神保町マンゲキにて初開催!『月刊コント神保町号』

月刊コント報告書

「月刊コント」は、ほぼ毎月開催され、毎回5~6組の芸人が自分たちのネタをする。それをお~い!久馬がブリッジなどでコントとして繋ぎ合わせ”1つの物語”として完結させるというイベント。
「月刊コント」15周年を記念してFANYマガジンでは1年間、月刊コントのライブレポート、その名も「月刊コント報告書」を掲載していきます。

「月刊コント」は、ほぼ毎月開催され、毎回5~6組の芸人が自分たちのネタをする。それをお~い!久...

コント集団であるザ・プラン9のお〜い!久馬が、ほぼ毎月開催している、『久馬歩責任編集 月刊コント神保町号』が、5月13日(月)に神保町よしもと漫才劇場にて開催されました。

このライブでは、出演者のコントをお〜い!久馬が繋ぎ合わせていき、最初から最後まで1つの作品にしていく、という人気イベント。

果たして今回はどんな展開が待っていたのでしょうか?そしてアフタートークで飛び出した、今回の久馬のお気に入りのシーンとは…?

そのライブの模様を、芸人ライターのフルハウス山田がレポートします!

神保町での初開催!人気メンバーのコントが揃い踏み!

初の神保町よしもと漫才劇場での開催となった『月刊コント』。

今回のメンバーは、ザ・プラン9をはじめ、神保町よしもと所属の11月のリサ(大森慎介、まむ)、オフローズ(カンノコレクション、宮崎駿介、明賀愛貴)、軟水(大河内聡、つるまる)、ムームー大陸(山﨑おしるこ、渡邊直樹)、ヨネダ2000(誠、愛)の計6組。

一体どんな展開が待ち受けているのか…

まずはOPコントから幕を開けた月刊コント。

11月のリサ・まむ演じる三男が、明日から始まる修学旅行の支度をするところから、コントもとい物語はスタートします。

そこへオフローズ・カンノが演じる次男が話に加わりだすと、会話にダジャレが混じり、月刊コント恒例のシルエットにて出演者を紹介する流れへ。

ここへ、ザ・プラン9・爆之介演じる母、ヤナギブソン演じる長男も登場。

長男が「夢を追いかけて仕事を辞める」と切り出し、舞台はザ・プラン9のコント「母」へと場面を移します。

OPコントから最初のコントの時点ですでに物語は繋がっていて、早速このイベントの醍醐味と言える部分が見えてきました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

きょうくん演じる父、浅越ゴエ演じる医者、コヴァンサン演じる看護師が屋根の下に集まり、長男が生まれた日に起きた病院での火事で、医者が母と看護師を取り違えてしまったと告白。そこに久馬も現れて、今度は出産シーンを撮ったカメラも取り違えたと説明。

プラン9らしいコントから始まり、この物語を起点にここからスタートしていきます!

その後続いたのは、ムームー大陸の「たこ焼き」。葬式に向かう山崎と、その山崎の頭の中に現れる明るくもどこかウザったい、たこ焼きを食べる青年をナベが演じます。

どの場面でも、はたまた葬式中にも頭の中にチラつく少しチャラい青年に、文字通り頭を抱えます。

そして場面は「母」の世界線に戻り、ここで、長男の話に感化された次男(カンノ)がこれまた夢を追いかけて家を飛び出します。

続いて軟水の「恐竜」。

2体の恐竜がケンカ(?)しているコントなのですが、これがどのように繋がっていくのでしょうか…

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

そして11月のリサの「修学旅行」。

修学旅行の夜の部屋という設定なのですが、先のOPコントにも出てきたまむが、ここで繋がってきます!

大森演じる教師と生徒の恋バナ、後に教師が同僚のユミコ先生に告白して成功し、このコントは終わるのですが…

その次の幕間コントにて、教師と、つるまる演じるユミコ先生の物語が始まります。そこにユミコの同僚として、ムームー大陸・山崎が登場。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

どんどん物語のピースが埋まっていきます…!

続いてはオフローズ、「空港での別れ」。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

ここで、家を飛び出した次男であるカンノが空港に来る場面となります。

別れ話のもつれと、それを見ている空港スタッフ。最後にはカンノが飛行機へと向かうも、彼女に新しい男がいることが分かり…

そして最後にヨネダ2000「モキュ」。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

愛扮する、道で出会った不思議な生き物、モキュ。2人のやりとりに、ヨネダ2000らしさが光ります。

ここまででゲストのコントは出揃いましたが、果たしてどう繋がっていくのか…

場面はオフローズの空港の世界線へ。

ここで一気にピースがはまっていきます!

カンノの彼女の新しい男が大河内で、宮﨑扮するスタッフの、インカムの先の上司である久馬が出てきて…そうこうしている内に、修学旅行から先の登場人物が出てきて、そこもまたつながり合い…やはり月刊コント、ここで気持ちよく伏線が回収されていきます!

そしてもうひと場面、ゴエ扮する医者の家の場面へ。

医者の妹であるおしるこ演じる教師が帰ってきて、その娘である誠がモキュを連れて帰ってきて…あれよあれよと絡まり合い、最後は「いつ終わるんだ!?」となるほど長い、ゴエと誠の遊び(?)にも注目が集まりました。

アフタートークでは質問が飛び交う中、久馬のお気に入りのシーンとは…?

本編が終わり、アフタートークも開催されました。

いわゆる演者側である神保町メンバーと、作り手でもある久馬とで、お互いに質問し合ったりあの時のあの場面こう思ってました、など、ここでしか聞けない話も盛りだくさん!

ひょんなことから、オフローズの命名秘話や、なぜ久馬がずっと帽子をかぶっているか、実は今回のコントは新ネタだったとするヨネダ2000の話など、本編とも同じくらいの1時間ほど、話に花を咲かせていました。

中でも、今回久馬がお気に入りだったシーンが…

11月のリサのコント「修学旅行」の後、教師である大森とユミコ先生であるつるまるが部屋でくつろぐシーン、いわばつるまるは、ほとんど”そのまま”の状態で出ていて、指示された服装が「家の格好そのもの」と言わせるまで。

コントの特性や人柄を見抜いて、それを最大限に活かす舞台をも提供してくれる久馬の頭脳に、今後とも目が離せません!

アフタートークまでみっちりコントに触れ続けた今回の月刊コント。

次回開催は、6月1日(土)によしもと祇園花月での開催が決定しています。

気になる方は現地や配信でご覧になって、『久馬の描く世界』に浸ってみてはいかがでしょうか…?

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

公演後にお~い!久馬より感想を伺いました。

──本日の『月刊コント神保町号』を終えていかがだったでしょうか?
あまり絡んだことのないコンビもいましたが、皆さん面白くてええ感じでまとめられたかと思います。

──今回は『神保町号』ということで、神保町マンゲキ所属芸人のみなさんが登場されていました。大阪との違いはありましたか?
結局ほとんど関西弁ばかりだったので、いつもと変わりなくできました。

──本日の『月刊コント神保町号』で一番印象深い、または脚本を作るうえで困ったことはありましたか?
やはり我々と芸歴が離れすぎてるので、ヤナギブソンに学生の弟がいる設定はだいぶ無理ありましたね。

──最後に、次回行われる『月刊コント祇園号』の見所をお願いします
久しぶりの祇園花月での開催、楽しみにしております。
初出演の令和ロマンの漫才ではないお姿も観れますので、是非お越しください。

開催概要

『久馬歩責任編集 月刊コント祇園号』

日時:6月1日(土) 開場 18:40 開演 19:00
場所:よしもと祇園花月
出演者:ザ・プラン9、隅田美保、ヒューマン中村、セルライトスパ、令和ロマン、スパイク、cacao、生姜猫、ゆしん(チームゆしん)、他

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