大阪の新たなエンタメ空間「よしもと道頓堀シアター」は“海外の劇場”みたい! 飲食しながら「客席と距離が近くて、お客さんの顔がハッキリ見える」

吉本興業の14カ所目の劇場となる「よしもと道頓堀シアター」が、3月26日(水)に大阪名物“くいだおれ太郎”がシンボルの「中座くいだおれビル」内オープンしました! この日は、こけら落とし公演として「OPEN記念! よしもと道頓堀 お笑いライブ」と「Yoshimoto Comedy Night OWARAI」を開催。芸人たちの囲み会見も行われ、新しい劇場を盛大にアピールしました。

出典: FANY マガジン
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ネタを見ながらお酒や食事を楽しめる!

「よしもと道頓堀シアター」は、飲食しながらお笑いが楽しめる“レストランシアター”。注文したフードやドリンクは、バーエリア、劇場内ともに飲食可能です。「淡路ビーフカレー」(1,000円)や「手ごねハンバーグのロコモコ」(1,000円)、カクテルなどのアルコールに合うおつまみ(480円~)までバラエティ豊かなメニューが用意されています。

劇場内のすべてのイスにドリンクホルダーを設置。後方にはテーブルが設置されたソファ席もあります。キャパシティは87~126席で、ステージとの距離の近さも魅力です。

出典: FANY マガジン
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「OPEN記念! よしもと道頓堀 お笑いライブ」の最初のステージには、矢野・兵動(矢野勝也、兵動大樹)、スーパーマラドーナ(田中一彦、武智)、兼光タカシ、祇園(木﨑太郎、櫻井健一朗)、すゑひろがりず(南條庄助、三島達矢)、吉田たち(こうへい、ゆうへい)、ドーナツ・ピーナツ(ピーナツ、ドーナツ)、ジョックロック(福本ユウショウ、ゆうじろー)、ななまがり(森下直人、初瀬悠太)が出演し、漫才を中心にネタを披露しました。

トップバッターを飾った祇園・木﨑は、登場するなり最前列のお客さん全員にハイタッチ。さらに「お笑いを見るのは今日がはじめて」という人に自らの生写真をプレゼントし、演者と客席の近さをアピールします。

すゑひろがりずは、「開店おめでとうございます!」と景気良く鼓を鳴らし、「よ~~!」でお祝い。トリをかざった矢野・兵動は、「みんな(劇場が)オープンするの知ってたん? 俺ら知らんかった!」と笑わせながら、遠方から訪れたお客さんとの掛け合いを楽しんだあとは、さすがのしゃべくり漫才で締めくくりました。

外国人のお客さんも“OWARAI”に大喜び

夜公演は、英語とノンバーバル(非言語表現)の“インバウンド向け”ショー「Yoshimoto Comedy Night OWARAI OSAKA」です。これまで東京・渋谷や大阪・新世界で公演を重ねてきたショーがパワーアップし、新シアターの船出を飾ります。

登場したのは、くまだまさし、ビコーン!(樋口秀吉、前田志良)、ジャルジャル(後藤淳平、福徳秀介)、もりやすバンバンビガロ、トップシークレット(まさじ、とも)、とんぺてぃーず(きのした先生、たかしろ)、ウエスP、らいおんうどん(ガオ~ちゃん、しげみうどん)、キャツミ、清川雄司です。

SNOBつねがDJで盛り上げると、客席から拍手とコール&レスポンスが起きてノリノリに。MCを担当した吉本新喜劇ののぶよしは、流暢な英語で「どこから来ましたか?」と客席の外国人観光客に話しかけます。「飲食・動画撮影・写真撮影OKです!」と英語で案内してショーがスタート。

「とてつもない才能をもった芸人です!」とのぶよしが紹介したのは、『UNDER5 AWARD 2024』2代目王者の清川雄司。ハーモニカを口の中に入れて、フラフープをまわしながら繰り出す紙切り芸で観客のド肝を抜きます。

“旅行カバン”パフォーマンスで、ギネス世界記録を獲得するなど、世界で活躍するビコーン!は、前田がカバンに入ったままバランスボールやなわとび、フラフープなどに挑戦。前田が最後まで姿を見せなかったので、のぶよしが「中には動物ではなく、小さいおっさんが入っています!」と英語で解説する場面もありました。

休憩を挟んだ後半は、TikTokのフォロワー数220万人を誇るシャルロットによるダンスパフォーマンスからスタート。巨体を揺らしながら繰り出される軽やかな動きに、お客さんの目が釘付けでした。

ひときわ大きい歓声を浴びたジャルジャルは、ステージが明転すると“変なカットスタイル”の美容師コントを披露。海外で単独ライブを行う彼らは、英語コントもお手のものです。

「サプライズショータイム!」と元気よく飛び出したくまだまさしは、英語と日本語を織り交ぜながら、キャッチーな芸で笑わせます。参加してくれたお客さんにポスターやノート、お面など自らのグッズを大盤振る舞いしました!

SNS総フォロワー数2100万人越えのウエスPは、ラスベガスから帰国直後の出演。海外から引っ張りだこの鉄板芸“テーブルクロス引き”で沸かせます。ウエスPの“キメ顔”やつたない英語で客席は大爆笑。最後は、局部に置いたクロスを引く「ベリーデンジャラス」な芸を見事成功させ、大きな拍手を浴びました。

トリを飾ったのは、吉本を代表する大道芸人、もりやすバンバンビガロ。盛り上がりすぎて、すでに終演時刻がすぎていることに焦りながらも、ステージに招いたお客さんとともに次々とマジックや大道芸を披露。最後に、ジャグリングしながらルービックキューブを完成させるという大技を成功させると、どよめきが会場を包みました。

みんなで飲みながら“オールナイトライブ”!?

囲み会見には、スーパーマラドーナ、シゲカズです、ツートライブ(たかのり、周平魂)、くまだまさし、ウエスP、ビコーン!、もりやすバンバンビガロが登壇し、MCはのぶよしが務めました。

この日、2ステージに登場したスーマラ・武智は「すごくいい劇場です! 会場が横に広いので、左右に目線を配るようにしました」とコメント。相方の田中は「客席と距離が近くて、お客さんの顔がハッキリ見えるから、スベったらめちゃわかる……」と話して笑わせます。

スーマラの2人は、英語漫才を練習中だそうで「衣装はどうしたらいいと思う?」と芸人たちに相談。すると海外でスタンドアップコメディの経験もあるのぶよしが、「ぜひスーツ姿で漫才を世界に発信してほしい!」と力強く語りました。

出典: FANY マガジン
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くまだまさしは、ハリウッド俳優のトム・クルーズに「エクセレント!」と絶賛されたというサムライネタを記者の前で実演。爆笑を起こすと「ここに来てくれたすべての人に笑っていただきたい」と意気込みました。

海外公演経験が豊富なウエスPは、「台湾で単独ライブをやったときの劇場と似ています。外国人のお客さんもたくさん来てくれるんじゃないかな」と期待を寄せます。もりやすバンバンビガロは「身振り手振りをよく見てほしいので、この距離感はいちばんやりやすいかも」と話しました。

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一方、海外の公開オーディション番組「ゴット・タレント」に出演しているビコーン!・樋口が、「本番までにネタを試す場所ができてありがたいです!」と目を輝かせると、武智に「ここも本番や!」とツッコまれます。

「よしもと道頓堀シアター」で4月に公演するシゲカズですは、無配信だからこそできるネタとコーナーを企画中。「配信を意識せずに、攻めた内容にするつもりです。きょうはこれだけを宣伝するために来ました!」とアピールしました。

ツートライブはこの劇場で、毎月単独ライブを開催することが決まっています。周平は「長尺の新ネタと変なコーナーをやります!」と宣伝。たかのりは「みんなで飲みながら、オールナイトライブもやってみたいですね」とヤル気を見せました。

出典: FANY マガジン
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劇場概要

よしもと道頓堀シアター
〒542-0071 大阪府大阪市中央区道頓堀1-7-21 中座くいだおれビル6階

出典: FANY マガジン
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