画家・ジミー大西の作品に影響をあたえる「場所」に焦点をあてながら、その創作活動の真相に迫る大規模原画展『ホームタウン』富山展が、3月14日(金)~3月30日(日)の期間、富山市民プラザ2階アートギャラリーにて開催されます。
富山をモチーフにした新作を描き下ろし中!
『ホームタウン』富山展ではジミー大西が富山開催のために富山をモチーフにした新作を鋭意描き下ろし中です。富山県鳥のライチョウを中心に黒部ダム、チューリップ、トロッコ電車などが描かれており、還暦を迎えてもなお新しい作風に貪欲なアーティスト・ジミー大西の熱意が感じられる作品となっています。
また、展示会場内にアトリエスペース「ジミーの部屋」を設置し、富山展以降の『ホームタウン』開催地のための新作など、ジミーが実際に作品を創る過程も見ることができます。
画家・ジミー大西の創作活動の真相に迫る大規模原画展
1992年にTV番組の企画をきっかけに本格的に絵を描き始めたジミー大西。同時期に、憧れの芸術家・岡本太郎氏から「四角い枠を気にせず、キャンバスからハミ出しちゃえばいいんだ」という言葉をもらい、本気で画家を志します。
画家・ジミー大西がはじめにとった行動は、お笑い芸人を辞めてスペインへ移住することでした。スペインに住んでからのジミーの創作スタイルはそれまでと大きく変化し、その変化は実際に描いた作品からも見ることができます。
その後も世界各地を放浪し、様々な街やそこで出会った人・物・動物などに影響を受けた多彩な作品を残してきたジミーは、2022年に開催した画業30年記念の個展「POP OUT」でも国内10都市を巡りながら、作品を描きました。
「その場所に、じぶんがずっーと住んでるつもりになって、絵を描くんです。」
本展では、それぞれの場所でジミーが経験したエピソードや心境を原画とともに紹介し、画家・ジミー大西の思考や創作のメカニズムに迫ります。
また、開催場所となる地域にジミーが訪れ、そこに実際に住み、地域の人たちと関わりながら、その場所を自分自身の故郷「ホームタウン」として新作を描きます。前回の全国巡回展では回ることができなかった、国内の複数地域で開催する本展「ホームタウン」で、画家・ジミー大西の作品は、また新たな変化をし続けていきます。
富山展 出展予定作品
【PROFILE】
ジミー大西 Jimmy Onishi
天然キャラクターから繰り出される衝撃的な笑いを武器に数多くの番組で活躍中。
数々の天然エピソードも有名で、一発ギャグも多くもつお笑い芸人。
読売テレビの企画「ジミー大西 画壇にデビュー」で絵画を発表し、専門家からも評価を得る。
1992(平成4)年 テレビ番組の企画で絵画発表、注目を浴びる。
1993(平成5)年 渋谷で初の個展を開催。
1996(平成8)年 芸能活動を休業し、絵画に専念。ピカソの国スペインへ移住。
1997(平成9)年 ジミー大西絵画展 全国巡回。
1999(平成11)年 ブラジル・パラ州政府から文化功労賞を贈られる。「第23回世界新体操選手権大会」記念切手 原画制作。
2000(平成12)年 ジミー大西 原画展(東京)を開催。
2002(平成14)年 個展「ジミー大西のEnergy of Nature展」(東京・京都)を開催。
2003(平成15)年 ボジョレー・ヌーボーのラベルデザインに採用。
2008(平成20)年 スペイン移住後 日本と往来しつつ世界各地を放浪の後、1月第二の故郷となる地中海・マルタ島に移住。「夢のかけら展」開催全国12会場を巡り圧倒的集客を記録。
2012(平成24)年 グッチ新宿店にて「ジミー大西“ドリーム ワークス”展」を開催。
2012(平成24)年 画家生活20周年を記念する個展「挑戦と革新」開催。銀座三越をスタート全国巡回展 圧倒的な入場者数を記録。
2015(平成27)年 休筆
2020(令和2)年 画家として5年ぶりに創作活動再開。
2022(令和4)年 画業30年を記念した全国巡回展「POP OUT」を開催、全国10都市で総動員数12万人達成。
キービジュアル撮影・浅田政志 コメント
ジミーさんの画家としての故郷はスペイン。
そう聞いてホームタウンのポスターにはスペインをイメージできる写真を撮れたらと思いました。
スペインで才能を開花させ、楽しそうに笑うジミーさんの生き様が伝わったら嬉しいです。
ジミーさんの現時点が拝見できる展覧会をとても楽しみにしています!
【PROFILE】
浅田政志 Masashi Asada
写真家。1979年三重県生まれ。日本写真映像専門学校研究科を卒業後、スタジオアシスタントを経て独立。
2009年、写真集「浅田家」(2008 年赤々舎刊)で第 34 回木村伊兵衛写真賞を受賞。
2010年には初の大型個展「Tsu Family Land 浅田政志写真展」を三重県立美術館で開催。
PARCO MUSEUM TOKYO、森美術館、香港国際写真フェスティバ ル、道後オンセナート 2018、金津創作の森、水戸芸術館等、国内外での個展やアートプロジェクトにて精力的 に作品を発表している。
2020 年には著書の「浅田家」、および「アルバムのチカラ」(2015 年赤々舎刊)を原案とした映画 『浅田家!』が全国東宝系にて公開された。
開催概要
ジミー大西「ホームタウン」富山展
開催日程:2025年3月14日(金)~ 3月30日(日)
会場:富山市民プラザ 2階アートギャラリー
(富山県富山市大手町6-14)
開館時間:10:00~18:00
※入場は閉場の30分前まで
料金:
【前売】大人 1,000円/中高生 800円/小学生以下 400円
【当日】大人 1,200円/中高生 1,000円/小学生以下 600円
※小学生以下は3歳より有料
※前売券の取り扱いは3月13日(木)まで
主催:富山テレビ放送 (株)富山市民プラザ
※会場にて、展覧会グッズ販売や複製版画の受注販売もあります。
ホームページはこちら
<サイン会>
日程:3月15日(土)・16日(日)・29日(土)・30日(日)
各日:1回目…11:30~12:30/2回目…14:00~15:00
場所:富山市民プラザ内
※当日に「ジミー大西作品集」をお買い求めいただいた方に整理券配布
※作品集購入者対象 各回先着100名様限定
※サインは作品集にのみ対応
★その他関連イベントを開催予定。詳細はホームページをご覧ください。