こがけんが地元・久留米市のふるさと大使就任で意気込み「裏でも暗躍して久留米を推していく」

ピン芸人として活躍するかたわら、『M-1グランプリ2020』では、おいでやす小田とのコンビ“おいでやすこが”で準優勝も果たしたこがけんが、このたび、地元・福岡県久留米市を広く全国に向けPRする「くるめふるさと大使」に就任しました。11月8日(月)に同市内の久留米シティプラザで行われた就任式では、おなじみの歌ネタも披露して大いに沸かせたこがけん。同級生や恩師、そして元カノ(!?)まで駆けつけたアットホームな式典の様子と、地元愛あふれる本人の声をお届けします!

出典: FANY マガジン
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元カノからの記念品贈呈に思わず…

就任式のMCを務めるのは、福岡を中心に活躍するピン芸人、ケン坊田中。まずは、佐賀県住みます芸人のメタルラックが漫才を披露して、しっかり会場の空気をあたためたところで、いよいよ、こがけんの登場です。ケン坊田中、メタルラックとともに、大使に選ばれた心境や久留米の思い出などをトークし、「客席をよく見ると、ほとんどが同級生や知り合いで、ありがたいが非常に恥ずかしい」とうれしそうにコメントしました。

続いて、久留米市の大久保勉市長とイメージキャラクター・くるっぱが舞台へ。市長は「どんどん有名になって久留米をPRしてください」とリクエストし、委嘱状と名刺、久留米絣の名刺ケース、くるっぱのぬいぐるみを進呈しました。

出典: FANY マガジン
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ここで、こがけんの出身校である県立明善高校の現生徒会長・東さんと、こがけんの同級生から花束の贈呈が。さらに久留米絣のネクタイもプレゼントされましたが、手渡したのはなんと、こがけんの中学時代の元カノ!? 「大使の委嘱式ってもっと厳かなものじゃないのか、ふつう?」とこがけんがツッこむと、大きな笑いが起こります。さらに小学校時代の恩師が、こがけんの当時の日記を探し出して持ってくるというサプライズもありました。

ネタコーナーでは、“成田山の地獄館が怖すぎる”といったご当地ネタをしっかり取り入れ、会場を爆笑の渦に! 締めくくりは「チェッカーズさん、松田聖子さんなど有名な方に並んで芸術分野での大使になれてうれしい」と語り、今後の活動に向けて気合を入れていました。

出典: FANY マガジン
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同級生、恩師を前に「終始甘噛み」

FANYマガジンでは、晴れてふるさと大使に就任したこがけんに、改めてふるさとへの思いや大使としての意気込みを聞きました。

──まずは、「くるめふるさと大使」に就任した心境から聞かせてください。

久留米は故郷として本当に好きですし、ほかの日本のいろいろな街とも戦えるような素晴らしい要素を持っているので、やはり「知ってほしい」という気持ちがあって……。それに自分が関われることがうれしいですね。

──ラグビー日本代表の流大選手やミュージシャンの石橋凌さんなど、これまで錚々たる面々が大使に就任していますが、「久留米といえばこの人」という存在に名を連ねた気持ちは?

芸人がいなかったというのもあるんですよね。福岡よしもとに久留米出身の芸人さんはいるらしいんですけれど、それでも確か1組ぐらいで……。これまで俳優や歌手の方が多かったなかに、芸人として名を連ねられたっていうのは、シンプルにうれしいです。

出典: FANY マガジン
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──家族や親戚、地元の友だちの反応は?

家族はもちろん喜んでいましたし、今日は就任式に来たら、(会場にいたのが)ほぼ同級生だったんですよ(笑)。同級生と僕の恩師がいっぱいいて……。だからもう「同窓会?」みたいな感じで、はっきり言ってめちゃくちゃ戸惑いましたね。ネタもやらなきゃいけなかったんですけど、どこを見ても知ってる人の顔しかないんで、もうたまらないですよ。だから終始、甘噛みしてました(笑)。

豚骨ラーメンの発祥地は久留米!

──こがけんさんが考える、久留米市の最大の魅力は?

1発目はやっぱりグルメじゃないかと思いますね。久留米ラーメンが、実は豚骨ラーメンの発祥なんですよ。全国からすると豚骨ラーメン=博多ラーメンというイメージがありますけど、味もぜんぜん違います。あと、うどんとか餃子、焼き鳥も。久留米って、面積あたりの焼き鳥店の数が日本でいちばん多いんですよ。餃子に関しても、諸説はありますが、鉄鍋餃子発祥の店と言われるお店もあるんです。

──では、オススメしたい観光スポットは?

成田山というところにある救世慈母大観音像が、とんでもなくデカいので、それを見てほしいっていうのもありますし……。全国にたくさんある水天宮の総本山も久留米にあるんですね。造りも立派ですし、うちのおじいちゃんが500万円寄付したので、石碑のいちばん上のところに名前があります(笑)。実家の「古賀久」という居酒屋がいちばん、ノリにノッていたときですね。いまでは絶対に500万円なんて寄付できません(笑)。あとは、成田山にある地獄館では地獄めぐりができるんですけど、それがホントに怖いんですよ。小学校のときに行ってトラウマになったくらいなので、その迫力を、ぜひ皆さんに見てほしいなと思っています。

出典: FANY マガジン
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──最後に「くるめふるさと大使」として取り組んでいきたいことを教えてください。

観光大使になると、何かをプロモーションするときに「観光大使だからすすめてるんじゃないか」って思われることがあるじゃないですか。それを払拭したいというのもあるので、表向きはちゃんとふるさと大使をしながら、裏できっちり暗躍して、たとえば番組の事前アンケートに久留米のことを差し込んでみるとか、そういう水面下での動きをより活発にしていきたい。もちろん大使としてがんばるんですけど、そうじゃないところでも久留米を推していければいいなと思っています。