西武鉄道池袋線の清瀬駅が開業100周年を迎えたことを記念する「清瀬駅開業 100 周年記念式典」が6月11日(火)に行われ、”鉄道大好き芸人”の中川家・礼二とタレント兼鉄道ユーチューバーの鈴川絢子、さらに清瀬市出身の女優・タレントの釈由美子が登壇しました。式典はトークセッションのほか、同市出身の中森明菜のヒット曲を使った”新・発車メロディ”のお披露目も! 次の100年に向けた新たな門出を盛大に祝いました。
緊張しながら「車掌モノマネ」さく裂!
大正13年(1924年)に開業した清瀬駅は、東京都清瀬市の中心部に位置する西武鉄道池袋線の駅です。開業100周年の記念日にあたる6月11日に駅構内で行われた式典には、清瀬市の澁谷桂司市長、西武鉄道の後藤高志会長、沿線自治体の首長らが出席しました。
そうそうたる顔ぶれの出席者を前に挨拶に立った礼二は、「すごいメンバーで面食らっているんですけど……」と緊張を口にしつつ、清瀬駅の100周年を祝い、得意の車掌モノマネを披露しました。
「毎度ご乗車ありがとうございます。次は清瀬、清瀬です。それでは次の100年へ向けて、出ぱぁつ進行〜!」
礼二の上手すぎるモノマネがさく裂すると、来賓席や集まった地元住民たちからも笑みがこぼれ、大きな拍手が起きました。
中森明菜の発車メロディに地元住民も歓喜
100周年を迎えるにあたって清瀬駅では、記念乗車券の発売や、記念ロゴや歴代清瀬駅駅舎の写真をあしらった「清瀬駅開業100周年記念トレイン」の運行など、さまざまな記念事業を実施しています。
トークセッションでは、鈴川がこの記念事業の一環として発売される吉本興業と清瀬市・西武鉄道のコラボレーション商品「よしもとカレー 東京都清瀬のたっぷりスイートコーン編」を紹介しました。
吉本興業の社員食堂で最も人気の高いメニュー「よしもとカレー」と、清瀬市が誇るとうもろこしをかけ合わせた商品の魅力をプレゼンすると、釈も「ぜひ食べてみたいです。息子もコーンが大好きなのでお土産に買って帰ります!」と興味津々でした。
この日のハイライトとなったのは、清瀬駅の新たな発車メロディ発表の瞬間でした。澁谷市長から清瀬市出身の歌姫、中森明菜の楽曲に決まったことが明かされると、どよめきが起こります。
上り1・2番ホーム(練馬・池袋方面)では「DESIRE -情熱-」、下り3・4番ホーム(所沢・飯能方面)では「セカンド・ラブ」という、どちらも1980年代に大ヒットしたJポップ史上に残る名曲。地元の人たちも「やばい!」「うれしすぎる!」と喝采を送っていました。
この発表に礼二も「衝撃を受けましたね。中森明菜さんとは……」と驚いた様子。実際に発車メロディを聞いた感想を聞かれると、「めちゃめちゃカッコいい。これだけでも聞きに来る値打ちがあると思います」と興奮気味に話していました。
この楽曲の選定には中森本人も加わり、上りホームは朝に乗る人が多いことから元気が出る「DESIRE -情熱-」、下りホームは夜疲れて帰ってきた人を癒すことをイメージした「セカンド・ラブ」を選んだとのこと。「清瀬駅100周年おめでとうございます」と書かれた中森から直筆のメッセージボードも披露されました。
「駅でのセレモニーは初めて」と礼二も興奮
その後はホームに移動して、礼二と鈴川絢子、さらに西武鉄道の香月英之・石神井公園駅管区長の3人で「清瀬駅開業100周年記念トレイン」の出発式を行いました。香月管区長の「出発進行!」というかけ声とともに3人が右手を挙げて合図を送ると、ゆっくりと記念トレインが発車。ホーム中が大きな拍手に包まれました。
式典後の礼二に話を聞くと、参加できたことが心からうれしかった様子。芸能界きっての鉄道好きとして、笑顔でこう語りました。
「ひとつの駅で行われるこういったセレモニーに参加するのは、僕も初めてでした。集まったすごい方たちを見て、『ただごとではないな』と緊張感も増しましたけど、貴重な経験がいっぱいありました。これから先の100年を目指して、清瀬駅がさらに繁栄していくことを祈っております!」