吉本興業の2025年度新卒採用の会社説明会『集まれ!よしもとっ子花月2025』が4月12日(金)にオンラインで開催されました。説明会にはMCとしてミキ(昴生、亜生)の2人が登場。現役の吉本興業社員も参加して、学生からのさまざまな質問に答えました。
説明会は劇場から生配信
説明会は配信で行われ、吉本興業の“魂”とも言うべき「劇場」にスポットを当てるべく、芸歴11年目以下の若手芸人が出演している「神保町よしもと漫才劇場」(東京・神保町)から中継されました。
ミキが会社説明会のMCを務めるのは2回目。このMCは、いちばん活躍すると思われる芸人が担当するとアナウンスされると、さっそく亜生が「ほな令和ロマンやろ! 絶対スケジュールとられへんかっただけ」とツッコみ、昴生も「僕の予想ですけど、(ミキは)9番手です」と混ぜっ返して笑いを起こします。
劇場ロビーには支配人の小林めいが登場。ミキの初代マネージャーを務めていた小林は、2人と懐かしいトークに花を咲かせます。小林は劇場で若手芸人がしのぎを削るシステムについて説明し、昴生は「劇場やマネージャーは、芸人とともに“チームになる”」と熱く語りました。
次は劇場のステージへ場所を移して、東京人事部の濱崎浩平が会社概要や事業について説明します。タレントマネジメント、劇場運営、映像制作、BSチャンネル、海外事業など、吉本興業が手がけるビジネスを紐解きながら、「いち芸能プロダクションではなく、総合エンタテインメント企業です」と紹介しました。
学生からの質問に現役社員が回答
続いて、現役社員によるトークコーナー「教えて!吉本興業。~吉本社員があーせいこーせい答えます~」がスタート!
LAPONEエンタテインメント(吉本興業 音楽事業部)の北橋悠佑(18年目)、株式会社FANYの渋谷直樹(6年目)、劇場本部 東日本劇場部 神保町よしもと漫才劇場の福永優子(4年目)、コーポレート・コミュニケーション本部の王柳(3年目)、マネジメント&プロデュース本部 マネジメント&プロデュース2部の小林果奈(2年目)が、学生から寄せられた質問に答えます。
お笑いへの興味の有無と採用は無関係という吉本ですが、先輩社員たちが入社を希望した決め手は何だったのでしょうか。かまいたち、滝音のマネジメントをしている小林は、こう話しました。
「吉本の事業の広さが決め手でした。もともとエンタメが好きで、エンタメの会社を受けていたんですけど、その中でもダントツ。芸人さんを中心にプラットフォームがあったり、劇場もあったり、スポーツもアートも……。その広さは唯一無二かなと思いました」
中国出身の王は8年半前に来日し、大学で研究をしていたそうです。就職活動をしているときに『吉本興業百五年史』を読み、感銘を受けたと明かしました。
「希望した部署に入れましたか?」という質問では福永が、お笑いライブをつくる仕事、劇場で仕事をしたい、という希望が叶ったと語ります。
一方、渋谷は「実は希望を出していなくて。『東京でも大阪でも、部署についても、どこでも大丈夫です』と伝えました」と説明。イベントに興味があったといい、当初はなんばグランド花月に配属となったそうです。
グローバルボーイズグループのJO1やINIをマネジメントするLAPONEに所属している北橋は、これまでマネジメントや劇場など、さまざまな部署を経験してきたと振り返りながら、「ここが(ビジネスパーソンとして多くの経験を積める)吉本のすごいところだと思います」と語りました。
面接の雰囲気は…!?
就活生がもっとも気になる「面接で気をつけたこと」「面接の雰囲気」についても質問が寄せられました。
小林は「ほかの企業とは、ぜんぜん違う面接。明るくて、おしゃべりしている感覚でした」と説明。王も「素の自分を出しても受け入れてくれる会社。飾らずに面接を受けたほうがいいと思います」と学生たちに語りかけました。
福永は「一緒に仕事をしたいと思える後輩に見えること」を意識していたといい、挨拶だけでなく、受け答えがしどろもどろになるより明るく自信を持つことが大事だと話しました。
吉本興業しか受けなかったという渋谷は、自分が人におすすめしたいものを面接でプレゼンしたと振り返ります。そして、熱を持っていること、アンテナを張っていることをアピールしたと語りました。
面接官を担当することもあるという北橋は、「笑いとして“面白い”か」ではなく「人して興味が湧くかどうか」を見ていると話します。
このほか、「仕事のスケジュールは?」「印象的だった仕事は?」「上下関係は厳しいですか?」といった質問が投げかけられ、社員たちが丁寧に答えました。
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