ニューヨーク嶋佐、キレキレのマイケルダンスでNSC卒業!? よしもとアカデミーで特別授業「一生モノの人間関係ができる」

日本最大規模のお笑い養成所・NSC(吉本総合芸能学院)など5つのスクールで構成される「よしもとアカデミー」の東京校で、3月3日(日)にオープンスクールが開催されました。この日は、NSC東京の卒業生でもあるお笑いコンビ・ニューヨーク(嶋佐和也、屋敷裕政)が特別ゲスト講師として登場。2人は、エンタメ業界を志す参加者にNSC時代の思い出話や、よしもとアカデミーで学ぶメリットについて講義しました。

出典: FANY マガジン
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かつてのNSCの“変な授業”とは?

よしもとアカデミーはNSCのほか、タレントマネージャー・構成作家・公演制作スタッフなど即戦力のエンタメスタッフを育てる「YCA(よしもとクリエイティブアカデミー)」、俳優・パフォーマー・歌手などが本格デビューを目指すタレント養成所「YPA(よしもとパフォーミングアカデミー)」、エンタメ×デジタルの最前線を学び即戦力を目指す「YDA(よしもとデジタルエンタテインメントアカデミー)」、そしてこの4校のカリキュラムを学びながら高校卒業資格が得られる「吉本興業高等学院」の5校からなる総合教育機関です。

今回、ニューヨークの2人は、NSCとYDAの合同オープンスクールで講師を務めました。嶋佐はこの日、金髪にサングラス姿で教室に登場。屋敷から「芸能界の闇みたいやな」とイジられますが、嶋佐はさらに業界人っぽい挨拶で返して参加者を笑わせます。

出典: FANY マガジン
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ともにNSC東京15期生の2人は、当時の授業について「業界用語一覧をプリントで配られた」「ダンスのレッスンが週3回あった」「1期上の先輩が抜き打ちで口臭の匂いをかぐ、口クサ検査があった」と面白おかしく振り返ります。

嶋佐はNSC時代、お笑いではなくダンスの授業で“選抜クラス”だったそうで、「キレキレのマイケル・ジャクソンのスリラーを踊って卒業した。それが、いまの俺に繋がっていますから」と語って参加者を笑わせました。

屋敷「長い人生の中でいい経験」

屋敷は参加者に向けて、芸人にならなくてもNSCに入るメリットがあると語りかけます。

「マジで長い人生の中で、けっこういい経験だとは思います。なんか変な奴がいっぱいいて、ふつうの学校で味わえないことを勉強できるから、その後、芸人にならんとしてもNSCに通うのは有意義な気がするんです。万が一、同期が売れたら一生言えるじゃないですか。『俺、令和ロマン』と一緒の学校に通ってたんやで、とか」

嶋佐も芸人にならなかった同期といまも付き合いがあるそうで、「一生モノの人間関係ができる」と話しました。

裏方は芸人よりも売れる可能性が高い

この日は、YDAへの入学を考えている参加者も。YDAでは、YouTubeチャンネルの企画・制作などについても学ぶだけに、屋敷は「配信に強い人は即戦力。手に職です。そのノウハウって、いまの時代は潰しがきくから」と力説。

出典: FANY マガジン
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また、ニューヨークの単独ライブにはYCA卒業生が作家としてついているそうで、屋敷は「芸人が売れる倍率と比べたら、裏方から売れっ子になる率が吉本はだいぶ高い。『YDA出身の子に編集をお願いしようかな』も絶対ある」と、よしもとアカデミーで学ぶ意義を伝えました。

その後、オープンスクール参加者との質疑応答なども行われて、ニューヨークの特別授業は終了。最後に屋敷が参加者に向けて、こう語ります。

「長年、NSCをつくってきた吉本が改革を重ねて、口クサ検査もなくなって、いまのNSCは行く価値がある学校じゃないかな」

嶋佐も「1回、経験してみるのはアリ」と話し、この日のオープンスクールは終了しました。

よしもとアカデミー各校では現在、2024年4月入学生を募集中。オープンスクール・説明会も随時、実施されています。

詳細はこちらから。

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