親子で楽しみながら“おかね”について学ぶイベント「親子で学ぼう! おかねってなぁに?」が、3月22日 (土)に東京・二子玉川ライズで開催されました。ステージイベントでは、金融庁の公式キャラクター“つみたてワニーサ”とキッズチアによるパフォーマンスや、子どもたちに大人気のお笑い芸人、ジョイマン(高木晋哉、池谷和志)、バンビーノ(藤田ユウキ、石山タオル)、ヨネダ2000(誠、愛)が“おかね”にまつわるショーを披露。来場者は、親子でクイズなどに参加しながら楽しく学びました。

“ワニー参事官”が東京都と初名刺交換!
今回のイベントは、金融庁と東京都が共催し、吉本興業が企画・実行支援したものです。金融庁が取り組む「金融経済教育の普及・推進」を目的に、子ども・若者に対する金融教育・金融包摂の推進のための国際的な啓発活動「グローバル・マネー・ウィーク」の期間中に開催されました。
ステージイベントは、加藤勝信内閣府特命担当大臣(金融)の挨拶で幕を開けました。
「人生にはさまざまなライフイベントがありますが、国としては皆さまがより豊かな暮らしを実現するためにライフプランを立て、それに応じた家計管理や資産形成に取り組むことを応援していますし、子どもたちが金融を通じて社会や経済の仕組みを学ぶことも重要だと考えています。そのため、金融庁はこの春より金融経済教育の全国キャラバンを展開していきます。本日はその第1弾イベント。みなさん、ぜひ楽しい学びの時間をお過ごしください」

ステージには、加藤金融担当大臣が東京都の中村倫治副知事(小池都知事の代理)に紹介したい“金融庁の職員”として、つみたてワニーサが登場。NISA(少額投資非課税制度)を普及させてきたワニーサは、その功績を称えられ金融経済教育も担当する参事官、「ワニー参事官」に任命されました。
名刺交換では、急遽別の公務で欠席となった小池都知事もワニーサに会えるのを楽しみにしていたということで、中村副知事から小池都知事の名刺を受け取ることに。初めての名刺交換に少し“緊張気味”のワニーサですが、無事に名刺交換を終えると、会場の子どもたちから拍手が起きました。
この春から、ワニーサが全国をまわり、各地の知事らを訪問しながらイベントを開催します。ワニーサの出発を応援するためにキッズチアが駆けつけ、キッズ×ワニーサがコラボしたダンスパフォーマンスを披露しました。


子どもたちがバンビーノと一緒に“ダンソン”!
続いて、ステージにジョイマンやバンビーノが登場すると会場の子どもたちは大喜び! 高木は登場するなり、「みんな〜、こんにちは 焼きちくわ!」と軽妙なダンスとラップを披露します。さらに日本証券業協会のマスコットキャラクター「とうしくん」や、“おかねの先生”でもあるJ-FLEC認定アドバイザー・川口由美さんも登場しました。

「芸人は収入が不安定なので、貯めていかなきゃいけないなと思ってます」(ジョイマン・高木)、「海外旅行に行きたいので、妻が貯金してくれてます」(バンビーノ・石山)と、それぞれのおかねに関して話していると、突然、ステージに稲光が!
雷鳴とともに現れたのは、「おかねの管理が大っ嫌いで無駄遣いが大好き」な“ブラックワニーサ”(ヨネダ2000)です。とうしくんを人質にとり、イベントをぶち壊そうとする2人を追い出すために、ここからおかねにまつわるクイズが始まります。
「おかねは自然に増えるので、ほしいものは全部買えばいい」「クレジットカードやバーコード決済は、いくらでも買い物ができる魔法のカードである」といった質問に、会場の子どもたちは次々と正解。


だんだん弱ってきたブラックワニーサを倒すために、最後はバンビーノとジョイマンがワニーサとコラボネタを披露! 子どもたちがバンビーノと“ダンソン”を一緒に歌ってワニーサが子どもに“ニーブラ”されたり、ジョイマンがおかねについてのラップで子どもたちを楽しませたりすると、ブラックワニーサは笑いの力に負けて退散しました。
資産形成や投資を始めたほうがいいですか?
ここからはヨネダ2000の2人も加わって、おかねの疑問・質問に答えるコーナーへ。
「どうしたらお小遣いをたくさんもらえるようになれますか?」という質問に会場の子どもたちから「テストを頑張ったら」「パパやママが仕事でたくさん頑張ったら」などの意見が出ます。川口さんは「勉強やスポーツ、お手伝いなどを頑張ったらたくさんもらえるようになるかもしれないので、お父さんやお母さんと話し合ってみましょう」とアドバイスします。

バンビーノ・藤田からは「子どもに『お小遣いが足りないからおかねちょうだい』とよく言われますが、どうしたらいいですか?」という質問が。すると川口さんは「お子さんにお小遣い帳をつけてもらって、しっかりおかねの管理をしてもらいましょう。まずはおかねをちゃんと使えているのかどうか、そこから話し合ってみてください」と語りました。
ジョイマン・高木は「NISAや資産形成についてよく聞きますが、子どもや家族の将来のために資産形成や投資を始めたほうがいいですか?」とたずねます。川口さんが「つみたてNISAから始めるのがいいと思います。投資には向いていないおかねもありますので、お財布事情に合わせてやってください」と答えると、高木は「はい! ジャスミンハイ!」と力強く返事しました。

ジョイマン・高木「いまの子どもはすごいな」
イベント終了後、出演した芸人たちはそれぞれこう語ります。
「いままでおかねに無頓着だったんですけど、勉強になってよかったです。NISAも始めてみようかなと思いました」(ジョイマン・高木)
「妻とNISAをやってるんですけど、これまでは漠然とやってたので、ちゃんとやろうと思いました」(ジョイマン・池谷)
「便利な時代だからこそ、親子の話し合いのなかでおかねの感覚を身につけていくことが大事なんだなって思いました」(バンビーノ・石山)
また、イベントに参加していた子どもたちについて、「僕が子どものころはおかねのこととかそんなに考えてなかったんで、いまの子どもはすごいなと思いました」(ジョイマン・高木)、「令和の時代は小さいときからおかねについて学ぶようになったんだな、って」(バンビーノ・藤田)と感心した様子。
バンビーノ・石山は「“おかねについて勉強する”というと、どうしても小難しくなるイメージがあるけど、おかねのことを入れ込んでネタをすることで、ちょうどいいバランスでできたんじゃないかと思う」と語りました。

この日のイベントでは、ステージ以外に中央広場のブース出展も大充実!
小さい子どもでも楽しめる“うんこ先生”による「うんこお金ドリル」や、ワニーサグッズがもらえる「ワニーサ輪投げ&スタンプラリー」のほか、“デジタル体験で楽しく学ぶ金融経済教育コンテンツ”と称し、「ゲーミフィケーションで学ぶ『Ray’s Blog レイのブログ』」や「マインクラフトで学ぶ『クエスト・オブ・ファイナンス』」「かわいいキャラクターで学ぶ『Finance Fantasy』」など、たくさんのブースが家族連れで賑わっていました。