エミレーツ航空でCA(客室乗務員)として働き、その後に吉本興業に所属したという異色の経歴を持つピン芸人、CRAZY COCOが、6月8日(土)に東京・代官山蔦屋書店のイベントスペースで、著書にちなんだトークライブ「女の人生は『挑戦』が9割」を開催しました。ゲストに南海キャンディーズ・しずちゃんを迎え、「みんなを元気づけたい!」をテーマに、これまでの挑戦を振り返りながら、ファンの皆さまの質問にも回答。今回は、芸人ライターの岩橋淳がイベントの模様をレポートします!
「共通の知人」の話で接近
1月に著書『元CA芸人 CRAZY COCOの夢へのフライト直行便』(ヨシモトブックス)を発売したCRAZY COCO。この日は記念撮影や本のサイン会を兼ねたイベントで、会場チケットは完売の大盛況でした。
CRAZY COCOは冒頭、「生きているうちは笑っていたいと思っていて、今日は笑って帰れるような会にしたい。今日来ているみんなが親友だと思って帰ってもらいたい」と話すと、まずはアイスブレイクのため、来場者同士に向かい合わせになってもらって挨拶をしてもらいました。
筆者はこの光景を見て「スゴいことするな」と思いましたが、実際、登場して数分、いや、数秒で会場の空気を和ませてCRAZY COCOのカラーに染め上げたのは、ひとえに彼女の魅力なのだと体感しました。
続いてゲストとして登場したのは、南海キャンディーズ・しずちゃん。しずちゃんも昨年、『5000グラムで生まれた女のちょっと気ままなお話』(ヨシモトブックス)という自伝的イラストエッセイ本を出版しています。
2人の出会いは、2022年8月に千葉・幕張で開催された吉本興業のフェス「LIVESTAND22-23」。楽屋で、共通の知人でもあるロックバンド・HEY-SMITHのメンバー、猪狩秀平の話で盛り上がったそうです。CRAZY COCOの高校の先輩が猪狩で、いまも親交があり、しずちゃんも友人としてつき合いがあるとのこと。
CRAZY COCOは「猪狩くんの力を借りて、どうにか先輩(しずちゃん)の懐に入れました」と振り返りました。
しずちゃん「ぜひ挑戦してほしい」
CRAZY COCOとしずちゃんの共通するキーワードは「挑戦」です。CRAZY COCOが外資系航空会社CAから吉本興業に所属したのはひとつの挑戦。しずちゃんは、お笑い芸人でありながらドラマや映画にも多数出演し、ボクサーとしても活躍した経歴があります。
挑戦をすることについて2人は、「とりあえずやってみる」という気持ちが共通してあるそうです。しずちゃんは集まったファンに対して、こんなメッセージを送りました。
「大きな挑戦には勇気がいる。いままでの自分を捨てた挑戦はできるのか?と悩むこともあるけど、想像できない何かや、冒険していない自分もいるから、それを破っていきたいとも思っている。そういう気持ちが皆さまにもあるなら、ぜひやってみてほしい」
イベントは最後まで濃密で、2人の掛け合いで終始、盛り上がっていました。挑戦をするにはエネルギーが必要ですが、それを乗り越えてつかんできた2人のお話は、誰もが心を動かされると思います。ぜひともおふたりの著書を手に取ってみてください。
『元CA芸人 CRAZY COCOの夢へのフライト直行便』の詳細はこちらから。
『5000グラムで生まれた女のちょっと気ままなお話』の詳細はこちらから。