おつかれさまです。よしもと沖縄で活動しているピン芸人の又吉広人です。
突然ですが、沖縄県那覇市の国際通りにある『沖縄ラフ&ピース専門学校』をご存知ですか? 2018年に開校したこの学校には、パフォーミングアーツ学科とクリエイティブ学科があり、広くエンターテインメント業界について学べます。最近では、クリエイティブ学科に在籍する学生が、さまざまなコンテストで入賞するなど大活躍! 今回は、そんな生徒さんたちにインタビューして、学校生活について大いに語ってもらいました。
沖縄ラフ&ピース専門学校は、吉本興業が沖縄に設立した学校法人による認可校で、「あそぶガッコ。」をテーマに開校しました。パフォーミングアーツ学科とクリエイティブ学科という2つの学科では、K-POPアーティストや歌手などパフォーマーから、マネージャーやイベント制作などの裏方、漫画家や3DCG(コンピューター・グラフィックス)技術者などのクリエイターまで、エンターテインメント業界で活躍する人を育てています。
今回、インタビューさせていただいたのは、クリエイティブ学科に在籍しているゲームグラフィックスコース2年の上原未佑莉さん、イラスト・キャラクターデザインコース2年の大濵希亜羅さん、同じくイラスト・キャラクターデザインコース2年の棚原琉花さん、マンガコース2年の宮里歌奈さんという4人。
沖縄ラフ&ピース専門学校がどんな場所なのか気になっているあなたに、在学生の生の声をお届けします!(棚原さんと上原さんは「恥ずかしい」ということで、写真がイラストになっています)
専攻コースを超えて自由に受講
——沖縄ラフ&ピース専門学校では、どういったことを学ぶのでしょうか?
大濵 私が専攻しているイラスト・キャラクターデザインコースは、アートイラストといって自分の世界観をいろいろな画材を使って表現する授業があったり、キャラクターデザインの授業や、デジタルでイラストを描く授業などもあります。でも、“クロスオーバーカリキュラム”といって違うコースの授業を受けることもできるので、イラストを中心に学びながらマンガを描いてみたりと、いろいろと挑戦することができます。
——だとえば、イラスト・キャラクターデザインコースだったけど、授業を受けてみてマンガコースに変更する、ということも可能なんですか?
大濵 はい、クリエイティブ学科からパフォーミングアーツ学科に移る人がいたり、逆にパフォーマーからクリエイティブ学科に移る人もいます。
——自由度が高いんですね! 皆さんは、どうしてこの学校に行こうと思ったんですか?
大濵 調べてみて「あそぶガッコ。」というのに惹かれたのと、自分らしく個性を出しながら学べるし、自分らしく表現するためにここの学校入りたいなと思って入学を決めました。
棚原 小さいときから絵を描いてて、高校も絵中心の学校で、それでイラストを描ける専門学校を探していたら、「沖縄ラフ&ピース専門学校」が近くにあったので。
上原 私はゲームグラフィックスコースで、ほかにもCGを学べる学校はあるんですけど、沖縄ラフ&ピース専門学校は自分のコース以外にも受けたい授業があれば選択できるので、そこに魅力を感じて入学を決めました。
宮里 実は(大濵)希亜羅とは同じ高校で、合同説明会の説明を聞いて“いいな”と思っていたときに、希亜羅が「行く」って言ったから決めました(笑)。
——皆さん、それぞれの理由で入学を決めたと思いますが、いつごろからイラストに興味を持ち始めたのでしょうか?
上原 絵を描くのは幼稚園とか、小さいときから好きだったんですけど、仕事にしたいと思うようになったのは高校に入ってからです。
大濵 中学校ぐらいまでは趣味でずっと描いてたんですけど、高校のコースが美術系だったので、そこからちゃんと勉強していくうちにイラストだったり、クリエイティブの世界に行きたいなと思い始めました。
「自分からやろうって意識が出てきた」
——大濵さんはイラスト・キャラクターデザインコースですが、第10回コアミックス九州国際まんが賞のストーリー部門で期待賞を受賞したそうですね。
大濵 マンガコースには入ってないんですけど、去年、授業のなかで自分のオリジナルのマンガを描かない?という案内があって、それで挑戦してみたくて、先生から習いつつ、初めてマンガを描き始めました。
——同じく棚原さんもイラスト・キャラクターデザインコースでありながら、第11回コアミックス九州国際まんが賞(2024年7月発表)のストーリー部門で未来賞を受賞! 作品を見ましたが、ヘンな怪物とか描かれてて怖かったです!(笑)
棚原 化け物が好きで(笑)。受賞した『パニックデリバリー』という作品は、最初のテーマはピザ屋の配達だったんです。ピザ屋の広告を見て(アイデアを)思いつきました。そこに、あとから好きな化け物(の要素)を足したって感じです。
——宮里さんの『レンズに向けて』という作品も、第11回コアミックス九州国際まんが賞でストーリー部門期待賞を受賞しました。どういう経緯で、この作品は仕上げたのでしょうか?
宮里 私は案をたくさん出すことに力を入れていたので、20パターンほど考えたうえで制作しました。
——20個ネタを出すだけでもすごいですね! 上原さんは第22回Tシャツデザイン画100選に入選し、さらに入選作の中から選ばれるCreator部門賞を受賞しました(2024年8月発表)。デザインは、どういうキッカケで思い付いたんですか?
上原 サボテンのキャラクターを描いたんですけど、もともとは高校の文化祭で描いたキャラクターでした。そのキャラクター自体がお気に入りで、自分のほしいTシャツを思い浮かべたときに、そのキャラクターのTシャツがいいな、と思って描きました。
——皆さん、それぞれ受賞歴があって優秀!! そんな皆さんがいま、学校生活で楽しいことはなんですか?
上原 いままで3DCGの勉強をやってこなかったので、学ぶことがすごく楽しいです!
棚原 もちろん賞を取ったことも嬉しかったのですが、先生に褒められたときはとても気持ちよかったです(笑)。
宮里 仲のいい友だちができて、ワイワイしてるときですかね(笑)。
大濵 いままでチャレンジすることから逃げていたこともあって、自分からやろうって意識が出てきたのが成長したなと思うし、やっぱここに来てよかったなと思います。
あなたにとって「沖縄ラフ&ピース専門学校」とは?
——今後の皆さんの夢や目標など教えてください。
宮里 絵を描くことで稼ぎたいというのがいちばんで、ほかの仕事もしながら有名になりたいです!
棚原 いまのところマンガを描いているので、そのまま頑張って漫画家としてデビューしたいです。
大濵 ここで、いろんなことに挑戦できてるので、まずはイラストレーターとかクリエイターとしてちゃんと1人で仕事できるようになりたいです。
上原 自分はイラスト系じゃなくてゲーム系なので、将来的に多くの人に楽しんでもらえるゲームキャラクターを作りたいなと思います。
——皆さん、本日はありがとうございました!! 最後に、いま「沖縄ラフ&ピース専門学校」に行こうか悩んでいる人にメッセージあればお願いします!!
大濵 悩んでいたら、まずは行動だと思います。「あそぶガッコ。」なので、形にとらわれなくて自分が好きなことができるので、1回体験しに来てほしいです!
休みの日はゲームをしているという上原さんは「原神」というゲームについて、「グラフィックが綺麗ですごく面白いです!」と熱く語ってくれました。宮里さんは体動かすのが好きで、休みの日は走ったりしているそう。棚原さんは休みの日は映画を観て過ごし、大濵さんは何もない日は休息にあてるそうです。
趣味嗜好もまったく違う子たちが、同じエンタメの世界を生きようと必死に学んでいる姿はとても応援したくなりますし、かっこよく見えました。いざインタビューが始まると、彼女たちがイラストやマンガにいかに真剣に取り組んできたのかがわかりました。
なにより、好きなことを学んでいる彼女たちの顔は非常に生き生きとしていて、同じエンタメ業界を目指すもの同士、しのぎを削り、ときには助け合い、成長していける空間、それが沖縄ラフ&ピース専門学校なんだと感じました。
この学校には今回、インタビューさせてもらったクリエイティブ学科のほかにパフォーミングアーツ学科があり、そちらでは「声優」「俳優」「K-POPアーティスト」などのパフォーマーや「マネージャー」「映像」「音響」などの裏方を目指すコースがあります。エンタメ業界に興味のある方はぜひ資料請求をして、毎週土曜に行われている学校説明会にご参加してみてください!!
実は、今回のインタビューの最後にこんな質問をしてみました。
——あなたにとって「沖縄ラフ&ピース専門学校」とは?
この質問に、学生の1人は迷いなく「青春」と回答。「あそぶガッコ。」の卒業生の未来に、ますます期待が持てました!
『沖縄ラフ&ピース専門学校』は専門課程に加えて、中学卒業後から入学できる高等課程もあります! 詳しくは学校ホームページまたは学校資料をご覧ください。資料請求はこちらから。