よしもと福岡劇場(現在の名称は「よしもと福岡 大和証券劇場」)が福岡市内の「BOSS E・ZO FUKUOKA」7階に誕生してから、早くも4周年。それを記念した特別公演が、7月28日(日)に3時間ぶっ通しで開催されました。全員がボケとツッコミの組にわかれ、歌やスポーツなどのコーナーでバトルを繰り広げた今回のイベントで、総合MCを務めるのはサカイスト、そしてリーダーはカーネギー、とらんじっと、パスタとパスタというメンバー。福岡のパワーを感じさせる4周年イベントとなりました。
若手芸人がリーダーの新たな試みの夏フェス!
「4周年特別公演 フクゲキ夏フェス 2024 ボケ vs ツッコミ~熱戦!烈戦!超激戦!どっちが結局おもろいと?真夏の夜をさらに熱くする3時間ぶっ通し SP」と題された今回のイベントに出演するのは、芸歴1年目の若手から、芸歴34年目のベテランの田中健二まで、総勢39組!
これまでの周年公演とは一線を画し、カーネギー、とらんじっと、パスタとパスタの6人が、「ボケ」と「ツッコミ」の赤組・青組に分かれたメンバーをまとめ上げてチーム戦を盛り上げました! 田中健二、いっちゃく先生などベテラン組も相手にどのようにリーダーシップを発揮できるか、まさに総力戦です。
ボケ軍(赤)は、カーネギー・さわとおる、とらんじっと・あらた、パスタとパスタ・ふぢわらというリーダーを筆頭に計30人。対するツッコミ軍(青)は、リーダーがカーネギー・ 松相遼、とらんじっと・原ノコシ、パスタとパスタ・まなべ。メンバーは総勢29人という体制で戦いに挑みます。
さらに、各コーナーには令和ロマン(髙比良くるま、松井ケムリ)、金属バット(小林圭輔、友保隼平)、めぞん(吉野裕介、原一刻)が助っ人ゲストとして登場しました。
3時間ではまったく足りない「12のバトル」
今回のフェスで繰り広げられたバトルを紹介しましょう。
【ポイント大量獲得を狙え!超ハイテンポゲームバトル】
助っ人ゲストに令和ロマンを迎え、ミニゲームでポイント獲得合戦! 「ぐるぐるバット綱引き」「キャラセリフイントロクイズ」「パノラマ光線かくれんぼ」「ポーズを覚えて大繩」「大遠投!マシュマロキャッチ」の5つのゲームが実施されました。
【結局強いのはどっち!? 白黒つけろ! 大喜利バトル!!】
助っ人ゲストに金属バットを迎え、お題目に答える大喜利演目が2つ。ボケのみ、ツッコミのみのそれぞれのチームメンバーが、どう笑いをとっていくのかが大注目の内容で、金属バットの小林、友保の持ち味が最高に生きる暴れっぷりで、しかも後々のコーナーにまでついつい余韻を残してしまう面白さに!
【オシャレ番長の称号を手にするのは?夏のベストコーデ1グランプリ!】
事前に公開された参加メンバーの「1番オシャレと思う夏のベストコーデ」写真から、「オシャレ」「ダサい」それぞれを1人ずつ選ぶお客様アンケートでは、2項目あわせて3万票を超える投票が! ボケ軍、ツッコミ軍がそれぞれ1位から4位を当てるという戦いで、最後には「ワースト1~4位」も発表され、芸人それぞれのキャラクターが浮かび上がりました。
【気力 !体力!チームワーク真夏の大運動会!】
この日3組目の助っ人ゲスト・めぞんの2人を迎え、お祭り騒ぎにふさわしい大運動会! このために、今回は舞台と客席の間に広めのゾーンが設けられ、「巨大ドッヂボール」「紙風船チャンバラ団体戦」が繰り広げられました。
福岡よしもとからまさかのアイドルが!?
【新ユニット「Fukugeki4」発足!】
今年はサカイストを総合MCに、若手芸人が中心となってリーダーを務める「これからの福岡よしもと」が強調された構成でしたが、ここからのコーナーは、まさにその色が垣間見える内容に。
「福岡よしもとがほかのエリアのよしもとに負けていることは何か」「笑いはもちろんだが、せっかくのビジュアルがあるならそれも武器にしていこう!」というサカイスト・伝ペーのプロデュースのもと、福岡よしもと若手芸人から選ばれた4人によるアイドルユニット「F4」が誕生! 客席も、まさかのサイリウムを振って総立ちになりました。
【一夜限りのおまつり騒ぎ!ユニットコントバトル!】
ここからは、観客の投票で勝敗が決まる全員参加型のバトルに。ボケ、ツッコミにわかれて、ひとつのコントをチームメンバー総出で披露していきます。大所帯によるコントは、構成もメンバーの持ち味が生きるオリジナリティに富んだ内容でした。
【ラストマッチは!白熱の歌合戦!】
ミニゲーム、大喜利、人気投票に大運動会、そしてアイドル誕生からのチーム総力戦によるコントと、チームワーク、技術力、体力などなど福岡よしもとの「力」をさまざまな趣向で楽しませてくれた3時間超えのスペシャルナイトも、いよいよラスト!
ここではボケとツッコミ、それぞれを代表する歌うま芸人の歌唱に合わせた即興PV制作対決「歌うま熱唱PVバトル」と、文字通りの「リーダー歌合戦」が繰り広げられました。最後はお客様の歓声にあふれ、会場が感動に包まれるほどのクオリティとなりました!
福岡のお笑いをもっと盛り上げたい気持ちが爆発!
長すぎた夏の宴も、終わりはあっという間。結果は、130対80でボケ軍の勝利! 終わったあとの楽屋では、勝利にわくボケ軍の喜びの声と、悔しがりながら反省点を叫び合うツッコミ軍の姿が。最後にリーダー6人と総合MCのサカイストに話を聞きました。
「リーダー2人のお陰で形になりました。みんなが背中を見てついてきてくれて、本当によかったです」(カーネギー・さわとおる)
「準備段階から若手からベテランまでが融合して『福岡よしもとはこういうものだぞ』というライブができたと思います。本当に最高の1日でした!」(とらんじっと・あらた)
「僕は芸歴3年目だったので、ベテランの先輩とは初めて話すことも多く……準備段階で説明するときなどにすごくあたふたしました。以上です!(もうそれでいっぱいいっぱい!)」(パスタとパスタ・ふぢわら)
「大変すぎ!!! コント、歌、アイドル……やることが多かったです!でも、全部やってよかったです」(カーネギー・松相遼)
「若手芸人ながらリーダーをやらせてもらって、先輩方もまとめなければならなかったわけですが、みなさんNOと言わずについてきてくださって、芸人って最高だなと思いました!」(とらんじっと・原ノコシ)
「コントを担当したんですが、いろんな先輩に助けていただきながら、勉強させてもらうこともたくさんありました。そして福岡を盛り上げて、福岡から売れたいなっていうふうに改めて思いました」(パスタとパスタ・まなべ)
「福岡に来てよかったなと思いました!!」(サカイスト・伝ペー)
「右に同じです(一同爆笑)。まなべがいいこと言いましたが、本当に福岡の街のお笑いが盛り上がって、福岡のよしもとから全国区になっていく芸人が必ず出るのではないかと思いました」(サカイスト・マサヨシ)