夜の沼津を走る「寛平アメマナイトマラソン」が“特別”なワケ…間寛平“静岡行脚”に密着!

3月23日(土)に開かれる「寛平アメマナイトマラソンin沼津2024」。今年で4回目となるこのイベントのために、発起人である間寛平が自ら静岡で告知行脚をしました。行く先々でみんなを笑顔にしていく寛平師匠……そんな師匠の1日を、沼津の劇場を拠点とする静岡県住みます芸人で、芸人ライターとしても活動する沼津出身のぬまんづ・原いい日が密着! 寛平アメマナイトマラソンの話をしながら、師匠とマラソンのルーツを取材しました。

出典: FANY マガジン
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「そんなら24時間走りますよ!」

この日の1件目は、静岡市内で配られるフリーペーパー「nanacica」と地元のFMラジオ局「FM-Hi」の取材です。

「寛平師匠がマラソンを始めたきっかけは?」

寛平師匠とマラソンの出合いを問うストレートな質問に、師匠が答えていきます。

師匠が40歳を前に大阪から東京に出てきたとき、仕事もなく、ただ毎日16キロほどを走っていたそうです。それをなんとか武器にできないかと挑戦したのが、ギリシャで行われるスパルタスロン(246キロを走るウルトラマラソン大会)でした。テレビ局に直談判して、なんとか取材に来てもらったところ、交流の深い明石家さんま師匠がわざわざ現地に応援に来てくれたこともあって、番組は大成功!

出典: FANY マガジン
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これがターニングポイントになりました。「24時間テレビ」(日本テレビ)から「10分くらいでいいから番組内でマラソンをしてくれないか?」と打診されたのです。「それなら24時間走りますよ!」と答えた寛平師匠は、実際に24時間マラソン(初回153キロ)を走って驚異的な視聴率を叩き出しました。

そして24時間テレビの人気は、ここから爆発的に回復。翌年は200キロ、その翌々年は阪神大震災が起きたこともあって、7日間で神戸〜東京600キロを走りました。

さらりとそんなことを説明する寛平師匠ですが、その内容はとんでもなくすごいことです。いまや当たり前の「24時間テレビ=マラソン」というイメージが、実は、もともと寛平師匠が作ったものであることを、恥ずかしながら僕はこの取材で知りました。そして、そんな人が作ってくれた「寛平アメマナイトマラソンin沼津」をより一層、誇らしく感じました。

誰にも迷惑をかけないコース

沼津のマラソン大会について、「沼津の人に迷惑をかけないコースを自ら走って選んだ」と寛平師匠は言います。

師匠が初めて「24時間テレビ」で走ったとき、テレビ局のスタッフなど含めて全員にとって初めてのことで、寛平師匠を見に来た見物客で道路が渋滞したり、近隣住民の人たちに迷惑をかけることがたくさんあったといいます。

出典: FANY マガジン
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そうした経験をふまえた「寛平アメマナイトマラソンin沼津」は、5キロ・10キロコースでは道路を止めることもなければ、信号を渡ることもない。25キロコースでは信号を1カ所渡りますが、そこではランナーが止まり、信号は通常通りに動いています。最後の山道である香貫山は、登り道をランナー用に開放していますが、もちろん近隣住民や市・警察に許可を取って、全員協力体制のもと、コースとして設定しています。

これは寛平師匠が自らの経験をもとに、ランナー以外の人たちに迷惑をかけず、ランナーたちに気持ちよく走ってほしいという、師匠の配慮が施されているのだなと感じました。

タクシーの運転手さんに言われたひと言

2件目は市内のSBSラジオに移動して、お昼の人気番組「ゴゴボラケ」にゲスト出演しました。

「なぜ沼津でマラソン大会を?」

軽快にトークが進むなか、パーソナリティ・山田門努氏からそう聞かれた師匠が説明します。

以前、大阪から新幹線で静岡・三島に着いて、そこから吉本の沼津ラクーンよしもと劇場に向かうタクシーの中で、運転手さんにこう言われたのだそうです。

「沼津にはむかし、百貨店が7つもあってとても活気があった。いまでは過疎化してしまって寂しい。寛平師匠、なんとかしてくれませんか?」

沼津市には劇場もあり、師匠をはじめ吉本が大きくお世話になっています。そんな沼津に何か恩返しできることはないか――そう考えたときに思いついたのが、「寛平アメマナイトマラソンin沼津」でした。

出典: FANY マガジン
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今年で4年目になり、市民の方たちからも認められてきたこのイベント。今年は、例年よりも地元からのステージ参加者(近隣の学生さんによる応援団やチアリーディング、吹奏楽の演奏、地元のダンススクールやキッズダンスなど)も増え、いままでの“吉本のイベント”から、“沼津市と吉本が連携する大きな地元密着のイベント”になりつつあります。

これは師匠が考える沼津の街への恩返しに十分、なってきているのではないでしょうか。2023年7月に市政100周年を迎えた沼津市ではさまざまな記念事業を実施してきましたが、その年度のラストを飾る市民参加イベントとして、過去最大に盛り上がることは間違いないでしょう。

出典: FANY マガジン
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沼津の魅力は「最後の最後にくる山場」

最後は、静岡新聞のインタビューでした。

「ランナーにとって沼津のコースはどんな魅力がありますか?」

インタビュアーからの質問に、「芸人・間寛平」から「鉄人ランナー・間寛平」にキリッと顔つきが変わりました(僕が勝手にそう思っただけかもしれませんが笑)。

「沼津の地形は素晴らしい。最初は狩野川や駿河湾を望むことができる平坦なコース、最後の最後に香貫山という難所がやってくる。これは(ハワイの)ホノルルマラソンのダイヤモンドヘッドなどもそうで、世界的なマラソン大会は最後の最後に山場がある。箱根駅伝もそう」

実は沼津のコースも、しっかりとマラソンとしての知識と醍醐味をもとに作り上げられたコースであることを、このインタビューで知りました。そしてマラソン初心者にとって沼津は、きっと本格的にマラソンにハマる最初のきっかけになるのではないでしょうか。

出典: FANY マガジン
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「実はフルマラソンは30キロからがキツくて、声をかけても返事をしてくれなくなる。だから沼津の25キロは気持ちよく走れる距離なんです。ここでもっと走りたい! まだまだ走り足りない! と思ったランナーには、ぜひフルマラソンにチャレンジしてみてほしい」

「スタートラインに立つランナーはみんな楽しそう」「一度、香貫山を経験したランナーはその夜景と夜桜の美しさで必ず次の年もエントリーする」……師匠の言葉のとおり、参加者は年々増えていて、今年も昨年を超えるランナーの数が予想されています。

「ただ、多くなりすぎても管理しきれなかったりするから、1500人で締め切ろうと思う」とのことだったので、走ろうかなと考えている人は、ぜひ早めのエントリーを! 

出典: FANY マガジン
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相方のあいさつギャグにダメ出し!?

すべての取材を終えて、最後に寛平師匠から「寛平アメマナイトマラソンin沼津2024」に向けたメッセージをもらいました。

「マラソン人口は年々減ってきていますが、反対に沼津のマラソンに参加するランナーは増えていっています。これはランナーたちが“普通のコース”に飽きてきてるのではないかと思います。そんな人たちのために考えたのが、沼津のナイトマラソン。心臓破りの香貫山を登った先の夜桜と沼津の夜景は圧巻です。“速さ”も大事だけど、この大会とコースを通して、ぜひマラソンの“楽しさ”を知ってほしい。走り切ったら、翌日は沼津港の美味しいグルメや沼津ラクーンよしもと劇場でのお笑いなど沼津の魅力を満喫してほしい。そのために大会は毎回、土曜日におこなっています。あとはひとつだけ、雨が降らないことを祈っておきます!」

この日、朝10時に到着した寛平師匠は6〜7件のインタビューに答え、そのすべてで笑いを交えつつ、大会のPRをしてくださいました。沼津市出身の僕からすると、どれだけ感謝してもしきれないほどのことです。

昨年、沼津市のにぎわいづくりに貢献した個人や団体に贈られる「燦々(さんさん)ぬまづ大賞」の最高賞「大将賞」に寛平師匠が選ばれました。今回の密着で、そこには沼津を盛り上げたいという熱い思いと、愛が詰まっているのだと、改めて感じることができました。

出典: FANY マガジン
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帰り際、師匠から相方・うえたけのギャグについて、「お前の相方の『沼津サイコー!』ってやつあるやろ、あれ全然ダメ。もっと面白い動きとか考え!」とお叱りを受けました。これも“沼津”を愛してるからこその、愛のあるアドバイスに違いありません。次に師匠に会うときには、最高に面白く進化した「沼津サイコー!」をお見せしたいと思います。

そんな相方も芸人ランナーとして25キロコースに参加する「寛平アメマナイトマラソンin沼津2024」。申し込み期間は3月3日(日)23:59まで! ぜひ皆さんの参加をお待ちしております!

「寛平アメマナイトマラソンin沼津2024」概要

【開催日時】
2024年3月23日(土) ※雨天決行

【コース】
①5kmコース(11:00スタート予定)*狩野川コース
②10kmコース(17:00スタート予定)*狩野川・千本浜コース
③25kmコース(17:00スタート予定)*狩野川・千本浜・香貫山コース

【エントリー】
2024年3月3日(日)まで受付中

公式サイトはこちらから。

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