吉本芸人が保育園で子どもたちを相手にお笑いステージを提供する画期的な取り組み『キッズお笑いライブ』。その記念すべき第1回が、２月14日（水）に横浜市港北区にある保育園で開かれました。今回、同園を訪れたのは、さまざまなレパートリーの顔芸を持つEverybody（タクトOK!!、かわなみchoy?）と、子どもたちから絶大な人気を誇るひょっこりはんの２組。園児と保育士あわせて約50人の前で、45分ほどのステージを繰り広げました。
Everybodyのネタは顔も動きも最強！
ステージ開始前、保育園でいちばん大きな教室に集められた園児たちは、いまかいまかと芸人の登場を待ちわびた様子。5～6歳の年中・年長クラスのような幼児クラスはもちろん、まだヨチヨチ歩きの1～２歳ほどの乳児クラスまで全クラスがそろって、先生たちも一緒に見守ります。
そこに元気よく登場したのはEverybodyの2人。教室に入ってくるなり、かわなみchoy?が子どもたちに向けて変顔のオンパレードです。
最初は２人の勢いに押されてぐずってしまう子どももいましたが、Everybodyの勢いは止まりません。『♪私はあなたのことずっと～』とEverybodyの十八番ネタ「クリティカルヒット」を披露すると、子どもたち＆先生たちから大きな笑いと拍手が起きました。
かわなみChoy？が「このネタをみんなで一緒にやりたいんだけど」と言うと、４人の子どもが「やりたい！」と元気よく挙手！ 子どもたちとEverybodyの即興コラボが行われ、元気いっぱいにかわいい姿を披露していました。
ここで、タクトOK!!が「では次にみんなで一緒に顔をいっぱい動かす“あいうえお体操”をしましょう」と呼びかけると、だいぶ2人との距離が縮まってきた子どもたちから「やったらどうなるの？」と無垢なフリが。かわなみChoy？が「顔の運動になるからアンチエイジングの動きもある。若い子たちより年取った人のほうが効果あるかも（笑）」と答えて笑わせていました。
そして披露された「あいうえお体操」は、テンポある音楽に乗せて、あいうえおを顔全体で身体も使って表現していくもの。子どもたちも大きく身体を動かしながら、ノリノリで一緒に体操をして、大盛り上がりとなりました。
20人でひょっこりポーズ！
子どもたちのテンションもかなり上がってきたところで、Everybodyからひょっこりはんにバトンタッチ。ひょっこり現れたひょっこりはんに、子どもたちは「ひょっこりはんだー！ 見たことあるー！」とさっそく大興奮です。
「ひょっこりするのが大好きだから、今日はみんなでひょっこりしていこう！」
何度かひょっこりしつつステージに登場したひょっこりはんは、子どもたちにこう語りかけると、そこから怒涛のひょっこり連続技！ 軽快な音楽とともに、ティッシュやピザの箱などさまざまなところからひょっこりする姿に、子どもたちは大盛り上がりです。
「そのネタ知ってる！ YouTubeで見た！」と指摘する子どもには、「予習してきたんだね。でも、知ってるっていわないでくださーい」とやさしく“釘”をさしたり、子どもたちの話に「それはGoodだよ！」と相づちを打ったり、子どもたちとのやり取りも楽しんでいました。
最後に「一緒にひょっこりはんしよう！」と呼びかけると、ステージに出てきた子どもたちは、なんと総勢約20人！ みんなで音楽に合わせてひょっこりポーズを披露して、子どもたちの思い出に残る楽しいひとときとなりました。
最後にEverybodyも戻ってきて、園児たちへひょっこりはんの著書『ひょっこりはんを探せ』（宝島社）とEverybodyのぬりえがプレゼントされます。
園長先生が「楽しかったひと―！？」と聞くと、園児たちみんなが大きな声で「はーーい！」と答え、子どもたちの笑顔に満ちたお笑いライブはあっという間に幕を閉じました。
