中山功太の単独ライブ『last rust lust 1st』が、3月23日にヨシモト∞ドーム ステージⅡで開催されました。
こちらは、『R-1ぐらんぷり2009』優勝、『歌ネタ王決定戦2015』優勝と輝かしい成績を残すだけでなく、近年では抜群のMC、怪談、久保田かずのぶ(とろサーモン)とのラジオでも注目を浴びる中山が、1年間毎月ピンネタと向き合うライブ。今回は初回公演です。
中山功太のネタを浴びる1時間!
新衣装で登壇した中山は、オープニングで「服がカッコ良すぎて入ってこないでしょ?」と笑わせます。「今年1月から急に始めた舞台衣装なんですけどね。ちょっと張り切りすぎてしまいまして」と説明しました。
今回のライブについては、狭い劇場で毎月やりたかった、と想いを吐露。これまで作ってきたネタ、新ネタを交えつつ披露していくとアナウンスしました。
早速、モニターを使ったネタを披露しようとしますが、ここでモニターにネタが表示されないトラブルが発生。中山は、そんなトラブルをもろともせず、客席に向かって「雨、降ってたでしょ?」と一言。「さあ、落ち着きましょう。芸歴も長くなってくると、ピンチはチャンスと身に染みています!」と切り返して笑いを誘います。しばらくして、モニターにネタが表示されると、拍手が巻き起こりました。
モニターを使ったネタを終えたあとは、ひとりコントが続きます。中山は、児童が書いてきた「冬休みの思い出」を教師が読んでいくコント、ベテランナレーターが番組のナレーション録りをするコントなどを披露。この他、幕間に流れた音声コンテンツも必聴の内容と、盛りだくさんの1時間となりました。
エンディングで中山は、単独ライブ『last rust lust』は「最後の錆びついた欲望」という想いを込めたと説明。「ラスト1年、ネタと向き合うことになりますので、よろしければ見届けていただけたらなと思います。本当にありがとうございました!」と挨拶しました。
本ライブは、3月25日12時までオンラインチケットが販売中。次回のライブ『last rust lust 2nd』は4月21日に開催予定で、劇場チケット、配信チケット絶賛販売中です!
【中山功太コメント】
2024年1月に、東京と大阪で単独ライブを行い、計20本の新ネタをおろしました。バランスなどを考えて振り分け、自分では楽しんでやれましたし、満足して下さったお客様もいるかも知れません。ですがもう10数年、単独ライブでやってきたネタはどうしても趣味に走りがちだったり、手ぐせで作った自分のパターンに当てはめた物だったりして、9割以上が二度とやる事なくボツになっていきました。
同じ人間が作って演じていますし、器用ではないので仕方ないですが、このままでは一生変わり映えしないだろうと痛感しました。打開策として、2024年は年一回の東西の単独ライブだけではなく、ピン芸人として最後に、全力で自分のピンネタと向き合おうと決めました。ありネタも新ネタも、ボケもツッコミも、ポップもシニカルも、本当に限界まで掘り下げる事にしました。何かが変わる事に賭けていますが、何も変わらないかも知れません。
また、チケット代をいただいている限り、お客様を実験台にする訳にもいきません。2024年3月から毎月、ネタのみの1時間の単独ライブを行います。初回は「大きな声で全力でやる事」を意識しました。本当にそんな初歩からやり直すつもりです。生の舞台で、どうか見届けて下さい。
last rust lust 1stのオンラインチケットはこちら