画家・ジミー大西の新たな原画展シリーズ『ホームタウン』の開催が決定しました。初回は2024年7月19日(金)から 9月1日(日)の期間、長崎歴史文化博物館で開催されます。
画家・ジミー大西の創作活動の真相に迫る大規模原画展
本展は、画家・ジミー大西の作品に影響をあたえる「場所」に焦点をあてながら、その創作活動の真相に迫る大規模原画展です。
1992年にTV番組の企画をきっかけに本格的に絵を描き始めたジミー大西。同時期に、憧れの芸術家・岡本太郎氏から「四角い枠を気にせず、キャンバスからハミ出しちゃえばいいんだ」という言葉をもらい、本気で画家を志します。
画家・ジミー大西がはじめにとった行動は、お笑い芸人を辞めてスペインへ移住することでした。スペインに住んでからのジミーの創作スタイルはそれまでと大きく変化し、その変化は実際に描いた作品からも見ることができます。
その後も世界各地を放浪し、様々な街やそこで出会った人・物・動物などに影響を受けた多彩な作品を残してきたジミーは、2022年に開催した画業30年記念の個展「POP OUT」でも国内10都市を巡りながら、作品を描きました。
「その場所に、じぶんがずっーと住んでるつもりになって、絵を描くんです。」
本展では、それぞれの場所でジミーが経験したエピソードや心境を原画とともに紹介し、画家・ジミー大西の思考や創作のメカニズムに迫ります。
また、開催場所となる地域にジミーが訪れ、そこに実際に住み、地域の人たちと関わりながら、その場所を自分自身の故郷「ホームタウン」として新作を描きます。前回の全国巡回展では回ることができなかった、国内の複数地域で開催する本展「ホームタウン」で、画家・ジミー大西の作品は、また新たな変化をし続けていきます。
なお、本展キービジュアルの撮影は、映画『浅田家!』でもお馴染みの写真家・浅田政志氏が担当しました。こちらもぜひご注目ください。
ジミー大西 コメント
長崎で個展するのは、生まれて初めてです! そして、長崎歴史文化博物館という立派な場所でさせてもらって、ジミーは感動と楽しみでいっぱいです!
長崎はむかし、ヨーロッパにも開かれて海外からの文化がたくさん入ってきた日本で唯一の場所でした。ジミーも画家になった頃、スペインに住んで絵を描いてから、たくさんのヨーロッパの国々に行きました。そこで触れた文化や経験は、今のジミーの絵の中にも生きています。
今回の「ホームタウン」を長崎からスタートできることは、すごく意味のあることだと思います。ぜひ、長崎の皆さんにも楽しんでもらえる事を願っています。
【PROFILE】
ジミー大西 Jimmy Onishi
天然キャラクターから繰り出される衝撃的な笑いを武器に数多くの番組で活躍中。
数々の天然エピソードも有名で、一発ギャグも多くもつお笑い芸人。
読売テレビの企画「ジミー大西 画壇にデビュー」で絵画を発表し、専門家からも評価を得る。
1992(平成 4)年 テレビ番組の企画で絵画発表、注目を浴びる。
1993(平成 5)年 渋谷で初の個展を開催。
1996(平成 8)年 芸能活動を休業し、絵画に専念。ピカソの国スペインへ移住。
1997(平成 9)年 ジミー大西絵画展 全国巡回。
1999(平成11)年 ブラジル・パラ州政府から文化功労賞を贈られる。「第23回世界新体操選手権大会」記念切手 原画制作。
2000(平成12)年 ジミー大西 原画展(東京)を開催。
2002(平成14)年 個展「ジミー大西のEnergy of Nature展」(東京・京都)を開催。
2003(平成15)年 ボジョレー・ヌーボーのラベルデザインに採用。
2008(平成20)年 スペイン移住後 日本と往来しつつ世界各地を放浪の後、1月第二の故郷となる地中海・マルタ島に移住。「夢のかけら展」開催全国12会場を巡り圧倒的集客を記録。
2012(平成24)年 グッチ新宿店にて「ジミー大西“ドリーム ワークス”展」を開催。
2012(平成24)年 画家生活20周年を記念する個展「挑戦と革新」開催。銀座三越をスタート全国巡回展 圧倒的な入場者数を記録。
2015(平成27)年 休筆
2020(令和 2)年 画家として5年ぶりに創作活動再開。
2022(令和 4)年 全国巡回展 ジミー大西画業30年記念 作品展「POP OUT」開催、全国10都市で総動員数12万人達成。
キービジュアル撮影・浅田政志 コメント
ジミーさんの画家としての故郷はスペイン。
そう聞いてホームタウンのポスターにはスペインをイメージできる写真を撮れたらと思いました。
スペインで才能を開花させ、楽しそうに笑うジミーさんの生き様が伝わったら嬉しいです。
ジミーさんの現時点が拝見できる展覧会をとても楽しみにしています!
【PROFILE】
浅田政志 Masashi Asada
写真家。1979年三重県生まれ。日本写真映像専門学校研究科を卒業後、スタジオアシスタントを経て独立。
2009年、写真集「浅田家」(2008 年赤々舎刊)で第 34 回木村伊兵衛写真賞を受賞。
2010年には初の大型個展「Tsu Family Land 浅田政志写真展」を三重県立美術館で開催。
PARCO MUSEUM TOKYO、森美術館、香港国際写真フェスティバ ル、道後オンセナート 2018、金津創作の森、水戸芸術館等、国内外での個展やアートプロジェクトにて精力的 に作品を発表している。
2020 年には著書の「浅田家」、および「アルバムのチカラ」(2015 年赤々舎刊)を原案とした映画 『浅田家!』が全国東宝系にて公開された。
長崎の展示会場は『長崎歴史文化博物館』!
長崎奉行所という歴史的な建物を、江戸時代に置かれていた長崎諏訪の杜に復元し展示している体験型博物館。建築家・黒川紀章による設計の瓦屋根と美しい白壁、立派な石垣に囲まれた復元奉行所と黒い切妻屋根の本館は、和風建築と近代建築が融合していて、まさに「アート」!
建物の一部は、発掘された江戸時代のものをそのまま利用しています。約400年に及ぶ海外交流の歴史を物語る貴重な歴史的資料や美術工芸品、古文書を収蔵・展示し、「長崎学」の研究拠点となっています。
長崎展へ向けた新作も現在制作中!
「ホームタウン」長崎展の開催へ向けて、長崎をモチーフとした新作を制作中。
実際にジミーが長崎の街に滞在した経験や感じた思いを込めた作品を、新しい表現手法にもチャレンジして制作しています。本作は「ホームタウン」長崎展にて初公開となります!
開催概要
ジミー大西「ホームタウン」長崎展
開催日程:2024年7月19日(金)~ 9月1日(日)
※8月5日(月)、19日(月)休館
会場:長崎歴史文化博物館
(長崎市立山1丁目1番1号)
開館時間:10:00~17:30
主催:NIB長崎国際テレビ
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