お笑いコンビのエルフ(荒川、はる)が大阪府和泉市の「いずみの国和泉市PR大使」に就任しました。10月25日(金)に就任式が行われ、荒川の出身校である和泉市立富秋中学校にエルフの2人が登場。大歓声を浴びた荒川とはるは生徒たちと交流し、大使就任の意気込みを語りました。
記念品を受け取り「すごい!」「おしゃれ!」と歓喜
生まれも育ちも和泉市の荒川にとって、母校の富秋中学校は青春の思い出が詰まった場所。実は、この中学校は2026年度いっぱいで閉校し、2027年から施設一体型小中一貫校の富秋学園(仮称)に生まれ変わる予定です。
荒川が中学時代を過ごした講堂も取り壊す予定。そこで、最後の一大イベントとして今回の就任式を執り行うことになりました。就任式には、和泉市の辻宏康市長、株式会社よしもとセールスプロモーション&エリアアクションの木村深雪取締役、エルフ、そして和泉市イメージキャラクター・コダイくん、ロマンちゃんが登壇しました。
エルフの2人が舞台に姿を表した途端、講堂に集まったおよそ140人の生徒たちから大歓声が上がります。辻市長から2人に委嘱状が交付され、地場産業である和泉木綿のトートバックが記念品として手渡されると、荒川は「おぉ! ええなぁ~」とうれしそうです。
それぞれに向けた記念品も贈られ、荒川にはコダイくん、ロマンちゃんの特別オリジナルデザインのネイルチップが。荒川は「えーっ! すごーい!」と大喜びです。
はるに贈られた和泉木綿のアロハシャツは、縁起物の「タツノオトシゴ」をベースに、エルフのイラストのほか、だんじり仕様のコダイくんとロマンちゃんなど地元色たっぷり。はるは「おしゃれ~!」とシャツを広げて見せました。
「がんばれば願いは叶うと伝えられる存在に」
荒川は、集まった人たちを前に「はじめまして、ハッシュターグ!」と元気いっぱいに呼びかけると、こう挨拶しました。
「私は富秋中出身なので、あのころの自分に言ってあげたいくらいうれしいです。自分は富秋中学で過ごした3年間が、いちばん濃かった。大切な親友にも出会えたし、いろんなことをこの場所で学びました。エモすぎて言葉にするのは難しいですが、“ギャル魂”は富中で教えてもらいました。“ギャルの国、和泉市”として広めていけるように、ぶち上げていきたいと思います!!」
さらに、生徒たちに向けてこんなメッセージを送りました。
「いまからがんばる皆さん。自分は、過去を振り返ればこんなふうに人前に立てるような人間じゃないんですけど、これからは『一所懸命がんばったら夢は叶うんだよ』というのを伝えられる存在になりたいなと、いますごく感じました」
一方、はるは「私は枚方出身ですが、選んでいただいたからには皆さんに和泉市のことを教えてもらい、学びつつ、和泉市のいいところをPRできたら」と意気込みました。
魅力は「だんじり」と「池上曽根遺跡」
就任式の後半には、生徒からエルフへの質問コーナーも。荒川は自分の中学時代を思い出しながら、こう語ります。
「富中は、ほかの中学より生徒数が少ないじゃないですか。だからこそめっちゃ近くて、クラスが違っても親友で、みんなの顔も名前もわかるのは、すごく貴重なことやと思います」
とくに思い出深いのは、「みんなで最後に廊下に机を並べて、給食を食べたこと」。もうすぐ解体されるこの講堂でも、「先生の離任式がとにかく悲しくて。離任式って悲しくない? あのへんの席(前方の座席を指さして)で『先生と別れたくない!』って号泣したのを覚えてます」と懐かしそうに振り返りました。
さらに、荒川と生徒による地元愛たっぷりのやりとりも繰り広げられました。生徒から「和泉市の魅力」を聞かれた荒川は「だんじりと池上曽根遺跡(弥生時代の環濠集落の遺跡)」と即答すると、そのまま熱弁を奮います。
「自分が近くに住んでいたから当たり前すぎて気づかなかったけど、池上曽根遺跡の話をして写真を見せると、いつでも誰に見せてもびっくりされる。遺跡の建物があるのはすごいなって思います」
性格もほんまにこのまま。『みんな、大好き!』て感じでした」
ちなみに荒川はこの日、学校で保管していた当時の文集を見せてもらったそうで、笑顔でこう語りました。
「友だちの作文を読んだら『マジこの3年間楽しかった~テヘペロ!』って書いてて(笑)、そういえば、みんなギャルやったなぁとびっくりでした。なので、ギャルの英才教育は受けていたかも知れない!」