タイムキーパーの安土が僕の家に泊まりに来たことがあって、その時は家にベッドが1つしかなかったので一緒のベッドで寝たのですが、近距離で聴く安土のイビキが大迫力すぎて一睡もできませんでした。ジャイアンのリサイタルの時に出るエフェクトが見えるくらい大迫力でした。因果関係は分かりませんが、その日からドライアイになりました。
そして安土は漫才劇場の楽屋でもよく寝ます。
この前、パーテションの向こうから「ブゴオオオオ!!!!」と大迫力の音が聞こえてきたので、また安土が寝ているなと思ってパーテーションの向こうを覗いたら劇場のスタッフさんがエンジンみたいな電動の空気入れで風船に空気を入れていました。
僕はあの日のトラウマで大きな空気音を聞くとすべて安土が寝ていると思ってしまうみたいです。
きっと僕が目を瞑ってる横で飛行機が離陸しても安土が寝ながら離陸したと思ってしまうのでしょう。
僕の横で飛行機が離陸する時は勘違いしないように目を開けとこうと思います。
どうも、ビッグボイスドライアイことたくろうの赤木です。
僕の高校時代はモバゲーというミニゲームがいっぱいできるサイトが大流行していました。
いつも休み時間になるとガラケーをこっそり取り出して、モバゲーのミニゲームでクラスメイトとスコアを競い合っていました。
そのモバゲーにはサークル機能みたいなのもあって、そこの大喜利サークルで初めて大喜利というものと触れ合いました。
お題のスレッドに答えを投稿し、面白いと思ってもらえたらイイネみたいなのがもらえました。
イイネがたくさんもらえた日はイイネをたくさんもらってる顔をして家族との夜ご飯に登場しました。
そんな食卓に現れる謎の自慢げフェイスだった僕が大喜利の面白いとこを紹介します。
1つ目の面白いとこは、語感がかなり「おおきに」なとこです。
かなり似ています。
音声だけで「おおきにライブあります」と告知したら、大喜利ライブと勘違いしたお客さんだらけになってしまうと思います。
しかし舞台が明点すると「今日はたくさん集まってくれてほんまおおきに。今日は世の中の色んなものにおおきにを伝えていこうと思います。まずは夏の網戸、ほんまおおきに」と、おおきに漫談が始まってしまいます。
特殊な前説かと思って待ってみても、おおきに漫談家は一向にはける気配がありません。
何分ぐらい見た時に気づくのでしょうか。これはおおきにライブだと。
気づいた時には一体何を思うのでしょうか。
僕なら「いやいやいやいや」以降の言葉が出てこないと思います。
2つ目の面白いとこは何も思い浮かばない時の焦りです。
僕自身もちょくちょく大喜利ライブに出させてもらう事があるのですが、1ライブで1回は何も思い浮かばない時間がきます。
脳みその元栓が止まってる感覚で、何も出てきません。
頭真っ白のまま客席の奥にある非常口のマークをただ眺めてるだけの時間
大喜利ライブで何も答えないというのは、人前で給料泥棒がペンとフリップを持って座っているという状況なので客観的に自分を見れば見るほど焦りが増長されます。
その焦りの末に捻り出した答えはかなりひどいものが出ます。
この前は「ゴールデンウィークにそんなことで渋滞? 何があった。」というお題に「先頭にぶっ壊れ車」という答えを出してしまいました。
この頭真っ白答えが出てしまうとこも大喜利の面白いとこの1つだと思います。
ネットの大喜利、ラジオの大喜利、舞台の大喜利。色々な種類の大喜利がありますが全部違って、全部楽しいです。
大喜利は一番簡単に挑戦できるお笑いなのでお笑い好きだけどやりかたが分からない人は、ぜひここからはじめてみてください。
お笑い入門書みたいな締め方をしてしまいました。