余り「今日、皆さんに会えました」

少女歌劇団ミモザーヌの初の有観客の夏公演『Romance〜恋するように〜』の東京公演が、8月17日(火)に東京・なかのZERO小ホールで開催されました。結成から2年余り、コロナ禍のなかでレッスンもままならない状況で、さまざまな困難を乗り越えてきた彼女たち。初めての観客を前に、エネルギッシュに歌って踊る“歌劇団”の初々しいステージの様子をレポートします!

出典: FANY マガジン

『サクラ大戦』などの人気ゲームを手がけたマルチクリエイターの広井王子氏が総合演出を手がける「少女歌劇団ミモザーヌ」は、昨年11月にお披露目生配信を行い、12月の第1回配信公演「Begin〜始まりの歌〜」ではカバー曲を含む13曲を披露。そして今回、念願の初の有観客での公演が実現。8月20日(金)には、東大阪市文化創造館小ホールで大阪公演が開催されます。

多彩な曲調と世界観

オープニングナンバーは「Welcome in the Mood」。真っ赤なキラキラとした衣装を着たきくたまこと、すずきみあいムェンドワ、いまもりまなか、いわむらゆきね、たかはしまおの5人が華やかに登場し、続く「ストレンジャー」ではムーディーに、また違った雰囲気で魅せます。

出典: FANY マガジン

2曲が終わったところで、もうりさくらとろれあが登場。コロナ禍のなか、何度もくじけそうになりながら、メンバー同士が切磋琢磨して“舞台に立てる日まで頑張ろう”と励まし合ってきたと、これまでのことを振り返ります。

「今日、皆さんに会えました。今回の公演のテーマは『Romance』です。どんなワクワクが待っているんでしょうか? では、ショーを始めます!」

もうりの呼びかけで、本編がスタート。ツイストやモンキーダンスで1950’sの雰囲気いっぱいの「ロックンロールパーティ」、シュールながら爽やかな朝を感じさせる「笑い声で目覚めた朝」、タイトル通り“フラミンゴ”をイメージさせるピンクと赤の衣装の「情熱フラミンゴ」、新体操のリボンやバランスボールを使ってアクロバティックな振り付けを取り入れた「動かなかったこころの時計」、そして、青春感満載のアイドルソング「夏色レモン」――曲ごとに曲調も世界観もガラッと変化させて、観客たちを楽しませます。

出典: FANY マガジン

「ウエンディ・ソング」は、ピーターパンに恋するウエンディを主人公にしたミュージカル仕立ての楽曲。ウエンディ役のいまもり、ピーターパン役のみやはらにこの豊かな表現力が印象的。続く、「MONSTER NIGHT」ではストリート系ファッションを身にまとい、ワイルドでパワフルなパフォーマンスを披露します。

第1部の終わりは、歌詞もサウンドも“日本的”な要素がたっぷり詰まった「いろは恋歌」。切なくも力強さを感じさせる楽曲で、ラストはステージに花びらが舞いました。

出典: FANY マガジン

「クリスマス公演」決定の報告も

休憩を挟んで、トラ柄のハッピを着たいわなみゆうかとたぐちえみるが登場。たぐちの手には「ゆうか軍団」と書かれたノボリ旗が。そこに、いとうみにぃ、しものあやめ、さかもとりるは、ひろせしづくも加わり、団長・いわなみの「自粛自粛でクサクサした気分をぶっ飛ばそう!」という掛け声とともに「とらとら」で第2部がスタート。

ザ・ピーナッツのカバー「ふりむかないで」、1期生による「愛の速度」、2期生による「扉の向こうへ」、きくたとすずきによるクールでかっこいい「ラストダンス」、エキゾチックな「アブラカダブラ」を次々と披露します。

出典: FANY マガジン

実は、この公演は今年4月に加入した3期生の初お披露目の場でもありました。1期生のたかはしとすずきに呼び込まれた3期生のやましたあまね、たなかあかり、「ゆうか軍団」のひろせ、さかもとの4人が自己紹介をして、ステージはいよいよ終盤!

「応援歌」を歌った後、きくたが曲に込めた思いを語ります。

「皆さま、本日は本当にありがとうございます。いままで、さまざまな困難を乗り越えてここまで来ました。自分たちへの応援も込めて、そして皆さまへの応援の気持ちを込めて、この『応援歌』を歌わせていただきました」

出典: FANY マガジン

ここで、「クリスマス公演」の開催決定も報告されます。“少女歌劇団”のミモザーヌは20歳で卒団。きくたは10月1日に20歳になるため、このクリスマス公演が卒団公演になります。

「まこちゃんは最年長ということもあって、これまでみんなをまとめてくれたから、最後はみんなの可愛い笑顔で送り出してあげたい」というメンバーの声に、「最後まで元気に頑張ろう!」と応えるきくた。改めて気持ちがひとつになったところで、感謝の気持ちを込めた「ありがとうございます」を全員で歌唱して本編を締めくくりました。

アンコールは、ゴスペルっぽい雰囲気から「ジェリコの戦い」を披露し、最後はミモザーヌを象徴する曲「ミモザのように」を全員で歌唱。「また来てください」「ありがとうございました」などメンバーの直筆メッセージが書かれたハート型の紙吹雪が舞うなか、初の有観客公演の幕が下ろされました。

出典: FANY マガジン

【少女歌劇団ミモザーヌ】
『少女歌劇団ミモザーヌ』は、吉本興業の「少女歌劇団プロジェクト」から生まれたグループ。12歳から19歳の少女たちで結成され、第1期メンバーは応募総数736人の中から14人(研修生2人含む)が選出、その後、第2期生9人、第3期生4人が加わり、現在は27人で活動中です。メンバーは20歳を迎えると退団という年齢制限も設けられています。

公演概要

夏公演『Romance~恋するように~』
<東京公演>
日程:8月17日(火) 開場11:30 開演12:30/開場15:30 開演16:30
開場:なかのZERO小ホール

<大阪公演>
日程:8月20日(金) 開場11:30 開演12:30/開場15:30 開演16:30
会場:東大阪市文化創造館 小ホール