月曜から金曜日の夕方に放送されているカンテレ報道番組『newsランナー』のコーナー「兵動大樹の今昔さんぽ」の特別企画「今昔さんぽ 諸国漫遊記」が10月15日(火)、22日(火)の2週にわたって『newsランナー』内で放送されます。
ロケの舞台は広島県と岡山県!
「今昔さんぽ 諸国漫遊記」と題したこの企画は、兵動大樹がコーナーでは初めて関西を飛び出しロケをすることに。ロケの舞台は広島県と岡山県。それぞれ『newsランナー』10月15日(火)、10月22日(火)内で放送されます。(なお毎週金曜日放送の「今昔さんぽ」は変わらず放送されます)。
また、レギュラーコーナーの「今昔さんぽ」はYouTube「カンテレNEWS」チャンネルにて配信中。今回の「諸国漫遊記」も同チャンネルにて配信されます。
1枚の写真を手掛かりに兵動が街で聞き込み!
「今昔さんぽ」では、生まれも育ちも大阪の兵動が、さまざまな関西の街を訪れます。ロケのカギとなるのは、スタッフから手渡される1枚の“昔の写真”。その街でかつて撮影されたという写真を手に、兵動が街で聞き込み。時代とともに移り変わる街の風景の“今と昔”を比べつつ、兵動が“さんぽ”します。地元の人が思い出話に共感するもよし、その街の歴史を学ぶもよし、はたまた兵動と地元の方々が繰り広げる温かいやり取りに癒されるもよしと、さまざまな魅力を持つコーナーとなっています。
広島県のロケは、かつて軍港の町として栄えた呉の歴史を紹介する施設「大和ミュージアム」からスタート。エントランスに飾られた戦艦大和の巨大模型に圧倒される兵動ですが、実はこの模型は、実物の10分の1の大きさだといいます。
兵動が施設を巡っていると、自分と同じ帽子姿の91歳の男性に出会い、思わず声をかけます。この男性は9歳の時に戦艦大和の実物を見たそうで、その荘厳さを目の当たりにした当時の思い出話を聞くことに。
その後は、学校でお祝いらしき行事(?)が行われている様子の写真を手に、街へ聞き込み。手がかりを得た兵動は、フェリーで江田島へ向かいます。江田島は広島出身のアーティスト浜田省吾が少年時代を過ごした地で、地元住民から浜田省吾のエピソードを聞きます。浜田は学生時代、江田島の路線バスをよく利用していたそうで、バスが廃線となったいまでも地元の住民は「浜田さんが乗っていたバス」と呼ぶそう。地元住民の思い出話に触れつつ、目的の場所を探して回ります。
およそ20年ぶりに思い出の味に再会!
岡山市では、路面電車が映った写真を渡され、兵動は地元商店街で聞き込みを開始。そこで発見した「三丁目劇場」に、兵動は深い思い入れがあるそう。20年ほど前、この劇場には吉本興業の公演があったためです。2000年から2005年までは定期公演が開かれており、兵動も何度も出演。当時の思い出を語ります。
三丁目劇場は2013年に閉館してしまいましたが、兵動の思い出の食べ物が今もなお、残っていました。当時、劇場には岡山の製パン企業「岡山木村屋」のパンが差し入れられており、兵動も岡山のソウルフードとして知られる「バナナクリームロール」など “キムラヤのパン”を食べていたといいます。店舗を訪れた兵動は、およそ20年ぶりに思い出の味に再会! 今回はたくあんをマヨネーズであえた総菜パン「たくあんサラダロール」をいただきます。
関西以外のロケで感じた“ちょっとした苦労”
ロケを終えた兵動は、関西以外の地を散策して感じた“ちょっとした苦労”を語ります。
「この番組を知らない方にインタビューするので、ちょっとこう……逃げられるというか(笑)、不審がられることは多かったですね。“ハンチングをかぶってうろうろしている怪しい奴がこっちを見ている”と思われて(笑)。このコーナーの趣旨も知らないので一から説明するんですが、“関西では恵まれていたんやな”と感じました」としみじみ。
しかし“いつもと違う”いいこともあったそうで、「全国から観光客の方々が来てはったんです。九州の方とか。なので、“なぜここに来ているか”を聞くのが楽しかったですね。観光でも “こんなもんを見に来ています”だけじゃなく、“なんか色々思い立ってきました”とか、聞く人それぞれの人間模様も見えて面白かったです」と新鮮な気づきをコメントしました。
91歳までハンチングを被り続ける!?
そして、関西の人々と変わらない点もあったそう。「やっぱり共通するのは、みんな“昔は昔でよかったな”と思ってはることですかね。今がどうとかでじゃなくて、昔に思いをはせているというか。“あの頃はここもにぎやかでね”とか、“こういう乗り物乗ってたんよ”とか、40年、50年くらい前のことでも、皆さん昨日のことのように話してくれて。(関西の人もそうですし、)みんなDNAに刻まれているんですかね?(笑)昔を懐かしむというか、うれしそうにしゃべってもらいました」と振り返りました。
広島ロケについて、まず“戦艦大和の実物を見た人”に出会った感動を語りました。「“戦争が嫌いやから、そういう褒め方はしたくないけども、でも、戦艦大和は本当に素敵な、きれいな船やった”と振り返ってはりましたね。 すごかったでしょうね、9歳の時に戦艦大和を見るなんて……。そこから独学で絵を描き始めたそうで。“91歳までの60年間ぐらい、ベレー帽で通さしてもうてます“と言うてました。僕みたいですね(笑)。まあ僕はハンチングをかぶり始めて20年くらいなんで、まだまだ若造ですけど(笑)」と茶目っ気を忘れずコメント。91歳までハンチングを被り続けることを目指すそう。
また、江田島にて浜田省吾氏の話題になったことから、兵動の学生時代の思い出を語ります。
「学生の時に浜田省吾さんの『MONEY』っていう曲をずっと聞いていました。成り上がっていく男の歌で、“ドン・ペリニヨン”(シャンパンの銘柄)という名前が出てくるんですけど、僕……35年間、それを“ドンペリ2本”やと思っていたんですよ。“大物はちゃうな、ドンペリ2本いくねや”思うてて(笑)。“だいぶマネーを手に入れたんやろな”と勘違いしていた思い出がありますね」と明かし、笑いを誘いました。
懐かしいけど…あの頃には戻りたくない!?
岡山ロケでは、「商店街へ20年ぶりぐらいに行って。岡山の地域では知らん人がおらんような、“そこの商品全部がソウルフード”みたいなパン屋さんがあるんです。そこのバナナクリームロールは、僕も若い劇場で時差し入れしていただいていて、すごく懐かしい、思い出の味でしたね。ただ “懐かしいな”とはなりましたけど、お金なかったんで、あの頃には戻りたくはない。本当に(笑)」と当時を笑いながら振り返りました。
最後に、「今昔さんぽ」ファンに向けたコメントを聞かれ、兵動は「(レギュラーの「今昔さんぽ」とは)まったく一緒ではないというのだけ感じていただければ。コーナーの大枠は一緒なんですけど、映っているものがまた違うので。ご当地のものも見られたりするので、関西の視聴者の皆様は旅行気分になってもらう、 もしくは、“次旅行に行くときはここ行ってみようか”ってなってもらえたら、さらにありがたいなと思います」と締めくくりました。
いつもと一味違う、しかし兵動と地元住民との温かいやりとりは健在の「今昔さんぽ諸国漫遊記」は、10月15日(火)、22日(火)に放送されます。
おたのしみに!
番組概要
『newsランナー』
放送日時:毎週月曜〜金曜16:45~19:00
■兵動大樹の今昔さんぽ:毎週金曜日に放送
■今昔さんぽ諸国漫遊記:10月15日(火)、22日(火)に放送
スタジオ出演:吉原功兼、竹上萌奈、谷元星奈、橋本和花子、田中友梨奈、秦令欧奈、片平敦(気象予報士)
コーナー出演:兵動大樹