来年4月の開幕まで残り約半年となった「大阪・関西万博」。大阪府や大阪市が出展する「大阪ヘルスケアパビリオン」の建屋がついに完成し、10月23日（水）に報道陣らに向けた初の内覧会が開かれました。参加したフットボールアワー（後藤輝基、岩尾望）は「ここまでできあがっていることに驚いた」「中に入るだけでワクワクする感じになっている」などと大興奮！ その気になる“中身”をお伝えします。
水の都・大阪を表現したパビリオン
この日は、建屋完成に合わせて、パビリオンの建設・展示・運営などの実施主体である「公益社団法人2025年日本国際博覧会大阪パビリオン」への引き渡しセレモニーが開かれました。MCを務めたのはフットボールアワー、サブMCは福本愛菜です。
まずは挨拶に立った大阪パビリオンの西澤良記副代表理事が、「いろいろな課題を克服して、当初の予定どおり工事が完成しました。これから魅力のある展示コンテンツを作り上げたいと考えています」と力を込めて話しました。
そしていよいよパビリオンのカギの引き渡しです。万博公式キャラクター・ミャクミャクと、大阪ヘルスケアパビリオンキャラクターの大阪パビリオンもずやんがステージに登場。建築施工を担当した竹中工務店の難波正人会長から西澤氏へカギが受け渡されると、会場から大きな拍手が起こりました。
建築設計を担当した東畑建築事務所の米井寛社長の説明では、パビリオンは「REBORN（リボーン）」＝生まれ変わるというコンセプトで生命の多様性、生まれ変わる大阪を表現しています。透明の膜でできた屋根は生命の多様性の表現であり、そこに水が流れているのは水の都・大阪を表しています」とのこと。
期待が高まるなか、内部初公開となる内覧会がスタートです！
25年後の自分に会える展示も！
パビリオンのエントランスは、鉄の骨組みに支えられた透明の壁で覆われ、絶え間なく水が流れ落ちています。屋内に入ると、中心部は外光が降り注ぐ開放的な吹き抜けの空間「アトリウム」になっていて、DNAを模した3本のらせん構造の柱が天井へとそびえ立っているのが目を引きます。周囲の壁と同じ木製の柱は大迫力です。
パビリオンでは医療や健康をテーマに未来の技術を展示する予定で、これから展示コンテンツがつくられていきます。
メイン展示の「REBORN体験」のゾーンでは、来場者の健康データを測定してくれる「カラダ測定ポッド」を40台以上設置予定。さらに、そのデータから25年後の自分のアバターを生成する「ミライの自分」と出会えます。そして10社以上の企業が出展する「ミライのヘルスケア」ゾーンでは未来のヘルスケア技術などが体験できます。
このほか、中小企業やスタートアップ企業が出展する「リボーンチャレンジ」ゾーンでは、期間中に400社以上の企業が週替わりで運営し、世界に向けて大阪のポテンシャルを発信。大阪の食材などを紹介する「ミライの食と文化」ゾーンでは、デモキッチンで調理実演が行われるそうです。
この日、内覧会に続いて、屋外のステージで点灯式が行われました。再びミャクミャク＆もずやんが登場し、カウントダウンのあと、後藤の「点灯！」の声に合わせて登壇者がスイッチを押すとパビリオンが点灯、ライトアップされました。
「いよいよ現実味が増してきた」
「ここまでできあがっていることに驚きました。間に合うのかという心配の声、いろいろありますけど、みなさん開幕のときには、めちゃくちゃ驚くことになると思います！」
イベント終了後、フットボールアワー・後藤が興奮気味にこう語ると、岩尾も「展示などがなにもない状態でも、中に入るだけでワクワクする感じになっている。これがしっかりとできあがったら楽しみだなというのと、逆にこの状態を見られたのが貴重なので、いい機会をいただけたなと思います」と振り返りました。
一方、これまで多くの万博関連イベントに出演してきた福本が「これまで、なんとなく実感できていませんでしたが、足を踏み入れてみるとここまで完成していて、ここまですごい技術でできあがっているっていうのが、すごく実感できた」と笑顔を見せると、後藤も「いよいよ現実味が増してきました」と納得の表情です。
最後に岩尾が「ここだけでも、まわりきるのが大変やなってくらい大きい。こんなのがいくつもあるスゴい規模なので、本当に1回では到底まわることはできないと思う」と話すと、後藤も「子ども3人連れて歩くの自信ないですよ、ドデカすぎて」とうなずきます。
そして、改めて後藤がこう呼びかけました。
「大丈夫か、間に合うんか、いろんな声があると思うんです。でも、開幕になったらびっくりしますよ。ここだけで、われわれがこんなに驚いてるわけですから。だから早めにチケット買ったほうがいいですね！」
