「心霊YouTubeにヤラセはある!?」デニスが人気心霊チャンネル制作のウラ側を自ら暴露

人気YouTubeチャンネル「デニスの怖いYouTube」が好調のお笑いコンビ・デニス(植野行雄、松下宣夫)が、4月20日(土)によしもとアカデミーの2つのスクール、NSC(吉本総合芸能学院)とYDA(よしもとデジタルエンタテインメントアカデミー)の合同オープンスクールに特別講師として登場しました。バラエティ制作を目指す受講者に向けて、ふだんは聞けない動画制作のウラ側をざっくばらんに語った2人。今回は、芸人ライターとしても活動する松下が、当日の様子を“第3者”の目線で記事にしてみました!

出典: FANY マガジン
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「デニスの怖いYouTube」は、「売れている芸能人には霊が憑いている」という霊能者の言葉を信じて、先に霊に取り憑かれれば売れるんじゃないか?――という“斬新”なコンセプトで心霊スポットを巡るチャンネルです。チャンネル登録者は31万人を突破し、つい先日は「水曜日のダウンタウン」(TBS、4月3日放送)に登場するなど、心霊好きの間で「怖いけど面白い」と密かに人気を博しています。

知られざる制作秘話を披露

今回、デニスの2人が講義をしたのは、日本最大規模の芸人養成所であるNSCと、エンタメ×デジタルの最前線を学び即戦力を目指すYDAへの入学を考えている受講者たち。

まずは、制作秘話として松下が挙げたのは「撮影」に関するスタッフのこだわりでした。

心霊スポットのロケは夜のイメージが強いけれど、廃墟の外観を撮るために、実は明るいうちに現地に到着しているとのこと。そして、日が落ちるのを待って心霊ロケへ。さらには、夜明けの映像を撮るために日がのぼるまでロケが続くことが多いそう。

映像的には2秒ぐらいの映像のためにドラマ撮影なみの待機時間があるとのことで、こうしたスタッフの強いこだわりが人気チャンネルを支えているのです。

出典: FANY マガジン
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一方、植野は「ロケ場所」についてのスタッフのこだわりを披露しました。

心霊スポットは、当時のアルバムや服など“生活感”があるのとないのとでは怖さの臨場感が違うので、そのような場所が見つかるまで、なかなかロケをしないことが多いとのこと。

「本当は公園やトンネルなど、どちらかといえば、あまり怖くない場所でロケを済ませたいんだけど……」と本音をもらしていました。

こうした制作秘話を2人が披露するたびにオープンスクールの参加者たちは大きくうなずき、耳を傾けていました。

植野の不満爆発「自作自演やろ!!」

制作秘話を披露するなかで、植野が「納得いかないことがある」といいます。

というのも、植野は心霊スポットであまりの恐怖にキレてしまうこともしばしば。一方の松下は、グイグイ前に進むタイプ。怖がる植野が「普通」で松下が「異常」なのに、心霊チャンネルにおいては植野が批判されることに納得がいかないとのこと。

コメント欄では「黙れヒゲ」などと、もはやハーフイジリすらされていないアンチコメントの数々に、頭にきているそうです。

出典: FANY マガジン
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さらにはスタッフのリーダーで、しばしば映像に登場する「千葉さん」への不満も飛び出しました。

心霊スポットで1人きりの検証などをムチャぶりしてくる千葉さん。しかし、デニスの2人の様子がおかしくなると、モニタリング先からすぐに助けに現れる千葉さんは視聴者から大人気です。

「冷静に考えてください。自分で追い込んどいて助けに来てるだけですよ!? 自作自演やろ!! しかも助けに来るシーンをあえて映してんねん!!」と声を荒げると、会場は大きな笑いに包まれました。

「ヤラセであってほしい」

最後の質疑応答では「ご自身に限らず、心霊YouTubeにヤラセはあると思いますか!?」という際どい質問が参加者から飛び出します。

この質問に対して松下は、ほかのYouTuberのことはわかりませんが……と前置きしたうえで、“白い手”が現れる稽古場「ヨコザワプロダクション」のケースを挙げました。

ホワイトボードが勝手に揺れたり、鏡から水が出たり……毎回、あり得ない数の心霊現象が起きていることに対して、「さすがに怖いので、ヤラセであってほしい」とこぼします。

また、ディレクターの千葉さんが「次にヨコザワプロダクションに行くときは、すべての壁と天井をはがしたい」と、とんでもない作戦を練っていることを明かしました。

出典: FANY マガジン
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一方、植野は「心霊スポットが苦手なので、あまり怖くない場所に行って、スタッフさんにヤラセでやってもらいたい」と“予想外”の回答をすると、再び会場は笑いに包まれました。

「スタッフと演者は二人三脚」

オープンスクールを終えて、デニスの2人はこう語りました。

植野「スタッフと演者は二人三脚で進んで行くものだということが、少しでも伝わっていたらいいなと思います。僕は売れてサボるのが目標なので、一緒に夢を叶えましょう」

松下「制作のウラ側を話すたびに大きなリアクションをいただいたのが嬉しかったです。今日のオープンスクールに来た皆さんと一緒に仕事ができることを楽しみにしています」

出典: FANY マガジン
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最後になりますが……今回の記事は私、デニス・松下が書かせていただきました!

あくまでも客観的に記事にしたので、楽しんでいただけたら幸いです。そしてNSC、YDAに興味がある方、ぜひ一緒に楽しいものを作っていきましょう!

【よしもとアカデミー】
よしもとアカデミーは、日本最大規模の芸人養成所「NSC(吉本総合芸能学院)」、タレントマネージャー・構成作家・公演制作スタッフなど即戦力のエンタメスタッフを育てる「YCA(よしもとクリエイティブアカデミー)」、俳優・パフォーマー・歌手など本格デビューを目指すタレント養成所「YPA(よしもとパフォーミングアカデミー)」、エンタメ×デジタルの最前線を学び即戦力を目指す「YDA(よしもとデジタルエンタテインメントアカデミー)」、そしてこの4校のカリキュラムを学びながら高校卒業資格が得られる「吉本興業高等学院」の5校からなる総合教育機関です。
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