どーも! 芸人ライターのブロードキャスト!!・吉村憲二です! せんきゅっそ!
今回、現役アイドルである「つぼみ大革命」の糸原沙也加さんが、初の著書『#アイドルあるある推しごと図鑑』(宝島社)を発売。その記念トークショーが、11月10日(水)に都内で開かれたので行って来ました! そしたらそこには、真実の“アイドルあるある”がありました。
“アイドルあるある”が約270個
トークショーに登壇したのは、著者であるつぼみ大革命の糸原さんと、イラストを描いた岡本りんさん、そしてMCにつぼみ大革命の元メンバーでもある3時のヒロイン・福田麻貴の3人。
今回の本を出版するに至った経緯を聞く福田に、糸原さんが答えたところによると、「吉本の方に、作家育成プロジェクトというものがあるから、文章書くのが得意ならやってみないか?」と言われて始めたらしい。
「作家育成プロジェクト」は、吉本所属タレントから、有名・無名を問わず「本気で本を出したい人」を募り、育成するプロジェクト。今年2月に始まったこのプロジェクトから生まれた初の書籍が、この“アイドルあるある”本です。
本のなかには、アイドル視点、ファン視点それぞれの“アイドルあるある”が、なんと約270個も詰め込まれています。これには福田もただただ凄いと絶賛。たしかにこの量は、芸人である私もなかなか思いつきません。読み応えがあってクスッと笑えて、とても面白い。そこに添えられた岡本さんのイラストで、さらにポップさと読みやすさが増しています。
いまは芸人の福田も、じつはつぼみ大革命のメンバーだった元アイドル。その経験から、こんな“あるある”を持ち出します。
「あれ入ってへんの? アイドルは激しいダンスしすぎてブラジャーのパットが落ちる」
“現役”つぼみ大革命のおふたりは大爆笑。これは、メンバーに実際に起きたハプニングらしく、アイドルがどれだけ大変かということがわかるエピソードで面白いですね。
そして今回のトークイベントには、ファンの方々もオンラインで参戦。「本が売れて、これで夢の印税生活だね!」という一言に、糸原さんは「皆さんにかかってます!」と満面の笑顔で語っていました。まさにその通り! 皆さんも1人5冊は買いましょう!
自撮りよりファンがほしいものとは!?
「本のなかでオススメのあるあるは何?」という質問に糸原さんは「楽屋挨拶で後ろのほう顔を出せない」を挙げます。メンバーは9人もいますからね。
かたや岡本さんは「前後2列での撮影の時は後ろにかぶらないよう中腰のため引きで見たら面白い」をチョイス。確かにあるある! ですね。
そんななか、福田は「自撮りを撮りまくってSNSに載せてくれるのも嬉しいけど、ファンはメンバー同士がハグで抱き合ってたらそれでいい」と自論を熱弁。そうなんです、自撮りの可愛い写真もいいけど、やはりファンはメンバー同士の仲の良さが見たかったりするんです! これには思わず私も、芸人としての後輩の福田に「その通り、ナイス!」と心の中で叫んでいました。皆さんも、そう思いませんか?
夢の一歩を踏み出した瞬間
岡本さんは、今回のイラストのお仕事をいただいた経緯を、こう説明します。
「いとちゃんから普段、あまり電話かかってこないのにかかってきて、本を出すからその本のイラストをお願いしようと思ってるんだけどいい? と言われ、お仕事ありがとうございます! となりました」
同じメンバーとして、自分にもお仕事が舞い込んでくるのは嬉しいもの。近くで一緒に頑張ってきたから、仲間だから、その話が来たわけです。そして岡本さんはこう続けます。
「いとちゃんが努力して掴んだものを実現できて凄いし、それにかかわらさせてもらったのも嬉しいから、絶対、いとちゃんが望むものを描けるように頑張ろうと思った」
この言葉に私はグッときてしまいました。お互いを素直に認め合い、その夢をかなえる一歩に携わらせてもらう責任を、しっかりまっとうしようとしている姿勢がとても素晴らしい。そんな想いが詰まった本は必ず売れてほしい、そう思いました。
ということで、改めて今回、こうやって本を出版することができて、本当におめでとうございます! アイドルとして本気で取り組んできたからこそ、そこに“アイドルあるある”が見つかり、応援してくれるファンの方々のことを思っていたからこそ、そこに“ファンあるある”が見つかったのだと思います。そしてそれが本という形で出版された、これは本当に尊敬です。
誰しもが、あーあるある! と共感できて、なおかつクスッと笑える“あるある”が約270個も並んでいます。この本を買って読んでから、つぼみ大革命のライブを見に行きたい! と思いました。皆さんも、ぜひとも本を買って読んで行ってみて! きっと、よりライブが楽しめるに違いない!
書籍概要
『#アイドルあるある推しごと図鑑』
著者:糸原沙也加
イラスト:岡本りん
発売日:10月22日(金)
定価:1,100円
出版社:宝島社
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