初めまして、芸人ライターのホープマンズ・森川やるしかねぇです。今回、2児の父である僕にとってとても興味があるイベントがあって、実際に行ってとても楽しかったので、記事にさせていただきました。
そのイベントとは、バンビーノ(藤田ユウキ、石山タオル)さん主催でゲストにもう中学生、おばたのお兄さん、誠子、蓮華(山下隆章、ちゃんだい)を招いたストーリー仕立てのファミリー公演。なんと、公演中はお子さまが騒いでも、踊っても、歌ってもオールOKな優しく平和なライブ! 大人も子どももみんなが楽しめるバンビーノさんの優しさの詰まったお笑いライブに、僕も2歳の娘ここなちゃんを連れて参加してきました。
コンビニに“ヒョウ柄”の子どもたちが…
お笑いが好きだけど、子どもが産まれてからはライブに行けていないという方もたくさんいると思います。そんななか、6月8日(土)に東京・草月ホールで開かれた『ダンソンさんといっしょ。ファミリー公演 ~走って、跳んで、ニーブラン、ランラン~』は、公演中に子どもが何をしてもOKという最高のライブ。ふだん、お子さんがいるからと劇場に行くことをためらっている親御さまも、安心して楽しめる新しいお笑いライブです!
ここ最近、毎日のように全国各地から「いまウチの小学校でダンソンが流行ってます!」という声が届けられてくるほど大流行中だというダンソン! バンビーノさんは、その声にお応えできるいいチャンスということで、このライブの準備を始めたとのことです。
全国の小学校で大流行とのこともあって、チケットは完売。ライブに来た子どもたちの多くが、ダンソンに欠かせない“ヒョウ柄”の衣装を来て参加していて、ライブ前には会場の隣のコンビニがヒョウ柄に染まっていると騒ぎになるほどの人気でした(笑)。
ライブはストーリー仕立ての1時間
ライブはストーリー仕立てで、森の中に現れたモンスターをみんなで倒して仲間を助けに行くという、とてもわかりやすく、笑いあり、ヒヤヒヤ感ありの内容です。
シーンに合わせて次々とゲストが登場し、人気芸人さんと一緒にギャグをしながらストーリーが進んでいくのも楽しみのひとつ。おばたのお兄さんは「いとまき」の替え歌で「まーきの」の持ちギャグを入れ込み、その動きに合わせて相手の攻撃をかわしていました。
子どもはもちろんですが、大人からも終始、笑いが飛び交っていて素敵でした! ただ、2歳のここなちゃんはまだ理解が追いつかず、「違うよ。歌間違ってるよ?」とボソボソ僕のひざの上で不思議がっておりました(笑)。
完全ファミリー向けに振り切ったお笑いライブ
ライブといえば、私語厳禁で席を離れるなんてもってのほかですが、このライブは子どもが泣いてもOK。席を離れて立って走ってはしゃいでもOK。大声を出してもOK。そんな完全ファミリー向けに振り切ったお笑いライブでした。
途中で急に舞台に上がってきちゃう子もいましたが、そこはバンビーノさんがうまく笑いに変えて大爆笑。もはや“超自由席”ともいえる状態で、イスなんていらないんじゃないかというくらい子どもたちが会場内を自由に動きまわって、はしゃいでいました。
子どもがはしゃいでしまわないかという緊張感から解放された親御さんは、素直にお笑いライブを楽しめる。予想外のことがあっても、すべて笑いに変えるプロの芸人さんのスゴさ。出演者の力あってのことですが、ライブの常識を覆していて、とても素敵なライブでした!
おばたのお兄さんに直接聞いた舞台裏の本気度
おばたのお兄さんとは同期でずっと仲良しなので後日、飲みに行ってこのライブの舞台裏について聞いてみました。
ファミリー向けに振り切ったライブにするため、打ち合わせでは実際に小さいお子さんがいる社員さんを交えて話し合ったとのこと。ベビーカー置き場は入り口に広くつくったほうがいいなど、そういった細かい配慮もそこで決まったようです。
そしてライブを知ってもらうために、都内の保育園にバンビーノさんが実際に足を運んで数千枚のビラを配ったとのこと。同じ芸人として、この行動力は尊敬します!
このライブに対する裏方さん、バンビーノさんの熱い思いを知っているからこそ、おばたのお兄さんや、ほかの出演者さんもこのライブを絶対に成功させるんだという強い思いになり、全員が一丸となって団結したと言っておりました。
それは、これだけ大人も子どもも楽しめる最高のライブになるよな、と感心しました!
実際に娘を連れて参加してみて
正直な話、娘と電車に乗って2人でどこかへ遊びに行くのは今回が初めてでした。しかも初めての遊びがお笑いライブ!
泣き出したりしないか、帰りたいとか言わないか、最後までライブを観られるのかといった不安で、前日から緊張で寝られなかった私ですが、そんな緊張はひとつもいらなかったと後悔するほど、ファミリーに優しく配慮が行き渡った素敵なライブでした。ライブ自体にゲーム性やストーリー性が組み込まれていて、あっという間の1時間でした!
その日以降、テレビで馬が出てくると「ニーブラ……」という娘が、これでもかというほど愛おしいです!(笑)