どーも! 芸人ライターのブロードキャスト!!・吉村憲二です! 幸せになろうよ!!
わたくし吉村が座長を務める「豊橋ふるさと劇団」の初ライブ『ええじゃないか豊橋ふるさと劇団&よしもとお笑いライブ』が、9月8日(日)に愛知県豊橋市の穂の国とよはし芸術劇場PLATで開催されました。豊橋を愛するという条件のみで一般公募で集まった総勢30人以上の“一般の方々”と“豊橋市住みます芸人”で作られたこの劇団。初開催にもかかわらず大盛況で、豊橋市の歴史に残るライブとなりました。そんな、何があったって“ええじゃないか”なライブレポートをここにお届け!
あたたかい客席に芸人側も「楽しかった」
この日の会場となった穂の国とよはし芸術劇場PLATは、約400人のお客さまが詰め掛けて大盛況。
ライブは「豊橋市住みます芸人」のASANA(クボ、ナミト)による前説から始まり、豊橋ふるさと劇団による公演の前に、吉本からジョイマン(高木晋哉、池谷和志)、スカチャン(ヤジマリー。、みや)、大自然(しんちゃん、ロジャー)、ブロードキャスト!!(吉村憲二、房野文典)が参戦し、それぞれのネタで会場を沸かせます。全組が大爆笑を巻き起こし、会場は興奮の熱気に包まれていきました。
詰めかけた豊橋市のお客さまはお笑いを“生”で見るのが初めてという方も多く、最初からボルテージはマックス。あたたかい客席に芸人たちもつい気持ちよくなったのか、与えられたネタ時間を大幅に過ぎて舞台袖に帰って来ていたのがとても印象的でした。
芸人としてはお客さまが大満足で帰っていただくのが嬉しいのですが、このライブでは舞台に立った芸人さんたちもまた、満面の笑顔で「楽しかった」と帰っていきます。これこそ地方ならではの空気感。ここ豊橋にしかない笑いの空間がそこに出現していました!
子どもたちの「前説」で成功を確信
ネタブロックが終わり、いよいよ「豊橋ふるさと劇団」の出番です。座長のわたくしブロードキャスト!!・吉村が舞台袖に団員を集め、円陣を組んで掛け声を発し、いざ本番が始まりました。
このお芝居は豊橋を舞台に、吉村憲二という売れなくなったミュージシャンがやって来て、街の争いをなくし、最後にお祭りを大成功させていくというあらすじです。
最初に団員として参加している子どもたちが幕前に登場して、前説として自己紹介をしながらお話を進めていったとき、僕は成功を確信しました。もうすでにこの時点で、大爆笑と拍手が巻き起こっていたのです。
あたたかいお客さまに見ていただいているという好条件はあるにしろ、何より団員たちの気迫が凄まじく、仕上がりがとてもいいものになっていたんだと思います。
そこからは、ASANAのナミトが演じる豊橋カレーうどん屋さんの店主のところに、「お祭りを開催できない」と相談に来る相方のクボや、団員たちが演じる市民、曲が書けなくなっていた失意のミュージシャン・吉村らが次々とやってきます。
吉村は市民たちとドタバタのやりとりを繰り広げるなかで、豊橋を楽しみながら自分を取り戻すことに成功。書けなくなっていた曲が書けるようになり、最後に豊橋をテーマにした歌ができて、豊橋がひとつになります。豊橋市在住の方々はもちろん、市外から来た方も豊橋市のよさを知ることができて楽しめる、とても素晴らしいお芝居となりました。
豊橋ふるさと劇団のみんなが一生懸命、演技をして笑いを取りに行く姿は、座長ながら本当に感動で胸が熱くなるものがありました。まさに豊橋ふるさと劇団、“ええじゃないか”!
豊橋市も劇団も「ひとつになれた気がします!」
私が昨年4月、「豊橋市住みます芸人」に就任した際、公約を立てたひとつにこんなものがありました。
「穂の国とよはし芸術劇場PLATという大きい会場でライブをする!」
それが、たった1年半で叶ったんです。言葉にしたら夢は叶うんだなと、改めて思わされました。しかも、豊橋ふるさと劇団という素晴らしい仲間を携えてのことですから、こんなにうれしいことはありません。
豊橋市を笑いのあふれた明るい街にする! という使命感を持って豊橋市住みます芸人になったのですが、まさにこの日、それがちょっとだけ叶ったのではないかと思います。
ぶっちゃけ、豊橋ふるさと劇団は失敗するかもと不安になっていた時期もありました。公演の宣伝もままならず、団員さんに台本もなかなか渡せず、稽古も少ないなど、さまざまな問題を抱えていたからなんです。
でも、ふたを開けてみれば私の心配をよそに、お客さまも笑って大満足で帰っていただくことができ、団員さんたちもやりきったことに感動して泣いている方がいました。劇団として、ひとつにまとまることができて、本当に大成功に終わったと思います。
豊橋市に来て、本当によかった。またやりたいと思います。その際は、また見に来て下さい! 豊橋にしかない笑いと盛り上がりのあたたかい空間を目いっぱい味わえますので!
最後に、今回のお芝居は、お話のなかで豊橋をテーマにした歌が完成して「豊橋市がひとつになれた気がします!」というセリフで終わるのですが、その歌詞が豊橋市の名物を盛り込んだとてもいいものなので、ここでご紹介させていただきます。
皆さま! 豊橋市にいつでも遊びに来て下さいね!
【豊橋の風に乗って】
豊橋の風に乗って
名産たちが華麗に踊る
カレーの香り、ブラックサンダー
手筒花火が夜空に咲く
豊橋カレーが香ばしい
ご飯みつけたその瞬間
幸せが広がるよ
街の味がここにある
ブラックサンダー、チョコの甘さ
ひとくちで元気が出る
豊橋の力、心を満たす
このお菓子で笑顔に
手筒花火が夜を照らす
歴史の火花が舞いおりて
豊橋の夏を彩る
光のショーが心を打つ
豊橋の風に乗って
名産たちが華麗に舞い踊る
カレーの香り、ブラックサンダー
手筒花火が夜空に咲く
豊橋、豊橋、いつも一緒
この味とともに歩こう
豊橋の名産、愛を込めて
ずっと大切にしていこう!
【作詞:森下ゆうじ】