東京・ヨシモト∞ホールの看板芸人であるムゲンダイレギュラー入りをかけて若手芸人たちが競うネタバトル「ムゲンダイユースカップ」決勝戦が9月8日(日)に開催され、シモリュウ(シモタ、前田龍二)が初のユースカップ参戦で優勝を果たしました! 2023年7月に結成したばかりの彼らは、YouTube『粗品 Ofiicial Channel』の大人気コンテンツ“ギャンブル4兄弟”(粗品・前田龍二・シモタ・大東翔生)などでギャンブル芸人としても知られています。9月14日(土)に東京での初単独ライブを控える2人に、喜びの声を聞きました。
「よかった…上がれた!」
今回、決勝に進出したのはシモリュウのほか、おしみんまる、大谷健太、とらふぐ(阿部直也、田畑祐一)、光永、西村ヒロチョ、今井らいぱち、入間国際宣言(西田好孝、千葉ゴウ)、トニーフランク、スクラップス(ヨシオちゃん、安藤陸、サン北川)というメンバー。
審査員は、劇場支配人や作家、芸人審査員の竹若元博(バッファロー吾郎)で、来場者やオンライン視聴者も投票可能です。
まずはファーストステージで1位のシモリュウ、2位のスクラップス、3位の西村ヒロチョがファイナルバトルに進出。最終決戦で審査員と観客による投票の結果、シモリュウの優勝が決まりました。
珠玉の漫才2本を見せたシモリュウの2人は、名前が発表された瞬間、驚きの表情に。西村のネタをいたく気に入っていたシモタは「ヒロチョさんとの勝負かなと思ってた。むちゃくちゃオモロかったから」とポツリ。前田も「よかった……上がれた!」と喜びを露わにしました。
ネタ選びで「漫才2本」だった理由
もともと先輩(前田)と後輩(シモタ)の仲良しコンビの2人。激闘を終えたばかりの彼らに、晴れてレギュラーとなった胸中を聞きました。
――もともと大阪で活動していた2人ですが、今年4月に拠点を東京に移して今回、レギュラーメンバー入りを果たしました。現在の心境を聞かせてください。
前田 めちゃくちゃ嬉しいです。(挑戦する)回数こそ少なかったですけど、大阪で劇場メンバーになれなかったんで、大阪よりはよくなったんかなと思います。
シモタ 安堵しましたね。
前田 「安堵しました!?」。お前、そんな言葉使わんやろ。急に大人の路線行くな。
シモタ いや、なんか(話したことを記事に)書くっていうから(笑)。
――ネタ選びはすんなりいけたんですか?
前田 そんなに難航はしなかったですね。漫才2本でいけたのも嬉しいです。
シモタ 正直、コントと迷っていたんですけど、でも今回はピン(芸人)が6組くらいおるし、ピンの方のコントのほうが強いんじゃないか、とか思いつつ。
前田 スクラップスも今年の『キングオブコント』で準決勝行ってるし……というのがあるんでね。
シモタ そこで比べられるんやったら、「漫才2本でいこうかな」って。
前田 そんな思いあったん?
シモタ もちろん、そんな思いですよ。
前田 オレは聞いてなかったから。やっぱり、どこまでいっても他人同士やけんムズイね。悲しい……。
初の単独ライブは「グチャグチャになるかも」
――(笑)。9月14日(土)には東京での初単独ライブ「トッパン!」(ヨシモト∞ホール)が開催されますね。ネタの進捗具合はいかがですか?
前田 ほんまにヤバイっす。
シモタ まあまあ、いけるでしょう。
前田 アツいね~。2人やったら乗り越えられると。シモタがこう言うてくれてるから安心です。
シモタ ここからどうなるか楽しみですよね。グッチャグチャの単独になるとか……。
前田 ありえるな~!
シモタ グチャグチャになっても「シモリュウ、キモいな~」って思うか、ネタをいっぱい見て笑って「よかったな~」と思ってもらうか。どっちに転んでも楽しめるファンの方であってほしいですね(笑)。
前田 いま話しているのは、トリオで一緒にやってきた元相方で、いまや親友のじゅんぺぇが、大阪で「仲西ンとこ」というコンビを組んでいるんですけど、そいつと東京でなにか一緒にやれたらなと思いますね。
シモタ 仲西ンとこさんは、大阪でユニットを一緒にやってくれてたんで、できたらいいですね。
シモリュウというコンビは「不平等」!?
――おふたりのことを初めて知る人もいると思うので、コンビとしての特徴やアピールポイントを教えてください。
前田 僕らはパチンコ、ボートレース、ポーカーとか、いわゆる男性が好きそうなものが大好きです。
シモタ ほんまにそうっすね。でも、結局は2人がオモロいと思っているものを突き詰めているだけです。
前田 安堵やね~。安堵モード入ってるやん。
――(笑)。YouTube「シモリュウチャンネル」でも面白い企画をやってますもんね。
前田 シモタに指をしゃぶられたり、僕がシモタの指をしゃぶったりとか、いろいろあるんですけども。
シモタ どっちが考えた企画かはわからないですけどね。
前田 ほんまにお前やん。
シモタ お前や。
前田 これは、ぜひ書いてほしいんですけど、シモリュウっていうコンビは、僕の相方がシモタで、シモタの相方が僕なんです。これってね、不平等なんですよ。
シモタ 平等やろ!
前田 清潔感の面で僕がシモタに何かやらなければならない場合、これは罰なんですけど、シモタは僕の「指をしゃぶれる」「体に触れられる」、これはご褒美なんです。
シモタ なにがやねん(笑)。自分のことなんやと思ってんの? むっちゃおっさんやで?
――今春、上京したばかりの2人ですが、仕事の内容も変わってきたのでは?
シモタ 変わりましたね。大阪では漫才とかテレビのコーナーはあったんですけど、こっちはほんまに幅広い。
前田 パチンコとか、ボートレースとか、好きなことを仕事でやれていますね。
――これから∞ホールに来るお客さんに、劇場メンバーとしてメッセージをお願いします。
前田 まだ組んだばかりのコンビなので、成長しているところを見てください。
シモタ われわれがどう進化するのか……僕たちのこと「たまごっち」やと思ってください。
前田 うんこの世話までせなアカンの? 流し忘れたら死んでまうの? めちゃ嫌やわ。オレは嫌かな~。
シモタ すべての世話をしてください(笑)。
YouTube「シモリュウチャンネル」はこちらから。
公演概要
シモリュウ東京初単独ライブ「トッパン!」
日時:9月14日(土)開場20:10/開演20:30/終演21:30
会場:ヨシモト∞ホール
チケット:配信 1200円
※劇場チケットは完売
FANYオンラインチケット(配信)はこちらから。