田村淳が岸和田城のPR大使に! 雪が舞うなか100人の武者行列で「岸和田城を落としました!」

お城マニアとして知られるロンドンブーツ1号2号・田村淳が、大阪府岸和田市の岸和田城PR大使に就任しました。2月24日(月・祝)に開催された岸和田城天守復興70周年記念イベント「岸和田城冬の陣」に参加し、総勢100人の武将隊が紀州街道を練り歩く「岸和田城武者行列」に“大将”として出陣! 岸和田城に到着後、任命式に出席しました。

出典: FANY マガジン
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「エイエイオー!」掛け声とともに淳がいざ出陣!

1954(昭和29)年の天守復興時以来、70年ぶりに復活した武者行列には、一般公募で集まった子どもたちや全国各地の武将隊合わせて100人が集結。淳は、NHK大河ドラマ『功名が辻』(2006年放送)で岸和田城主・中村一氏を演じたことが縁で、大将としてこの武者行列を率いることになりました。

幾千万ものタコが紀州勢を追い払ったとされる「蛸地蔵伝説」ゆかりの寺、天性寺を起点に紀州街道、岸和田城大手門跡など岸和田城廃城前から存在する歴史ある経路を本丸まで約1キロにわたって練り歩くコースです。

武者行列には岸和田市の岸勝志副市長と波積大樹副市長も参加。天性寺で行われた出陣式で、波積副市長が「100人のもののふのみなさん! これより出陣します! 大将の田村淳殿よろしくお願いします!」と口上を述べると、淳が「承りました! 皆の者! 出陣じゃ! エイエイオー」と、威勢よく受け、いよいよ出陣!

出典: FANY マガジン
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出陣を告げる法螺貝が鳴り響くなか、甲冑姿で馬にまたがる淳に沿道から「かっこいい!」「頑張って!」とたくさんの声援がおくられます。馬の背から行列や観衆を目にした淳は、「すごい景色!」と感動している様子。歴史ある街並みが映える紀州街道にさしかかると、行列の上にハラハラと雪が舞い、さながら映画のワンシーンのような雰囲気です。

市役所前では沿道の人も参加して、エイエイオーのかけ声で気合いを入れなおし、岸和田だんじり祭りで有名な「こなから坂」の勾配も颯爽と馬を乗りこなす淳。沿道には“中村一氏コール”で歓迎する人や、のぼりを掲げて応援する人もいて、淳は、凛々しい姿で集まった観衆に手を振っていました。

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「馬に乗って入城したのは初めて」

岸和田城の前に武者行列が勢ぞろいすると、淳の岸和田城PR大使任命式が始まります。岸副市長から「岸和田城の魅力や情報を世界へ発信してください」と委嘱状が渡されると、淳は「ありがとうございます! 謹んでお受けいたします!」と真剣な表情で受け取り、「岸和田城を落としました!」とひと言。集まった観衆から大きな拍手が送られました。

淳は、お城の観光大使を務めるのは今回で9城目となることに触れながら、「全国にはたくさんのお城がありますが、大好きなお城しか、観光大使の仕事は受けていません。これから、岸和田市のみなさんが愛している岸和田城の魅力を僕なりに全国に発信していきます」と意気込みを語りました。

出典: FANY マガジン
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「みんなが『殿ー!』って言ってくれたのが、すごくうれしかった」という淳は、「いままでいろいろなお城を巡っていますが、馬に乗って入城したのは初めて」と興奮気味。『功名が辻』のときは、撮影前に3カ月も乗馬の特訓を受けたにもかかわらず、1年間の撮影期間中、一度も馬に乗るシーンがなかったそうで、「今回は武者行列で馬に乗れたのがうれしくて。みなさんのおかげで馬の練習が生きました!」と満足そうに語りました。

最後に岸和田城の見どころについてアピール。「天守の大きな破風(はふ)や、当時のまま残る石垣が岸和田城の魅力です。歴史がつまっているので、訪れた人はぜひ注目してほしいですね」と愛情たっぷりに説明しました。

出典: FANY マガジン
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