『M-1グランプリ2024』決勝進出コンビの真空ジェシカ(川北茂澄、ガク)とジョックロック(福本ユウショウ、ゆうじろー)によるツーマンライブが、2月17日(月)に大阪・YES THEATERで開催されました。その名もズバリ、『真空ジェシカとジョックロック』と題されたライブでは、それぞれのネタだけでなく、コンビを入れ替えた“シャッフル漫才”や企画コーナーを披露。2組が醸し出す世界観が絶妙に混ざり合い、ここでしか見られないファン必見のライブになりました。

ジョックロック・ゆうじろー“東京ギャグ”を披露!?
オープニングはジョックロック、真空ジェシカの順で舞台へ。川北はすっかり定番になった“吉本新喜劇ィズ”の法被を着て登場しました。フリートークで川北が、「真空ジェシカのラジオ父ちゃん」(TBSラジオ)にジョックロックが出演した回が好評だったと話すと、ジョックロックの2人は嬉しそうです。
そして全員そろって右手を右胸にあてて、ママタルトのギャグ“まーごめ”で挨拶。さらに、全国を回っている『M-1グランプリ2024スぺシャルツアー』でゆうじろーが手ごたえを感じたという“東京ギャグ”を披露したところ、川北からダメ出しされる一幕もありました。

そして2組の漫才がスタート。ジョックロックのネタ「ホラー映画」で何役もこなして繰り出すゆうじろーのボケを、福本がひとつ残らず拾います。その“解説ツッコミ”で、より情景がクリアになり、怖くておもしろい“学園ドラマ”を繰り広げました。
続く真空ジェシカのネタは、朦朧とする教頭先生を演じる川北に、ガクの「寝ろ!」というストレートなツッコミが響き渡ります。終始、朦朧としていた川北も最後はびしっと敬礼! その敬礼も実は……とガクが解説すると、会場からは芸の細かさに感心の声が上がりました。


「アンジェラ・アキに見つかるな」!?
次は、それぞれのコンビのツッコミを入れ替える、この日限りのシャッフル漫才です。ネタはいずれも『M-1グランプリ2024』の決勝でのもの。まずは、ジョックロックのネタ「医療ドラマ」をガクがツッコミになって披露します。いつもとは違うツッコミに、徐々に調子を狂わせるゆうじろー。福本らしさを取り入れたガクなりのツッコミは必見です。
次は真空ジェシカのネタ「商店街」を“ツッコミ・福本バージョン”で。福本は自らの“解説ツッコミ”で真空ジェシカのネタの世界に深く潜り込みます。そんな福本の分身になり、影になる川北。その変幻自在ぶりもウケていました。


最後は企画コーナーです。福本が「関西MC界の重鎮です」と紹介すると、令和喜多みな実・河野良祐が登場。コーナーも2組のネタから着想を得たもので、まずはジョックロックのネタから「マイナンバーカードから読み取れました!」という企画です。
マイナンバーカードから読み取ったという間違いだらけのゆうじろーのプロフィールを正しく完成させるもので、福本、川北、ガクの“大喜利センス”が炸裂。ゆうじろーは広い心で3人のひらめきを受け止め、悪ノリが過ぎればフォローする優しさも見せます。

続いて、真空ジェシカのネタから「アンジェラ・アキに見つかるな!」のコーナー。1人がネタの一部を再現している間に、残りの3人のうち1人がスクリーンに映し出された「指令」を実行します。誰が指令を実行したのかを、ネタを再現していた者が当てるというもので、ここでもゆうじろーが大活躍しました。
それぞれの世界観を変えることなく絶妙に融合し、ときおり猛毒のような笑いも生み出した「真空ジェシカとジョックロック」。全編を通して“末っ子感”丸出しだったゆうじろーも印象的で、福本、川北、ガク、そしてMCの河野は、“みんなの弟”をかわいがる“兄”たちの様相を呈していました。

ツーマンライブ「真空ジェシカとジョックロック」は2月24日(月)23:59までオンラインで見逃し視聴ができます(チケット販売は同日正午まで)。その期間の好きなタイミングでFANYIDメンバーは24時間/プレミアムメンバーは72時間、見逃し視聴をお楽しみいただけます。
FANYオンラインチケット(配信)はこちらから。